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理学部(院卒含め)は就職に不利なのでしょうか?

就職に関しては工学部の方が良いのですか?

院に行けば工学部も理学部もあまり変わらないのでしょうか?

拙い文章、質問ですが回答の程よろしくお願い致します。

●質問者: okeat0326
●カテゴリ:就職・転職
○ 状態 :終了
└ 回答数 : 2/2件

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質問者から

ちなみに化学系です。


1 ● なぽりん

就職自体では、理系は文系の一部の学科よりはずっとずっと恵まれています。
院での研究がよくできていれば教授が共同研究先の企業に研究ごと紹介してくれることもあるし、地元の大手企業が開発に例年数人ずつ採用してくれることもある、それは理学部も工学部もあまりかわらない状況です。

ただ、純粋理系(理学部も工学部も)は、文系の一部目立つ職業よりは生涯賃金の平均値が高くないとされているのは本当です。http://next.rikunabi.com/tech/docs/ct_s03600.jsp?p=000352
4卒理系はあまり喜ばれないのかなーとおもってしまうでしょう。
が、調べると実はいろいろな分野があり、給料や中の良い企業もとなりの研究室でも大違いになります。めちゃくちゃ個性豊かなのが理系の特徴です。

企業在職中の研究でノーベル賞をうけた田中さんや中村さんもそれぞれ理学部・工学部にあたる大学を卒業してから、会社で授賞研究をはじめています。
大学の研究は国家予算の都合で肩身が狭く、学生も教授もしょっちゅういれかわる。
理系人は国立大学の院にいって半人前、企業なり国や地方自治体の研究所にいってようやく一人前な感じが多いです。
ですから生涯研究者でありたいのなら、その前段階として院へ進学することはおすすめです。

純粋理系でも人とコミュニケーションをとることもすき(苦にならない)人は医者にいけとすすめられます。つまり理系文系がごちゃまぜになった職業の代表格は医者です。どこの地方でも医者は需要があるので、医学研究とか研鑽もどこにいてもできるわけです。ただし、4年ではなく6年で卒業し、国家試験を受かってようやく医者になれる。院(修士)とおなじ長さの勉強期間を医者は最初から強制されてるわけです。それとおなじことだといって親を説得できるなら院でいいでしょう。

でも理学・工学は、本当に多様化され細分化されているので、4年間で「何」をやりたいかという気持が大事になります。もちろん院への準備期間としてすごすだけとわりきれればよいでしょう。ただ、院にいっても全員かならず研究者になれるものでもありません。
狭い研究分野だと「日本に4人くらいしかこの研究をしている人はいないが、それでもう国家予算や企業予算をつかいはたす分野」もあります。そのうち1人が引退しないとその研究における研究者の就職枠がまわってくることは絶対にありません。というか4人のうち半分が来年首になってることも、逆に倍になってることもあるのが研究者です。とても不安定で勇気と才能と情熱が必要な職業です。
自分の性質のバランスにあった天職をみきわめ、研究者になりたいのなら、どの研究がよくて、その研究でトップを走っているのはどこの企業とどこの大学のどこの学部との提携研究か…という風にしらべていくことが大事です。(したがって、学部4年生になってから院を受験するときに他の大学院をうけることもあります)

研究分野にこだわりがなく、不安定がイヤでサラリーマンになりたいのなら、学部4卒での就職、修士卒での就職、院中退での就職など、区切りごとに就職をかんがえていくほうがよいです。国家公務員・地方公務員や財団法人、公益団体などでも毎年一定の採用があり、公平な試験で採用され、それなりに身分が保証されますので、研究者ほど研究者ほどエキサイティングではありませんが研究者ほど不安定な身分でもありません。

結局は社会の需要と自分が提供できる力のバランスです。脳みそがそこにあってブドウ糖をあたえてでてきた答え(思ったこと)だけで金をかせぐことはできません(それはいずれすべてコンピューターにとってかわられます)。インプット(論文を読む、学会を聞く、実験をして結果を見る)してその情報をもとに考えて、考えたことをアウトプットする(論文を書く、発表する、その他のあらゆる行動)のくりかえしのことを経験と呼びますが、その経験をつむことができるのが人間の強みでしょう。経験のつみかさねで、一人一人違う人間、一人一人違う働き方(キャリア)、一人一人ちがう給与ができていきます。学校の粒ぞろいな人間をつくる圧力と社会は全く違います。

4卒であれば、理学部、工学部との学部にこだわる必要はあまりなく、職業からおおまかに逆算する程度でよいことになりますし、職種を選ぶことにより路線変更も随時可能です。4卒、院卒、中退、就職、転職、結婚、(出産)…それぞれの時点でなにが自分にあってるかを、よくみきわめる(みきわめてもらう)ことが必要になります。(余談ですが女性だと工学部はちょっと面倒なものがありますが、化学系は女性が多いです。小学校?高校の化学実験は料理ににている部分があるのですが、実は最先端の化学研究はコンピューター技師とか工場建設技師ににています。)。

言葉で説明してもあまりイメージしにくいとおもいます、あとは夏休みの大学見学で、研究室までを見に行って、どんなふうにやっているのか確認しておくしかないとおもいます(なお、大学見学のうちの大講義室における講義は、研究者が教育者のフリをしてみせているだけ(猫をかぶるのがうまいか、ヘタかの違い)なのでほとんど参考になりません。学生の様子をよく見ること。生活の様子、学会発表はどうしているかなどをきいておく)。ご参考まで。


2 ● diIutionist

工学部のほうが就職では有利だという話はよく聞きますね。
就職で少しでも有利になるほうを取りたいなら、工学部系で良いんじゃないでしょうか。
ただ、漠然と学部学科の名前だけで選ぶよりは、具体的にどんな研究室があってどんなことをやっているかまで調べて選んだ方が良いのでは。
(もっとも、行きたい研究室に必ず行けるかというとそうでない場合もあるけどね)

理工学部や工学部は就職先が多く就職に有利、強いが後悔する学生も多い? - 就職しないで、ブロガーになった人のBlog

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