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今日見て不思議に思ったんだけど、どうして夕方ごろに見る山は遠くの方が白くなるの?空の一番上が水色で、だんだんオレンジや赤になって、そのすぐ下に見える一番奥にある山のこと。

●質問者: keikostar
●カテゴリ:科学・統計資料
○ 状態 :終了
└ 回答数 : 4/4件

▽最新の回答へ

1 ● miharaseihyou

たぶん西にある山を見たんだと思う。
山の頂上付近は日が暮れるのが遅い。
付近の景色は既に日が暮れているが、白く見えた場所は陽光に照らされている。

人の目は明暗順応で付近の明るさに適応するが、適応できないほど明るい物は白抜けしたように見える。
実際には昼間に見れば細かい山襞や木々の色の模様が見えるはずの遠くの山の山頂付近だが、夕暮れ時の暗い景色に順応した目では白く見える。


keikostarさんのコメント
回答どうもありがとうございます! 目が暗さに適応し始めると、明るいものが正確に見えなくなるんですね。 ということは別に靄やなにかがかかっているわけではないんですね?!

質問者から

https://www.tokairadio.co.jp/archives/018/201412/5481739db297b.jpg
こういうの。


2 ● たけじん

夕方、日が落ちて急激に地表面が冷えると、薄い靄・霞が発生します。そのため、遠くのものは少しかすんで見えることになります。
高度が高くなると、温度変化が少ないので、霞が発生しにくくなり、遠くの山の山頂は、少しはっきり見える傾向があります。(山の高さによりますが…)
さらに、背景の空が結構まだ明るく、山体が逆光で真っ暗なので、山と観察者との間の霞が際立ってみえることもあります。霞には、まだ明るい上からの空の光が乱反射していますから。
とりあえず、写真のような状態は、晴天の日の日没直後に急激な温度降下によって生じた霞に落日直後の残光を乱反射した光が、逆光を背景とした山体の黒い部分に重なったため観測されたもの、と言えるでしょう。
(気象条件で、霞まない時も、全然見えないくらい霞んでしまうときもあると思われます。曇りの日の様子とか、逆光にならない東の空はどうかとか、いろいろ観察してみてください)


keikostarさんのコメント
回答どうもありがとうざございます! 目の錯覚(?)的なものだけでなく、霧も発生してるんですね。 白くならないときもあるということで、昨日のわたしはラッキーでした。それが分かってうれしいです!

3 ● hathi

普通?は、夕方の山は、周囲よりも黒く見えます。それは、周囲の空では太陽光が散乱して青く見えたり、赤く見えたりするのに対して、山の部分では太陽光が吸収されて山肌などで反射する光量が少ないため、暗くなってしまうからです。
http://minoueda.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2015/12/31/dsc04135chr40for50sd_2.jpg
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/90/d8745821f032d06dfe4dd52c94d0fe6f.jpg
http://p-diary.com/img/n-9.jpg
これには、太陽光が射す方角が山の向こう側なので、こちらから見れば日陰になっている部分を見ていることも関係しています。

空が青と赤に見える理由については、本題とは関係がないですが、多少の説明がされているサイトがあります。 http://www.fujitsu.com/jp/group/labs/resources/tech/techguide/list/photonic-networks/p08.html http://www.fujitsu.com/jp/Images/p08-06_tcm102-1761940.gif http://www.fujitsu.com/jp/Images/p08-07_tcm102-1761943.gif http://butterflyandsky.fan.coocan.jp/sky2/skycol/sanran2.jpg http://butterflyandsky.fan.coocan.jp/sky2/skycol/luna_exp.jpg 太陽がある方向(西)や西の空の曇で反射してくる光は、大気の中の小さな物質で青色系統の光を回りにまき散らかしてきたものなので、見ている人にとっては赤ばかりのように見えてしまうんでしょう。 ところが真上や東の方向、南や北の方向からくる光は、西からくる赤系統が強い光のほかに、それぞれの場所で散乱した青系統が強い光がたくさん入り混じってしまうので、見ている人にとっては青い空のように見えてしまうのでしょう。

ところで、透明なガラス、曇りガラスを通して向こうを見ると、曇りガラスを通して見た場合は、向こうの物が白くなります。湯気や水蒸気を通して向こうを見ても、物は白っぽくなります。 霞がかかっていると、向こうに見えるはずの物が白いものに隠されて見えなくなったり、http://www.daikyo-reform.com/blogmizuide/%E9%9C%A7-thumb-400x300.jpg 薄ぼんやりと山の形が白っぽく見えるだけで、他の色は見えなくなったりすることもあります。http://akatonbo-jo.cocolog-nifty.com/photos/201103takaoinari/20113takao_052.jpg
この画像では、下の方が白くなり、高い所はまあ見えて、上空の空は、青系統です。
http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hirohiro/20160110/20160110172752.jpg http://star-party.jp/wp/wp-content/uploads/2014/12/141228fuji.jpg
この白い部分の濃さがポイントで、白は薄くても遠くにある山は白くかすみ、白が濃いと山が隠れます。 この白く見える原因は、途中にある水蒸気や水蒸気が冷えて極く小さな粒になって空中に漂っていて、そこで光が散乱されるためです。
通常、夕刻になると、地上の温度が低くなります。そのため、地上付近の大気が冷えて、そこにある水蒸気が水の粒になりやすい状態になります。 こうした条件が重なると、その状況によっては、地上付近の大気は微かに霞んでしまい遠くの山は白く見え、その上にある曇は赤く輝き、その周囲も赤く映え、上空は青く澄んでいるということになることもあるでしょう。


keikostarさんのコメント
回答どうもありがとうざございます! ご丁寧に各現象への画像までご用意してくださって、とても分かりやすかったです。 日中に見える白く薄くなって見える山々と、原理はまったく同じなんですね。 条件が重ならない限りは見れないという感じとのことで、来週またそういう山が見たくて秩父へ行くのですが、運次第ってところなんでしょうね。

質問者から

ちなみに、1番目の回答者さんが教えてくださった目の原理?も加わって、2・3番目の方々の説明という解釈でよろしいのでしょうか?



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