旧約聖書はヘブル語。 その理解で良いと思います。
彼らはソロモンの時代に王国を打ち立てますが、彼の死語南北に分裂します。
北王国(後のサマリヤ人)が先に滅ぼされ、やがて南王国(ユダヤ人)も滅ぼされ、人々はバビロンに捕囚されていきます。
その後一部はイスラエルに戻ることが許されますが(自治はあっても独立はしていない)、その時期にもまだ各国に散らばったままのユダヤ人が多く居ると言う状態になります。
結果、ユダヤ人であって、神を信じていても既にヘブル語が読めないと言う人が相当数に増え、当時の国際語であったギリシャ語への翻訳が必要となったと言う事情です。
なお、ヘブル語の聖書に含まれないギリシャ語旧約(70人訳)にのみ含まれる文書もありますが、これは後には聖典に含まれずカトリックでは第二聖典や外典、ユダヤ教でも参考文献扱い、プロテスタント諸派ではやはり聖典としては扱わないところが多いかと思います。
こんな回答で良いかしら?
http://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000067650
部分的に、アラム語で書かれていましたけど、
他はヘブライ語です。
ヘレニズムの時代のユダヤ人は、
ユダヤ教の布教には、
いくらか熱心で、
多くの人が読めるように、
聖書をギリシャ語に翻訳しました。
キリスト教徒は、
かなり布教に熱心だったので、
新約聖書をギリシャ語で書きました。
意味の分かりにくい、変な文章は、
ヘブライ語に直訳したら、
ヘブライ語として読めるようになる場合が多いです。
ユダヤ教は、戒律が厳しくて、
学ぶべき事が多過ぎますので、
新しくユダヤ教徒になった人の多くが、
ユダヤ教をやめてしまいますので、
現在のユダヤ人は、
外国人の友人が、ユダヤ教徒になりたいと言っても、
思いとどまるように言う事が多いです。
https://www.facebook.com/IsraelinJapan
2週間前に回答しましたが、イスラエル大使館に問合わせましょう。
http://q.hatena.ne.jp/1458461323#a1255455(No.2 20160321 08:07:30)
うーんと、匿名回答1号です。
追加で書いた方が良さそうなので、もう少し。
旧約聖書って、長い年月の間に書き続けられたものです。
ユダヤ人の大半がヘブル語を話せない時代にもそれは続きます。
なので、そもそも原点がギリシャ語と言う文書が発生してくるわけです。
その、「そもそもギリシャ語」の部分は、後には聖典に含まれませんでしたよ、歴史上の貴重な文献ではあっても、聖書と言うセットには入れないことに決めたのであって、歴代の文書の集合が聖書であって、はじめから聖書と言う書物があったわけでは無いわけです。
新約聖書がギリシャ語なのもほぼ同様の事情でしょう。ヘブル語(アラム語かも知れませんが)で書いても読めない人の方が多い時代です。
70人訳聖書の日本語訳と言う書物は恐らく無いと思われます。ただ、現在の日本語訳の聖書には、多かれ少なかれ70人訳を参考にしている部分があります。
創世記のヘブル語原文では意味が通らない箇所があるそうで、そこをサマリヤ五書、70人訳、エチオピア語訳等の古い時代にヘブル語原文から訳され保存されたもののうち多くの写本に残されている記述は、恐らく失われたヘブル語原文にあっただろうとされる箇所として採択されていたりします。
カインがアベルに向かって言う台詞「野に行こうではないか」と言う辺りが70人訳(及び他の記録)等から復元された箇所として有名です。
70人訳は、権威付けもあるのでしょうけど、74人(と言う説があります)の学者がそれぞれ込もってヘブル語からギリシャ語に訳し、それぞれを付き合わせたところ、なんと一言一句同じであった、完璧な訳だ!
と言うキャッチフレーズのようなものがあったらしいのですが、実際はそんなわけ無いわけで、誤訳もやはりあるようです。
でも、その誤訳から逆に原文が推測されるようなこともあるそうで(もとの文章は分かち書きされていませんから、例えば GODISNOWHERE と言う文字列を God is nowhere と切るか、God is now Hereと切るかで意味はほぼ真逆になりますが、二種類の訳が頻出すると、元の文字列は推測できると言う話です。)
もっと真剣な答えは、真面目に文献読まないとお手軽回答では書ききれません。(70人訳は手元にありますが……あるだけです、ちょっとしか自力では読めません、やはり解説書便りです)
お近くの神学校に尋ねてみるのが良いかも。(いつかはいきたい神学校)