辞書の定義にしたがうのはいかがでしょう。
http://dictionary.goo.ne.jp/jn/109579/meaning/m0u/
菌やウィルスなどを無力化するのは消毒(殺菌)、虫を無力化するのは害虫除去、動物を無力化するのは害獣除去、でよいと思います。
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なぽりん ●70ポイント ベストアンサー |
多食斎友好=世田介 さんの懸念もわからなくはないです。
たとえば食中毒の場合、一度、食品に菌が働いて、毒素をつくりだしてしまうと、
「煮炊き」したら菌は「消毒殺菌」されますが、
毒素自体は食物の中で消えずに残って、人に害を与える。
といったパターンの食中毒もあります。全然消毒じゃないじゃん。
http://www.spring8.or.jp/ja/news_publications/research_highlights/no_55/
腸炎ビブリオがそれにあたるそうですし、
実は、狂牛病やクロイツフェルヤコブ病も、
感染してプリオンを含む肉は、真っ黒焦げでたべられなくなるまで過熱しないと
毒素にあたるプリオン蛋白が壊れることはありません。
煮炊き程度では毒を消せていないわけです。
(毒だけでなく、本体も。
煮炊きで死なない食中毒原因微生物も沢山います)
全然消毒じゃないじゃん。
また、外傷の場合も消毒は初期の手当としては必要だが、
しつこく消毒ずっとしつづけると、
自分の体からでる治癒のための細胞をも殺すし、
なにより消毒して感想させると傷が余計に痛いということで、
あまりやらない方向になっています。
消毒はしなくてもOK!? あっと驚く傷の手当ての新常識|薬と応急処置|eo健康
これまでの傷の消毒では毒だけを消すというより
みさかいなく殺細胞していたため、
使い方がかわってきたわけです。
さらにちょっと極端ですが、
「なあに、かえって免疫力がつく」は本当だった?適度に不衛生な環境の方が免疫機能が高まることが実証される(米研究) : カラパイア
このような話もあります。
ですので、生活上では、「抗菌」「除菌」などといった、
わりあいに正しい言葉がつかわれるようになっています。
カビキラー アルコール除菌 食卓用|食卓や調理台の除菌ができるアルコール除菌クリーナー|ジョンソン株式会社
でもこれらはすべて民生というか普通の生活上の話です。
紫外線や放射線やオゾンや次亜塩素酸など
苛烈な条件を用いて完全に殺菌・殺微生物し、
さらに酸化に弱い毒性物質であればそれも同時に解毒する。
そういう作業を「消毒」と表示することはたぶん今後もしばらくは残って、
かわらないとおもいます。
医療業界発のジャーゴンなので、一般人が別の言い換えした言葉をつかうか、
敢えてつかわせてもらうならそちらの定義を正しく守るかです。
他にも、未だにバイセップやハムストリングスより上腕二頭筋やひらめ筋だったり、
デザインを意匠と呼ぶようなことは現代的言葉遣いからみれば不合理きわまりないかもしれませんが、
いちいち呼び変えのたびに法律改正するのも大変らしいですから
一般人側がつかいわけてあげるしかないかなと思います。