リポたんぱくだそうです。
コレステロール - Wikipedia
コレステロールの生合成についてかいてあります。
つまり、生きている体のなかでどうやって作成されるかです。
スクアレンという、体内にふつうに存在する物質
(一応、油脂の仲間ですが、サラダ油などとは直接関係ない)から合成されるようです。
まあ、食物以外のものに気を付けろといっても、
たどっていけば人体は100%食物(飲み物も含む)で維持されてます。
光合成などはしていませんよね。
スクアレンもメバロン酸などと遠く原料をさがしていけば、
結局は普段たべているごはんです。
どれか一つを悪者にしたり特効薬にしたりするのは
昼のワイドショーのみのもんたさんだけで十分です。
(卵にかけられたコレステロールの疑いも晴れました)
偏りのないごはんの少しの量をバランスよくおいしくいただき、
適度に運動して調子を保つようにしましょう。
青汁とか麦汁とか、
良薬口に苦しでうってくる健康食品は、
日本人のマゾ気質をつついて儲けているだけです。
悪玉コレステロール(LDL)とは、コレステロールにどんなタンパク質が結合したものでしょうか。善玉コレステロール(HDL)とは、結合しているタンパク質が異なっているのでしょうか。
http://takamidai-clinic.com/?p=11616
http://www.lipo-search.com/lipoprotein/
LDL ≠ コレステロール です。
LDL は Low Density Lipoprotein の名の通り、比重が小さいリポタンパクで、コレステロールを含みます(HDL も然り)。
LDLの測定方法に何種類かあって、算出式に中性脂肪の値があるものは、食後12時間経った後でないと中性脂肪の値が大きくなり過ぎるので測れないが、医療機関などでは、LDLを独自に測定しているので、食後12時間経ってなくても正しい値が出る、というのは本当ですか。そのような測定方法はどのようなものでしょうか。
http://www.j-athero.org/qanda/q_and_A.html
動脈硬化学会の Q&A ページの Q4 が参考になるでしょう。
「医療機関などでは、LDLを独自に測定しているので」というのが、どこ由来の情報かわかりませんが、「LDL直接測定法」のことを指しているのでしょうか。
LDL 直接測定法は、特別な医療機関でだけ実施されているわけではなくて、検査キットもあります。
http://www.seikatsusyukanbyo.com/calendar/2010/000275.php
一応、学会は、基本 F式を使ったを推してます。
先の Q&A の Q4 にもあるように、使い分けようということです。
ハウツー本で調べると、血液中のコレステロールの30%が腸から来て、残りは肝臓から腸に直接来る。更にそのうち、腸内のコレステロールの30%は食物(胃)から来て、残りは胆汁由来、と読めました。ということは、血液中のコレステロールの10%が食物由来、ということになります。たったの10%なら食物以外のものに気をつけろ、と言うことになりますが本当でしょうか。
この場合の「コレステロール」は、LDL、HDLのどちらでしょうか。
そのハウツー本を読んでないので想像ですが、血中のコレステロール全体を指しているのだと思います。
http://polaris.hoshi.ac.jp/openresearch/huyperdipidemia.html
血液中にあるコレステロールのひとつ前はどこ、という話をしてもあまり意味がないということは、ここのコレステロールの代謝の図を見ると、分かったような気分になれます。
後、「10 善玉コレステロールと悪玉コレステロール」のところも。
コレステロールは体を作るために重要なもので、LDL は、それを運ぶために必要な仕組みの一部です。
LDL が悪さをしてるのではなくて、使い切れないくらい余ってるとヤバいという話です。
# 悪玉とか言われて かわいそう
胆汁酸はコレステロールが酸化されて作られますが、動脈硬化がどうこうというときのコレステロールの話に持ち込む意味がないことも分かると思います。