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日本は農耕の文化を持っているのに、なぜ日本の絵本にはオオカミを「怖い」というイメージを持つ絵本があるのか。

●質問者: 匿名質問者
●カテゴリ:芸術・文化・歴史
○ 状態 :終了
└ 回答数 : 1/1件

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1 ● 匿名回答1号

狼は大神とも言われ、田畑を荒らす害獣を駆除してくれる存在でした。
ネズミやウサギなどの天敵として、食物連鎖の頂点に立つ肉食獣だった。
古来、我が国では信仰の対象とされ、各地に大上神社が残っています。

古来、信仰の対象ではあったのですが、物語の世界で怖いイメージを持つ存在でもありました。
妙な習性があって、テリトリーに入ってきた人間のあとを憑けて足音を殺してひたひたと、テリトリーを出るまでですけどね。
子供に怖い話をするのに、狼に食べてもらうとか脅すこともあった。
そんなこんなで、人間と共存関係であったにもかかわらず微妙な感情を持たれていた。

狼絶滅の引き金になったのが狂犬病の流行です。
狼は犬の原種なのですが、狂犬病の犬や狼に噛まれると狂犬病に罹る。
そして、狂犬病の狼に噛まれると人間も狂犬病に罹って死んでしまう。
この時代の狂犬病に対する恐怖が狼のイメージに重なってしまったようです。

残念ながら、狂犬病を怖れるあまり、罹患していない狼まで駆除してしまった時代がありました。
肉食獣は繁殖力が弱い。
テリトリーを追われて個体を殺戮され、日本狼は全滅してしまった。
結果として、ネズミの大発生とかイノシシの増加など、天敵を駆除してしまったのですから生態系のバランスが崩れてしまっています。

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