燃料タンクの蓋を自前で調達したり接着すると、そこから燃料が漏れて引火して火だるまになりますが。むしろ1750円で安全をかわなくていいのですか? すごい考え方をする人が増えたものですね。
ふだんは液体としての燃料が触れないので、何とか治せるとは思いますが、接着では駄目です。
先ず、前提条件として、それほど燃料を満タンにしないこと。
液体が触れれば割れ目から多少は染み出す可能性がある。
こういうときはテープで治します。
要するにグルグル巻きにしてやるだけです。
テープは少し良いのを使って下さい。
私のお薦めは以下のリンクの商品です。
3M スコッチ 強力多用途補修テープ 48mm幅x9m DUCT-09
当然ですが、何年も持つわけありません。
時々チェックして、危なさそうなら巻き直しです。
本体の割れ目部分が変形していない限りは使える手ですが、あくまでも延命策です。
確かに買い換えよりも当面は安くつきますが、リスクもあることは理解して下さい。
なお、接着剤の使用は危ないので駄目です。
燃料は溶剤でもある。
接着剤は溶けて燃料と混ざって故障や事故の原因になる可能性があります。
テープも溶かす可能性がありますが、それほど急激に破損が進む可能性が低いと言うだけです。
ご紹介したテープは特殊繊維がすき込んでありますから、気温が高い悪条件下でも一気には溶けないでしょう。
接着で使えるのは熱溶融式のホットメルトやピタガンでしょう。
ただ、この商品は、フタの基材と質が違いすぎるので、接着面が遊離する可能性が高い。
また、ホットメルトに使われるプラスチックは軟質で、燃料には弱い。
燃料に直接触れるのであれば、すぐには溶けなくても徐々に溶けます。
溶けたら、たぶん、キャブが詰まる原因になるんじゃないかな?
燃料キャップの材質は強化プラスチックですが、硬いので割れやすい。
日光にも当たる機会が多いと思うので、劣化しやすい。
最初から養生にテープを巻いておけば良かったと思います。
応急処置として穴埋めに使えるとは思いますが、長期間の使用はお勧めできません。
SK11 ボンドガン ピタガン 木材 紙 皮革 プラスチック用 GM-100