「ノルマ以外に従業員全員にインセンティブを与える方法はあるか?」という意味でしょうが、
合法的なものだけでも賞与(ボーナス)、社内賞、新しいものではストックオプション、年俸制など多種多様の方法がすでに成り立っているはずです。
現在違法となっている手段もたくさんありますが(それこそ共産主義だろうが資本主義だろうがその他の形式の政府であろうが、人類はいろいろしでかしてきましたね。)、ここでは触れません。
営業秘密の漏洩防止について経済産業省がマニュアルをつくって配っているのですが、
最終的に労使関係が悪化してしまえばどんなことがおこっても不思議はない。
社員同士の関係を大事にすることが一番だ。という前提でした。
労使関係の良い会社は報道されて炎上したり
応募者が殺到して選別しなければならない手間を好まないので、
ひっそりと存続しています。
ノルマはノルマでもノルマ違いかな。経済そのものは需要さえあれば回ります。
その需要を満たすために生産する者がいるわけですが、
薄利多売型の生産形態であるならば、従業員に生産ノルマを課し、
一定時間に一定数量以上の商品を生産しなければ採算が合わなくなるでしょう。
この意味であればノルマは確かに必用と言えます。
三菱自動車のケースは、
基準のクリアという技術目標にノルマが課せられた例といえるでしょう。
生産ノルマとは根本的に異なります。
PCデポのケースは販売ノルマですね。
需要も無いところに販売ノルマを課せば、
従業員が押し売り同然の手段に走るのは当然の帰結といえます。
> ノルマ無しで資本主義は成り立つことがあるのでしょうか?
建設用重機や医療機器の製造など、
元々の需要が少ないものの例を考えれば自ずと答えが出ると思います。