よくあることみたいですよ
日本人の著者が国際的なジャーナルに研究論文を投稿するプロセスにおいてしばしば直面する困難があります。査読者から論文受理の条件として英語の表現や語法を改善するように指摘されるケースです。ところがその論文を投稿する前にすでにネイティブスピーカーに校正してもらっていたら、それは著者にとって混乱や不満の元となるばかりではなく、ネイティブの校正者の能力までをも疑いたくなる状況と言えるのではないでしょうか。しかし実際には、英文校正の質とは直接関係のない理由によってジャーナルの査読者や編集者が英語のレベルについて批判的なコメントをすることがよくあるのです。
査読者から英語の質を批判されました。対処法は? - 科学技術論文の専門家:株式会社フォルテ
英語の改善を言われたが、既にネイティブチェックを受けている場合
英語を母国語としない査読者からよくある指摘です。彼らは、英語のネイティブでない著者には「英語を直せ」とさえ言えばいいと思っているようです。
回答文ライブラリー ・ サポート ・デジタルメディカルコミュニケーションズ(DMC株式会社)
査読者より「英語に問題がある」とのコメントがありました.
御社にて英文校正して頂いた原稿を、あるjournalに投稿したところ,査読者より「英語に問題があるのでNativeに見てもらうように」とのコメントがありました.校正原稿を受け取った時には,かなりしっかり見ていただいていると思っておりましたが,どういうわけでしょうか?
JAM Post - よくある質問
私も同じような経験があり、校正を依頼した会社に苦情を言って、対応を求めたことがあります。査読者のコメントとリジェクトされた原稿を調べたところ、原稿自体の英語の水準は、国際誌に求められるレベルにあるが、一方で、査読者の英語が明らかにネイティブではないとのことでした。同僚のアメリカ人も、過去に「英語がひどい」と書かれたことがあるそうなので、当たった査読者が悪かったのかもしれません。
私も信頼できる英文校正会社を探して旅をしている状態なのですが、最近短い原稿を校正したManuscripteditは、これまで使ってきた中でも良い方だと思います。ただ、英文校正は当たった校正者にもよると思うので、良い校正をしてくれた場合、次回も同じ校正者をリクエストするなどが必要になるかもしれません。