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洋辛子 ●300ポイント ベストアンサー |
???「ナイだわさ!ナイだわさ!あたしのイレカワールがナイだわさ!」
突然煮干しを食べ出したぐらいじゃ、「煮干しがマイブームなのかな?」程度にしか不思議に思われていないゆかりさんの魅力溢れるキラキラ☆プリキュアアラモード第34話感想です。
●ネコとイレカワール
ゆかりさん、ネコになる。というか妖精と中身が入れ替わってしまいました。まぁ、妖精と入れ替わるなんて今に始まった話ではありませんが、ただの入れ替わりではありませんでした。
普通、自分と相手の中身が入れ替われば、驚いてなんとかしようと慌てるものですが、一瞬で状況を理解しつつ、解決せずにその状況を楽しもうとしたのが、実にゆかりらしくて笑ってしまいました。じゃあ一体彼女はどんな状況だったら慌てるんだろう、、と気にもなりましたが。
話の流れは、「泣いた赤鬼」作戦ですね。ネコと妖精の抗争、しかも原因は闇のアニマルであるところまで恐らく見抜いていた上で、ゆかりは鬼役を買って出ます。
全て計算通り、そう思って崖を飛んだ後、ゆかりはどうするつもりだったのでしょうか。ネコだからきっと着地できるとか、その衝撃で元に戻るとか、何か考えていたのかもしれませんが、その予想を超えてキラリンがゆかりの手を取る展開にグッと来ました。
こう、頭脳キャラが自分の計算を超えられて、相手に呆れつつもどこか嬉しそう、そんな展開が大好きです。
そして戻る時はまるで確信していたかのようにあっさり戻りました。あそこでうまく戻れていなかったら大ピンチだったんですけど、それも含めて計算済みだったのでしょうか?
シエルからすれば、そんなゆかりに一杯食わされた感じになりましたが、関係値がまだ浅い、かつゆかりは自分から何か話すことが少ないので、シエルからすれば他のメンバー以上にゆかりは未知数だったと思います。
そんなゆかりとの距離感を縮められた、という事で大変楽しく見ることができました。
●個人的問題解決 → 絆を深める 順番
ふと気付いたのですが、キラプリは、今までのシリーズと絆の深め方が違うような気がしました。
いつものシリーズでは、シリーズ前半に「お互いを知る・認める」ような絆を深める話が先にあって、シリーズ後半に「個人的な問題・家族や自分の夢」を解決する話が順番に来ていました。
今作で見ると、そこは逆転していて先に「個人的な問題・家族や自分の夢」に関する話がシリーズ前半に来ていて、今このタイミングで絆を深める話になっているように思えました。
それは、きっと、この作品が「個性」をやっぱりテーマにしていて、来週のひまりとあおいの話もそうですが、全く違う個性を持った女の子が同じ目的のためにお互いを応援して絆を深めるところを主軸においているので、そういう作りになっているのかなと思いました。
グレイブさんは朝から晩まで瓦の犬を眺めているだけの簡単な仕事に戻ってしまった。