アモントンの法則
気体の質量と体積が一定の場合、温度が上昇すると圧力も上昇する。
温度が下がることで圧力が減少するので、2日目に温度が室温になると以後圧力は変化しません。
1molの物質を気化させると22.4Lになります。水ならH2Oで18gが1mol、メタンならCH4で20gです。
運転を停止した直後のボイラーは熱せられた水と水蒸気で満たされています。
水蒸気が凝結し水となったとき、22.4Lの水蒸気が18gの水に戻るわけです。
水の密度は1g/1mLですので、18gの水は18mL。1200分の1に体積が減るわけです。
ボイラー缶の体積は変化しないので、その分、圧力が下がります。
負圧になるかどうかは、停止直後の圧力と、ボイラー内の水と水蒸気の体積比、そして、温度の変化量によって変わります。
こんなややこしく考えなくとも、PV=nRTから、V一定、n一定の条件なわけですから、PはTに比例するということでいいかもしれません。
負圧かどうかは、ボイラー缶の内外の圧力差で決まります。絶対気圧とゲージ圧とをキチンと区別しましょう