いつもどおり、小説風回答を熱烈歓迎です。
このクイズの回答方法については、過去の問題を参考にしていただければと思います。
答えが分かった方も、コメント欄やtwitter、ブックマーク等でネタばれしないようにお願いします。
回答予定であることをコメント欄に書いていただけると、少しうれしいです。
回答方法は、過去問を参考にしてください。
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http://q.hatena.ne.jp/1500788306 ニッポンのミミックエンターテイメント grankoyan2様作
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http://q.hatena.ne.jp/1440749053 ニッポンの?ドリンク grankoyan2様作
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たけじん ●300ポイント ベストアンサー |
「この試作品何ぃ?」
詩織が触ろうとしているのは、昨日バラック回路が出来上がったばかりの試作品だ。
「あー、触るな。できれば近づくな」
あと3mmで触るところまで右手を伸ばしていた詩織は、頬をプッと瞬時に膨らませて、手を止めた。
「何よぅ。つまんない」
止めた手をそのままにして、冷蔵庫に突進する詩織に、言い訳を投げつける。
「ここの空気を測定中なんだ。計測が終わるまでは、影響を与えたくないからな」
「へええ、空気の測定?」
冷蔵庫から取り出したジンジャエールの缶を開け、冷蔵庫の上に伏せてあるグラスに注ぎながら、試作品を今度は遠くから覗く。
「健康とか、毒とか、花粉とか、なの?ここ、危ないもの飛んでんの?」
「いや、空気を測る、というより、空気を読む機械なんだ」
「空気を読むぅ?できるわけないでしょ!」
「なんでだよ」
「そりゃそうでしょ。空気なんか読めたことなんかないじゃないのよ」
「なんかよくわかんないな」
「それはわかんないでしょうよ。私がなんで毎日のようにこの部屋に来ているかなんて全然わかろうとしないんだから。だから、その機械の測定値と、読むべき空気が結びつかないでしょ」
「はあ、なんとなく」
「だからその機械は今んところ、まだKYKよ」
「KYK?」
「そうよKYKよ。空気読めない機械の事よ」