(現在のキーボード配列のデファクトスタンダードについて)
過去
ABC順だったという。
クリストファー・レイサム・ショールズが1867年に試作したタイプライターは、キー配列がABC順だったという噂がある。
現在
QWERTY配列(デファクトスタンダード)
キーボード左上上段の英字キー配列「QWERTY」を指している
いまいち以下の点がわかっていないのですが
・キーボードが「あいうえお順」でないのは何故か
(外国の影響が大きいからなのでしょうか?)
・QWERTYが表している単語の意味は何か単語自体に意味が
(単純にキーボード上段「QWERTY」を表しているだけなのか)
・QWERTYが文字数において「6文字」にされた由来はあるのでしょうか?
・QWERTY配列は、タイピング初心者からは大変覚えにくいし何故なのか意味がわからないという意見が多いのですが、視点としては業務を行なう熟練のタイプラーを想定したものなのでしょうか。
・この配列でなければならなかった確定付けな理由というのはあるのでしょうか?
●キーボードが「あいうえお順」でないのは何故か
下記URLによると次のような理由のようです。
・「パソコン普及のガン」となっている現行のキーボードの奇妙な文字配列は、いつどうしてできたのか?―その経緯と簡便確実な改良法
>今のキー配列は誰がいつ、つくったか?最初は50音で合理的なものだった
この疑問を徹底的に調べてみたところ、実は現在の旧JISキー配列は、最初は山下芳太郎という外交官によって合理的に設計されたものが、氏の没後、後の人によって勝手にデタラメな配列に改悪されてしまい、それがそのまま旧JISコードとなり、新JISコードが普及に失敗したために、そのまま現行キーボードの基準となってしまったということが分かりました。
http://www.sd-naracom.com/naracode/code_konkyo4.html
以下の質問は下記URLを参考にしました。
・キーボードの歴史
http://www7.plala.or.jp/dvorakjp/keyboad_h.htm
●QWERTYが表している単語の意味は何か単語自体に意味が(単純にキーボード上段「QWERTY」を表しているだけなのか)
そのようです。
>なぜQWERTY(クワティー)と呼ばれているかとと言えば、上から2段目の左からQWERTYと並んでいるからだといわれています。
●QWERTYが文字数において「6文字」にされた由来はあるのでしょうか?
?由来は上記のことからだと思いますが、英単語っぽくて語呂がいいからでしょうか。
●QWERTY配列は、タイピング初心者からは大変覚えにくいし何故なのか意味がわからないという意見が多いのですが、視点としては業務を行なう熟練のタイプラーを想定したものなのでしょうか。
タイピスト養成学校でQwerty配列のタイプライタが使われた為、それが普及しただけのようです。
>1890年代に入ると現在のQwerty配列がデファクトスタンダードとしての地位を確立しました。 それはタイピストの養成学校でQwerty配列のタイプライタが使われた為でした。タイピストがQwerty配列を習得するようになると、キー配列はQwertyへのロックインされてしまい、Qwerty配列は市場を席巻してしまいました。
●この配列でなければならなかった確定付けな理由というのはあるのでしょうか?
ないようです。Dvorak配列という優れた配列もあるようです。
>Dvorak配列は第二次世界大戦中アメリカ海軍で研究され、その優位性が証明されました。 さらに数々のタイプコンテストで優秀性が実際に証明され、ほとんどのタイプコンテストの優勝者はDvorak配列を使っていると言われており、 またギネスの記録もDvorak配列で出されています。Qwerty配列よりもおよそ10-40%優れているとされています。
・あいうえお順でないのは何故か
カナの配列順はJIS B 9509に定められていますが、ここが参考になります。要は早さや覚えやすさでこうなったようです。覚えるのは最初だけは大変ですけどね。
・QWERTYの単語の意味はない。単に左手のキーボード最上段の文字を並べただけ。だからドイツ語キーボードなどはQWERTZと呼ばれます。
・QWERTYが6文字なのも左手がカバーできる文字であり、かつ、語呂が良かったというのが理由かもしれませんが、更にドイツ語キーボードと区別するため6文字目まで使ったんじゃと個人的には思ってます。
・配列は、打ちにくくして昔の機械式タイプライタが長持ちするようにしたためという俗説はあります。私が学生の頃実際にタイプライタを使う教授からもそう聞きましたが、馴れたら早打ちできるのであまり説得力ないですよね。1段目だけで「TYPEWRITER」と打てることは興味深い話だったのですが、2,3段目は謎。1段目だけラフに決めて後はアルファベット順に適当に並べたような気がしてます。
・最初にこの配列にした理由は上記のとおりはっきりしませんが、その後、この配列を使ったタイプライタが非常に売れて(キー配列がよかったのが理由じゃないでしょう)デファクトスタンダードになったのでよく採用されるようになったみたいです。パソコンキーボードでも採用されたのは、当時はパソコンに今のような汎用性は低く、ワープロや翻訳専用のコンピュータが商品としては比較的市場が大きかったので文字を打つ職業の人に合わせてタイプライタのキー配列がそのまま使われたのでしょう。とにかくこの配列がいいという人間工学的な理由はなく、一番多くの人に使われている以外はないように思えます。実際Dvorak配列などもありますが誰も知らない...。
原因や説を辿ると簡単なものではなかったのですね^^;
何気ないQWERTY配列の存在の由来に、
色々な発見があってよかったです。
ご回答くださった方、ありがとうございました。
http://slashdot.jp/~yasuoka/journal/280542
http://homepage1.nifty.com/cura/oya/kb_arguments.html
http://wwwpub.utdallas.edu/~liebowit/keys1.html (より学術的な調査。英語。)
諸説あるのは確かなんですが、「QWERTY配列はヘッドのジャミングを避けるために『わざと打ちにくくした』」という話はかなり信憑性が低いようです。詳しくは上のURLに情報がありますが、そもそもQWERTY配列が出来た当時、まだ全指タイピングというものは無かったという事実があります。みんな両手の指一本づつとかで打ってたわけです。今のタイピストのタイプ速度を思い浮かべると、あれじゃジャムるから遅くしようとしたのかなあと納得しそうになるのですが、当時の事情は全然違っていたのですね。(さらに、ジャムったとしてもキー配列を変えずにハンマーの配列を変えることができた、などジャミング説が怪しい理由がいくつも上げられています)。
純粋に読み物としてもかなり面白い作品なので、ぜひ読んでみることをお勧めします。
ちなみに、それによると「QWERTY配列はヘッドのジャミングを避けるために『わざと打ちにくくした』」というのは、dvorak配列普及を目指す側が流したデマがそのまま後世に伝わったものらしいですね。
というか、質問タイトルからして真っ先に挙げられるであろうと思っていたら終了まで取り上げられなかった……。
コメントありがとうございます。
キー配列は同じでも、ハンマーの位置を変えるということは
もし「ABCDEF」というキーがあれば、「A」と「B」を打った際、
ハンマーの構成を隣接しない状態にすることで、隣接でのハンマーの叩き?が発生しないので、
絡みが出てくることはないということですよね。
id:ku__ra__ge さん
コメントありがとうございます。
「キーボード配列QWERTYの謎」という本も出ているのですね。
(それほどまでに、一言では表せないほどに情報が混雑してるのでしょうか 驚)
qwerty配列の方そろそろ頭がパンクしそうですが
機会がありましたらお勧め頂きました本を読んでみたいと思います。