突然ですが国語でお薦めの本についての
スピーチの課題を出されました。
私が紹介したい本は「線香花火」という
ケ-タイ小説なんですが
どのような文で始めて、まとめて、終わればいいのか分かりません。
良かったらアドバイスください
論文の練習ですね。
よく物語は「起承転結」で書けと言われますが、論文は「IMRaD」で書けと言われます。
本当は微妙に違うけど、我流で。
・題名
「ケータイ小説「線香花火」について真面目に考えてみた」等(他でもよい)
・要旨
「このスピーチはケータイ小説「線香花火」の良さについて割と真面目に論じるスピーチです。」
・導入(Introduction)
どんな理由、どんな目的でこの小説を題材に選んだかを説明する。
これによって、「こういう切り口でこのような事柄を論じますよ」というのが分かる。
・方法(Methods)
考察に用いるための理論の概略。
私は他の皆知ってる有名な教科書的作品と比較して「それに比べてこれはどうすごく、またこんな特徴があります」というのを好むけど、他にもやり方があると思うのでいろいろやってみましょう。
・結果(Results)
方法を実際に行って出てきた「これこれこういうデータ」の羅列。
あくまで導入で語った「このような事柄」から逸脱してはならない。読者が訳分かんなくなるから。
あるいは導入そのものを変えるのも手だが、そういう意味でも導入は何か一つ、本当の特徴的なものを選んで、そのうえで結果を導き出して下さい。
・考察(Discussion)
データにどんな傾向があって、それはどういう意味を持つか、ということ。「データから、いろいろ考えて、どうやらこういうことが言えそうだ」という仮説を書く。
私は作者のあとがきや編集部の風土などを見て「この作者やこの風土からこんな作品が生まれてくるのは、多分こんなことがあったんじゃないか」というのが楽でいいと思う。
論文は面白い仮説が命なので、ここは気合入れて書く。
・結論
「よって、この小説からはこういうことが言えて、こういうすごさがあるし、こういう背景がうかがえて面白い小説です。ご清聴ありがとうございました。」
大雑把にいうと、
・導入(I)……「このスピーチではこの小説のこんなことをこんな切り口から論じます!」
・方法(M)……「この小説を既存の作品と比べます!」
・結果(R)……「するとこの小説はこれこれこういう特徴があります!」
・考察(D)……「どうやらこの小説の背景はこういうことがありそうです!」
みたいなのにすれば、スピーチとしてはイケルんじゃないかな。
スピーチだからそんなにショッキングには長い時間かからないと思うから、サパッと読みやすいのを作って、それで家族相手に練習してみたらいいんじゃないかな。
あと、私のは我流にも程があるので、もっと詳しい人に訊くともっとよくなるかと存じます(無責任)。