何が辛くて大学を辞めてしまう人がいるのでしょうか?
単純に就職したくないから進学するって人が多い。
けれども進学目的の受験勉強と違い目的が無いのに勉強するって難しいのです。
何を学んで何がしたいのかを考えないで進学して、やる気が起きないでプレイランド化した大学の雰囲気に飲まれて、講義に行くのも嫌になり結局退学・・ってパターンが多いようです。
日本の国立大学の授業料は、40年前と比べて125倍前後に値上がりしつつあるので(これは端的に言って政治権力の怠慢と、政治の監視を怠った市民の怠慢)、
ひとり親家庭出身であるとか、実家の世帯収入が低くて授業料や必要経費が工面できないとか、ボーダーラインギリギリで貸与型奨学金の審査に落ちるとか、希望した奨学金が貸与されないとか、
それを埋め合わせるためにバイトで過労になって学業に支障が出てしまうとか、
上記のように金銭的なハードルがあって大学生活を断念するケースを除けば、
単純に知識が深まる喜びもなく、学んでいる分野を掘り下げる喜びもなく、他者の学びの糧となる喜びも経験できないと、モチベーションが無くなって大学を辞めるケースはしばしばあります。
自分の身近でもありました。
それを防ぐためには、
人より少ない労力でよい結果を出しやすい、得意な分野を突き詰めたり、
自分の底力に合ったランクの大学や、学部を選ぶようにしましょう。
その上で、「面白い!!」と思った人や、きっかけに食いついて、柔軟に舵を切ることも有益です。
知り合いは、水産学部から入学したけど教授が面白くて恐竜考古学方面に行って実績を積んだりしてました。
社会経験や人生経験を積んでこそ実感をともなって意味が光り輝いてくる分野や事象も多々あるので、
その選択肢と熱意があるのなら、社会人を経験したあとでやりたい分野を見極めて大学進学するのもありだと思います。
なるほど...自分の進学を改めてちゃんと考えようと思います、ご回答ありがとうございました
最近ではブラックバイトに足を引っ張られて講義について行けなくなり・・・ってパターンも増えているようです。
意欲だけの問題ではなく、経済的な問題もあるようです。