・一般的に、新薬はなかなか承認されない。中央薬事審議会の議事録を読むと、普通に6年とか・・・さらに再審査で6年とかかかることがうかがえます。時間がかかるほうが一般的なのでしょう。
・日本の旧来の製薬会社がマーケティングを怠っていたので、売れると思わなかったからてこ入れしてなかった。
・外資系の製薬会社が常識を破って発売に動いた。
以上の情報が読み取れます。
日本の新薬の許可体制の改善を求める米国からの文章です。
薬品はその病気になる人にとっては非常に大切なものですが、誰にでも同じように効くというものではありません。できるだけ多くの人へ向けた薬をつくっていこう・・・効果は薄くても・・・というのが日本の体制です。
最近話題になったのは、途上国で深刻なエイズの進行を遅らせる薬が採算に合わないという理由から製造がうちきられました。SSRIについても経済的な公共性が低いと判断されたからではないでしょうか。さらにうがった見方をすれば、この薬を売ることにより他の製品の販売が困難になる…、特許料などのパテント料を払わなければならなくなる、などの企業戦略などがあったのかもしれません。
しかし、この病気に悩む人ずいぶんと増えましたよね・・・。
そんな社会背景があるのかもしれません。
他の薬の売り上げとの兼ね合い、なるほどです。要望書もありがとうございました。
十分参考になりましたのでここで終了させていただきます。ありがとうございました。
マーケティング不足とは…。意外な単純さに驚きました。面白い記事でした。