筒井 康隆の「パプリカ」
長編です。けっこう面白かったですよ。
以下アマゾンの紹介文です。
精神医学研究所に勤める千葉敦子はノーベル賞級の研究者/サイコセラピスト。
だが、彼女にはもうひとつの秘密の顔があった。
他人の夢とシンクロして無意識界に侵入する夢探偵パプリカ。
人格の破壊も可能なほど強力な最新型精神治療テクノロジー「DCミニ」をめぐる争奪戦が刻一刻とテンションを増し、現実と夢が極限まで交錯したその瞬間、物語世界は驚愕の未体験ゾーンに突入する。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101121184//ref%3Dnosim...
Amazon.co.jp: 笑う月 (新潮文庫): 安部 公房: 本
安部公房の「笑う月」。短編です。月が追いかけてくる夢など。作者はあまりにも有名ですよね。
ありがとうございます。安部公房は大好きで、「笑う月」も面白かったです。創作ノートという感じでしょうか。
次以降の回答者様、筒井康隆・安部公房以外の小説のご紹介をお願いします。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/441430413X/hatena-q-22
Amazon.co.jp: 夢のアンソロジー: スティーヴン ブルック, Stephen Brook, 小川 捷之, 石井 朝子: 本
思い出したので・・・再投稿ですみません。
夢のアンソロジー。海外物です。
シェイクスピア、ホメロスからユング、フロイトなど、世界の文学者や思想家の作品にみられる「夢」に関する記述を採集したアンソロジー。
子どもと親、愛と性、死、悪夢など18のテーマのもと300以上の夢の世界を紹介。
私も夢の世界に興味があるので読んでみたいなと思っています。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334731708/hatena-q-22
Amazon.co.jp: 夢魔―異形コレクション (光文社文庫): 井上 雅彦: 本
夢魔―異形コレクション。
井上 雅彦が編集したもので、いろいろな人が書いた作品が載っています。
ちょっとホラーな感じで面白かったです。
ありがとうございます。ひとつ目のが面白そうです。
次以降の回答者様、筒井康隆・安部公房以外の小説のご紹介をお願いします。
URLは紹介文へのリンクです。
本格ミステリ作家、有栖川有栖の短編小説集、その名も「作家小説」。
すべてが夢をテーマにしているわけではないのですが、最後の一編である「夢物語」がタイトル通り夢のお話です。
ちなみにミステリではありません。どちらかといえばファンタジーかな?
厳密には夜見る夢ではないのですが(夢を見る機械に入る作家の話です)、これが最後にくることにより一冊を読み終えると非常に深い余韻が残るようになっていると思います。
確かに「ひとつのところに昇華されて」おり、「お話を作ることのすばらしさ」を訴えているのですが、エンディングにはそれだけにとどまらず皮肉も加わっていると思います。
主人公の作家が話すお話のように完全に「めでたしめでたし」とは行かない終幕がどのようなものか、ぜひ読んでみてください。
ありがとうございます。URL以外に回答者様の感想をいただけると、とても参考になります。
夏目漱石『夢十夜』。「こんな夢を見た」で始まる10の幻想世界を描いた短編集です。
ありがとうございます。「夢十夜」、やはり夢小説の定番ですよね。
夢・出逢い・魔性
夢の中の女に、殺されるというものです。
これに限らず、森博嗣のファンです。
数学的な論理的な物語です。
ありがとうございます。森博嗣は読んだことがないので、楽しみです。
宮部みゆき「ドリームバスター」。
ベタ過ぎますか。回答かぶりまくってたらスイマセン(汗
ファンタジーです。表紙はちょっと手に取りにくいかも知れませんが
中身はめくるめく宮部ワールドが広がっているというのが私の主観的感想。
人間の悪夢を狩る二人の青年と中年の物語です。
夢かなぁと思ってアドレスを探したのですが
よく考えたらテーマと言う程のものでは無い様な気がしますスイマセン。
取り敢えず載せてみます。
同じく宮部みゆきの「取り残されて」。
短編集の表題作です。
こちらの上から3分の1程の所でPDFで少しだけ読めます。
ありがとうございます。参考にします。
夏目漱石の「夢十夜」です。不思議な雰囲気の話が短編集になっています。
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Amazon.co.jp: ハザール事典―夢の狩人たちの物語 女性版: ミロラド パヴィチ, Milorad Pavic, 工藤 幸雄: 本
滅亡したハザールという実在の国を題材にした事典形式の小説です。
人の夢を渡り歩く<夢の狩人>という存在が気になって読み始めたのですが
謎が謎を呼び、読むのを止められなくなってしまった一冊です。
作者の奥深いメッセージにたどり着いたときはとても感動しました。
ありがとうございます。二番目のに興味があります。
申し訳ありません!
リンク先が不適切だったようなので、再回答の場をかりて
他のサイトを紹介させていただきます。
こちらには「夢十夜」の全文が載っていました。
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4488013600.html
ハザール事典 女性版: 紀伊國屋書店BookWeb
こちら、「ハザール事典」です。
慌てて回答して、ご迷惑をおかけしてしまいました。
回答を開けるのにもポイントが必要なようなので
私の回答に対するポイントは結構です…。
いえいえ、ご訂正ありがとうございます。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101291217/hatena-q-22
Amazon.co.jp: モニカ―音楽家の夢・小説家の物語 (新潮文庫): 村上 龍, 坂本 龍一: 本
坂本龍一の見た夢を村上龍が小説化したものです。写真つき。
他人の夢の小説化というのははじめて聞きました。面白そうです。ありがとうございました。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101292310/hatena-q-22
Amazon.co.jp: 椰子・椰子 (新潮文庫): 川上 弘美, 山口 マオ: 本
「椰子・椰子」(川上弘美)
巻末の「あとがきのような対談」の中で、筆者が「もともとこれは自分の夢日記から始まったものなんですよ。」「半分ぐらいかな、実際に見た夢をもとにしたのは。」と述べています。
内容は支離滅裂なのに、なぜか、笑えたりほのぼのした気持ちになったりします。他人の夢を覗き見ているような感じです。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4102209115/hatena-q-22
Amazon.co.jp: 一人の男が飛行機から飛び降りる (新潮文庫): バリー ユアグロー, Barry Yourgrau, 柴田 元幸: 本
「一人の男が飛行機から飛び降りる」(バリー・ユアグロー)
短編集で、一つ一つの作品はとても短いです。
読んでいると、悪夢を見ているような、なんとも不気味な気分になってしまいます。“悪夢”なだけに、読後感はちょっと悪いかもしれません。
夢をテーマにしていると言っていいのかどうかわかりませんが、夢を小説化したような小説を選んでみました。質問の趣旨にそぐわないのであれば、ポイントは結構です。
「椰子・椰子」、「一人の男が…」、どちらもお気に入りの本です。ありがとうございます。「椰子・椰子」は、突拍子もない展開にふきだしました。
どのようなものがお勧めの「夢小説」として挙げられるか、にも興味がありますので、いろいろご紹介いただけたら幸いです。
引き続き解答を募集いたします。
『ドグラマグラ』夢がテーマと聞いて思い出したのですが、私はほんの冒頭だけしか読んでいないと思います。多分ご存知かと思いますが、Amazonの書評から一応内容を紹介しておきます。
全体はブーンという時計の音で始まり終わる長編であって、胎児の見た夢そのものという構成になっています。
・・・おれはまだ母親の胎内にいるのだ。こんなおそろしい「胎児の夢」をみてもがき苦しんでいるのだ・・・。
・・・そうしてこれから生まれ出ると同時に大勢の人を片ッ端から呪い殺そうとしているのだ・・・。
・・・しかしまだだれも、そんな事は知らないのだ・・・ただおれのモノスゴイ胎動を、母親が感じているだけなのだ・・・。
− 夢野久作 『ドグラ・マグラ』
ありがとうございます。参考にします。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150103143/hatena-q-22
Amazon.co.jp: ユービック (ハヤカワ文庫 SF 314): フィリップ・K・ディック, 浅倉 久志: 本
SF小説です。
フィリップ・K・ディックは夢が出てくる小説をいろいろ書いているような気がするのですが、すぐに思い出せたのがこれです。
ちょっとネタバレになってしまっても大丈夫なのでしょうか?『ユービック』は厳密に夢かというと微妙かもしれませんが、主人公がある事故に巻き込まれた後、夢のような世界での不可解な出来事が奇妙に進んでいって(読者がその世界に放り込まれるというSF構造ですが)、ラストでついにその世界がどういうものだったのかがわかると呆然としてしまうような、本当に面白い展開です。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150102295/hatena-q-22
Amazon.co.jp: アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229)): フィリップ・K・ディック, カバーデザイン:土井宏明(ポジトロン), 浅倉久志: 本
ディックで有名なのはこちらで、タイトルに「夢」とあるにもかかわらず、実は夢がテーマというわけではないのですが…。
ちょっとしたモチーフとして、ドリームマシン(だったかな)という夢を見せてくれる機械が出てきて、おじいさんが崖を登っているだけという夢が流行っていたりしたのが印象に残っています。
ありがとうございます。紹介文、参考になります。
http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/intro_idc.jsp?id=26811
虚空のランチ 赤江瀑 講談社
「虚空のランチ」赤江瀑
短編集です。
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0400.html
松岡正剛の千夜千冊『ドグラ・マグラ』夢野久作
「ドグラ・マグラ」夢野久作
上の2つは夢というより幻想小説かもしれません……。
定番は「不思議の国のアリス」「銀河鉄道の夜」ですね。あとは泉鏡花の「高野聖」も読後に不思議な印象を感じます。
ありがとうございます。ふたつ目のサイトは知りませんでした。面白いです。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4003204018/hatena-q-22
Amazon.co.jp: 聊斎志異〈上〉 (岩波文庫): 蒲 松齢, 立間 祥介: 本
夢の話ならこれも定番ですよね。幽霊や妖怪話などを集めたものです。木の精が夢に出てきて、助けを求める話など、ふしぎですこし色っぽいお話がもりだくさんです。
おすすめは角川文庫版ですが、品切れのようです。
ありがとうございます。角川版がおすすめである理由は何でしょう? 訳者が違うのでしょうか?
夏目漱石の弟子、内田百間(間の日は日ではなく月)のファンは多いのでは? なんともつかみ所のないふわふわした感じがたまらないと言う人とそこがいいと言う人がいます。私は、いい派です。「冥土」「件」(くだん)なんかどうでしょうか?
ありがとうございます。百間は随筆も面白いですよね。
作品社という出版社からでている「日本の名随筆」というシリーズで、じつはこの「夢」は読んでいませんが「音」「死」などの刊は面白かった。
収録は
芥川龍之介 夢
安部公房 睡眠誘導術
池田満寿夫 夢のなかのヴィーナス
石牟礼道子 夢の中の夏
稲垣足穂 赤い羽の夢
井上ひさし 夢の逃げ足
大岡信 夢のうたの系譜
小川国夫 燃える馬
尾辻克彦 夢の星を飛ぶ
金井美恵子 夢の風景
河合隼雄 夢
西郷信綱 夢あわせ
佐多稲子 夢とうつつ
澁澤龍彦 シニストラリ・ダメノ−男性および女性の夢魔について
島尾敏雄 夢について
高橋たか子 夢という、この不思議なもの
種村季弘 睡眠者の全知
豊島與志雄 夢の図
中井英夫 悪夢者の呟き
中村真一郎 輪廻の経験
なだいなだ 夢
萩原朔太郎 夢
埴谷雄高 夢と人生
原民喜 夢と人生
日野啓三 鳥人の夢
福永武彦 一の歌 [巻頭詩]
古井由吉 湖山の夢
古川哲史 リアリズムへの親近感−杉田玄白の夢
丸谷才一 夢判断
三島由紀夫 夢野乃鹿
森鴎外 夢
柳田國男 夢と文芸
矢野誠一 夢金(ゆめきん)
横光利一 夢もろもろ
與謝野晶子 夢の影響
吉江孤雁 夢
吉田一穂 火の夢
吉行淳之介 夢を見る技術
これだけはいって1800円。
埴谷雄高 編
ありがとうございます。有名どころがずらり。すごい…
http://www.sfwj.or.jp/member/HOSHI-SHINICHI.html
SFWJ:member-HOSHI-SHINICHI
新潮文庫
夢魔の標的
この著者の、数えるほどかない長編SF小説です。たぶん最初の長編ではなかったかと。内容のほう、もうだいぶ忘れてしまいましたが、小説中でのアナログな小道具の使い道が良かったです。
星新一は、むかしショートショートをよく読みましたが、これは未読です。ありがとうございます。
そろそろ終了します。しばらく読む本に困らなさそうです。皆様ありがとうございました。
ありがとうございます。「パプリカ」は私も読みました。面白かったです。
次以降の回答者様、筒井康隆以外の小説のご紹介をお願いします。