民間ベースでは赤字と自らのディスクロージャーでも語っています。
収支均衡型ですが、公庫の企業会計原則で決算しているので、一般の民間ベースではありません。黒字であるはずはありません。黒字なら、存在意義はありません。
この問題はおくが深い問題です。
一般的に言って、中小企業もしくは個人事業主が事業を開始する場合、資金が必要となりますが、一般には銀行等の金融機関が新規事業者に対する貸出をしないため、国民生活金融公庫等の公的機関が新規事業資金の貸出をするので、貸倒率が高く採算はよくないわけです。
これを一般的な金融機関同様に、新規審査も厳しくすれば採算は改善するのですが、米国と異なりエンジェル資金が極めて少ない日本では、新規開業が不能となり、中小企業の支援育成が出来ないため、やむを得ず対応しているというのが事実なのです。採算を改善するのは簡単ですが、中小企業者の最後の砦を犠牲にするという弊害があるのです。
あら〜