ポイント
福田和也の人となりというか全体像がある程度つかめる物で且つ、難解すぎない物がベストです。
宮台真冶「これが答えだ」東浩紀「動物化するポストモダン」みたいなものを想定しています。
http://rishikaw.blog.ocn.ne.jp/kimagure/2004/08/post.html
気まぐれ営業マーケティング: ゆとり教育について
http://www.ywad.com/books/57.html
近代の拘束、日本の宿命
思ったよりマトモという評価、それでもこの本がベストでは?
「福田和也氏も文芸批評はいいけど、もっと本領発揮して欲しい。」
というコメントには納得します。
なんかウンチクたれるだけの親父だもんね
『なぜ日本人はかくも幼稚になったのか』
福田和也の時事評論のような本ですが、「生命尊重主義」や「善意に頼ること」への批判など、福田和也のスタンスがわかる本ではないでしょうか?文庫ですし、比較的気軽に読めると思います。
『作家の値うち』
個人的に福田和也の本の中で一番面白いと思うのはこれです。文学作品を点数で序列化したもので、必ずしも福田和也の全体像がわかる本ではないかもしれませんが、すべての小説を点数化するという乱暴な試みが、逆に福田和也の趣味なり、立ち位置なりを浮かび上がらせていると思います。評価のほうも個人的には言い線いっていると思うので、ブックガイドとしても使えます。
『なぜ日本人はかくも幼稚になったのか』
スタンス的には『これが答えだ』に近い感じですかね?
「あえて」言ってみよう、言ったほうがいいだろみたいなスタンス。
『作家の値うち』
この本の噂はよく耳にします。なるほど、内容は偏っている物の一番面白いのはこれですか。どっちをとるか迷いますねぇ。両方読むのが正しいのかな?
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もっと沢山来ると思ったのですが、ひとまず終了させていただきます。
この回答の少なさは裏を返せば条件どうりの作品は上記の三作品だけなのだとも思うので、時間があれば全部読んでみたいと思います。
ありがとうございました!
ありがとうございます。のっけから面白そうです。
やはり現在までの日本について語った物はとっつきやすそうですね。文庫なのも手にとりやすくていいです。