こちらの7ページ目に、基本的なトライアックの
ゲート回路例が示されています。
用途や設計思想によって様々なトリガ方法が選択でき、
トライアックとトリガ回路を電気的に分離する場合にも、
トランスを用いた方法、リレーを用いる方法、
そしてフォトカプラを用いる方法など、
多彩な方法が考えられることが分かります。
そして基本的にトライアックのゲートを
直接トランジスタでトリガすることも、
想定内の使用方法であることが分かります。
トリガ回路の設計方法は9ページ目から詳述されていますが、
基本的にフォトカプラを介してトリガするメリットは、
絶縁の目的というよりも、トランジスタの使い方として、
トライアックをトリガするよりフォトカプラのLEDを光らせる方が
はるかにラフな設計で済む、というというところにあります。
このことは、代替部品に置き換えて
製作する場合などに重要ですから、
雑誌などではより再現性の高い記事を提供するため、
産業現場ではコストダウンを図りやすくするためなどに
好んで用いられる方法となってくるわけです。
基本的に、トライアックのゲートに
逆流してくる電流は僅かですし、
さらにトリガ用のトランジスタのベースに
逆流してくる電流はごく僅かですから、
特にフォトカプラを介さなくても
そんなに危険性が増すということはないと思われます。
いつも詳しいご説明大変感謝しております。
かなり安全な素子であるという認識で良いという事ですね。ありがとうございます。