10年ものの日本国債を買うと10年後にいくらになりますか？

国債の元本は償還時に満額確実に支払われます。

Q&Aのとおり、既発債と新発債で利息が変わります。

10年物の国債は発行時に利率が決定され、満期まで変わることがありません。

この場合は、単利で計算し、利息にかかる税金を引いた物が利息となります。

既発債の場合は、流通価格と償還価額（多分100円あたり100円）の差額から利息税を引いた物が手取りですね。

どっちにしても、質問に「いくら買ったか」が記載されていないため、明確な金額は算出できません。

変動利率か固定利率かで違ってきますが、利率の変動は予測できないので、仮に１００万円が0.8％の固定金利で運用されると仮定した場合、単純に１０年後10６万４千円（20％課税後）になります。

毎年６月２０日と１２月２０日に利息が支払われ、１０年後には額面（１００円）通り償還されます。

なお現在募集分はURLの通りです。

【例】額面１００万円購入の場合

１）払込額　１００万７４００円

２）償還額　１００万円

３）利息　　年１．３万円×１０＝１３万円

日本が発行する国債は、10年ものの長期国債が大半を占めています。

この低金利時代では、10年ものの長期国債の利回りはかなり魅力的です。

しかし、中途解約では元本割れの可能性もありますので気を付けてください。

100円で償還が100円

利息は0.9%で年2回。0.9円×2×0.8=1.44円

10年分の利息は14.4円

よって114.4円ですから単純に計算して1.14倍です。

但し、利息を定期預金等にした場合は、その分利息に利息がつき(複利運用という)増加するので多少は大目の収入となります。

回答がつかないようなので２度目です。

１０年ものの国債には「利付国債」と「個人向け国債」があります。

前者は固定金利、後者は変動金利です。したがって「個人向け国債」を買って１０年後にいくらになるかは誰にもわかりません。

「利付国債」で現在販売中のものの計算は、私の前回の投稿の通りです。（非課税枠を使えなければ２０％の源泉徴収があります）

なお既発債と言うものもありますが、１０年よりも満期が短くなりますので説明を割愛します。