どうしてこんなこと聞くかって言うと、マニキュアの除光液というとアセトンというのが検索されてでてくるのですが、マニキュアの除去液とくるとアセトニトリルと書いてあるサイトが出てくるんですよ。子供が誤飲した場合、アセトン中毒になるかシアン中毒になるかという大きな違いがあるんですよね。でも除光液と除去液って意味が一緒のような機がするので、、、。何か知っていたらご教示を。内容に応じてポイント弾みます。(その逆も然り、、、)
http://www.kenko.com/product/seibun/sei_784020.html
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除去液だと、コットンを使わなくてもマニキュアが取れるのではないのでしょうか。
http://www.peps.jp/u/free.php?id=nailgoods&conse=9
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あと除去液だと爪の形成剤を除去できるんじゃないんでしょうか。ちょっと断定出来なくて申し訳ない。
http://ja.wikipedia.org/wiki/溶媒:detail]
「除光液」と「マニキュア除去液」は同義であると認識しております。
明確な根拠を提示することができないのがつらいのですが、一例として不特定多数の方が作ってゆく百科事典wikipediaを挙げたいと思います。
上記「溶媒」の項目では有機溶媒の一般的用法の例として「マニキュア除去液や接着剤(アセトン, 酢酸メチル、酢酸エチル)」と挙げています。
それに対して下記「アセトン」の項目では「マニキュアの除光液の主成分」として紹介されています。
これらは不特定多数の方が見ているはずですが、訂正されていません。
これは共に間違いではない、という事を示しているのではないでしょうか。
残念ながら私は除去液の原料がアセトアニリルであるという資料を得ることができませんでした。
「マニキュアの除去液とくるとアセトニトリルと書いてあるサイトが出てくる」というのはどの資料でしょうか?
ぜひ見てみたく思います。
コメントにでも記載して頂けると幸いです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/アセトン:detail]
http://www6.ocn.ne.jp/~dr.sen/cyan.html
とか
http://plaza.umin.ac.jp/~GHDNet/cieclr/02/m726gaku.html
です。
同僚とこの件でちょっとした議論になっていまして。
おそらく、除去液というと、(何でも樹脂などを)”除去”という広い意味になると思います。ちなみに除光液は、”爪に塗ったアクリルをはがす”という狭い意味でしか使いません。
除去の意味です。
アセトニトルの説明がないので、アセトンのページのアドレスを入れました。アセトニトルとアセトンの違いというのは間違いであると思います。このページであるように、ノンアセトンの除光液もあるそうです。
アセトンとアセトニトリルの
間違いにしては程度が大きすぎます。
いわゆる一般のアセトン含有の除光液は主成分がアセトンであとはトルエン、酢酸エチル、ノンアセトンだと酢酸エチルが主成分で、前者の場合の中毒はアセトン中毒とかシンナー中毒、後者は前者にもいえますが、分解物が酢酸とエタノールなのでその分の肝臓障害にあたります。しかしアセトニトリルの場合は、少し深刻で、アセトニトリルがもつシアン官能基のおかげで、アセトニトリルが少しでも体内で分解されるとシアン化物イオンが発生し、シアン中毒となります。
ようは、除光液で調べるとアセトン中毒とでてくるのに、除去液でしらべるとシアン中毒、ということなのですが、英語でもはどっちもリムーバーだし。
少なくとも世間一般のマニキュア除光液アセトンであることは多いと思うので、「誤飲した場合の中毒はアセトン中毒」と紹介するのは問題ないのですが、「除去液を誤飲した場合の中毒はシアン中毒」と書いてあるサイトもあって、何が正しいのか、私が混乱しているのです。
↑回答にあったURLです。(ダミーです)
当方、有機化学を専攻しているものです。
まず、除光液と除去液は基本的に同じだと思います。
シアン中毒についてですが、
アセトニトリルなどの有機ニトリルが分解して
中毒性のあるシアン化物イオン(CNアニオン)が発生することは基本的にないと考えられます。
通常の分解過程としては加水分解によってアミド、カルボン酸、となります。
すなわち酢酸(いわゆる酢です)へと加水分解されます。
有機化合物のシアノ基であるニトリルと
無機化合物のシアン化物イオンは基本的に全く違うものです。
ただし、有機ニトリルが無害かと言うともちろんそんなはずはなく、
一般に神経系に作用する毒物です。
ちなみにアセトニトリルのラットに対するLD50は2730-3800mg/Kgです。
(体重1Kgあたり上記の量を摂取すれば半数が死に至るという意味です)
代表的なシアン化物であるKCN(いわゆる青酸カリ)のLD50が5mg/Kgであることを考えると毒物としてははるかに弱いと言えます。
上記リンクのページの事故例を見ても、
有機ニトリルによる事故は無機シアン化物による事故と比べて致死過程が遅いなど
違いがあるのがわかると思います。
以上をまとめますと、アセトニトリルなどの有機ニトリルによる中毒はシアン中毒とは異なるものです。
いずれにせよ、子供による誤飲は十分に気をつけた方がよいですね。
ご紹介いただいたアドレスは、2つ上のコメント内に書いたやつと一緒ですね。
たしかに、シアン化物イオンではありませんで、これは私の間違いです。(学位の専攻が物理化学だったので有機化学はまったくの不得意、、、)
シアン化合物に起因する中毒だそうです。ただ、これにはまだ諸説あるようですね。
詳細はこちらのデータシートに。
http://qsar.cerij.or.jp/SHEET/F96_17.pdf
除光液と除去液は一緒であることはだんだん分かってきました。(私のほうでも化粧品辞典などを調べる限りです。)当初の目的を達成しつつありますが、では、除光液にアセトニトリルが本当に使われているのかどうかが???ですね。この質問、もう一晩寝かせておいて、回答を募集して、何もなければ締め切ります。
アセトニトリルでもシアン中毒にはなるようです。
6.ヒトへの影響 (2)参照。
アセトンのMSDS(Material Safety Data Sheet)。他のも混じっているので、混同なさらぬよう。
アセト二トリルのMSDS。
上記の毒性「急性毒性」の項目から、アセトンよりアセトニトリルのほうが2倍以上毒性が高いと言えると思います。
アセトン ラット経口 LD50:5800mg/kg
アセトニトリル ラット経口 LD50:2460mg/kg
しかし、より毒性の低いアセトンでさえ、10kgの子供なら58000mg=58g飲めば50%が死に至ると言う計算になりますので、この場合は中毒も何もありません(単純計算ですので、100%上記のとおりになるわけではありませんが)。4の方が言っていたとおり「誤飲」には十分に注意されるべきでしょう。
おまけに飲んだ場合の処置法です。
他にもいくつか同様のサイトがありました(「マニキュア 誤飲」で検索すると引っかかります)。
結構マニキュアの誤飲って多いんですね・・・気をつけましょう。
一番最初のurlは私が直前にコメントで書いたものと同じですね。これまでの回答で見えてきたことは除光液と除去液は同一であることで、はたしてこの液にアセトニトリル製品があるかどうかです。その点を考慮に入れてご回答いただければと思います。
二番目に紹介いただいたサイトにはアセトンが除去液だと書いてありますが、一方、除光液と検索するとやはりアセトンで出てくるんですよね。。。
混乱は未だ解けていません。