http://www.hatena.ne.jp/1121620720
(こちらの質問も参考にごらん下さい)
では、タコがこの世界に存在していることになにか意味があるのでしょうか?
以下の点をふまえて回答ありましたらお願いします。
・回答の根拠は、生態学・進化論・力学的要素・神学・その他なんでもかまいませんが、「すべてのことには意味がある」・「神様が創造したから」といった形の回答はダメです。「○○といった理由で、タコはこの世界に存在する意味がある」といった形でお願いします。
・質問者(つまり私)の知能レベルが小学校3〜4年生レベルであるというのをふまえて回答お願いします。
・「ここに参考になりそうな情報があるかもしれません」・「意味はありません」といった回答はお断りします。
※ポイントは個人的判断で一番しっくりくるものに100pt。その他判断に応じて0〜20ptくらい。
※ポイントは終りの方の回答で前述と似た回答の場合、低くなる場合がありますのでその点はご了承ください。
>生態ピラミッドとは、ある生態系の中で、
>捕食者と被食者の関係(食物連鎖の関係)にある生物の個体数を比べたときに、
>食べられる側の方の数が、食べる側の数よりも多くなっている状態を言います。
>このバランスが取れている事こそが食物連鎖が成り立つための条件です。
>つまり、このバランスが崩れると食物連鎖のバランスも崩れてしまいます。
タコは貝やエビ、小さなカニ等を主食としています。
タコが存在しなければ、岩場の奥深くに隠れた貝等の生物の数は増加し、
生態系のバランスが崩れますから、タコが存在することによって
貝やエビ、カニ等が増え過ぎず、生態系のバランスが保てるという存在意義は十分にあります。
お正月に凧揚げをしたことがない人はいない、と思います。そう、あの凧揚げの凧の脚は、海中で蛸がスイスイ泳ぐ様を先人が見て、空に応用したものだと思います。
つまり、その存在自体の有益性や哲学的な解釈も大事ですが、多様性の連鎖こそすべての営みのダイナミズムではないでしょうか。ですから、答えは蛸以外にあるのです。
ちなみにURLは日本人が世界のタコの3分の2を食べているとあります。
お好み焼きの蛸をほおばりながら、
青空高く想像力を上げてみてください。
「答えは蛸以外にあるのです。」
若干、答えが抽象的で、「知能レベルが小学校3〜4年生レベル」の私にはわかりにくいような気がします。
つまり、凧揚げの凧に応用されるためと、お好み焼きの具になるためにタコは存在しているのでしょうか?
よろしければ、またお願いします。
お題は「タコの存在意義」ですね。
アプローチとして、まず創造論と進化論があげられます。
創造論(キリスト教的創造論)では、「この世の全ての生き物は神様がそれぞれの役目を与えて創った」と唱えています。タコでいえば、「貝や甲殻類を食べ、サメのその他の捕食者のエサとなる為に存在している」のでしょう。タコがいなくなれば貝や甲殻類が増えすぎるし、タコを餌としている種のサメが減ってしまう。絶妙なこの世のバランスを保つ為にタコの存在は意味がある、というところでしょうか。
進化論(ダーウィン進化論)では、新しい種は常に生まれ、自然選択(環境に適応できるか)・生存競争(他者を押し退けて捕食できるか)によって適者生存(新たな食物連鎖の和に定着)すると唱えています。タコは「オウムガイから新種の生物として生まれたイカやアンモナイトの近種で、偶然環境に適合し、海底をすみかとし、貝類や甲殻類の捕食者として、サメやヒトの食物として新たな食物連鎖に定着し繁栄した例の一つ」であるいうところでしょうか。よって、タコの存在に意味は無い。偶然にも新たな種として誕生し繁栄した例の一つにすぎない、という事。
では進化論的つまり科学的アプローチでは意味を見出せないのでしょうか。
http://www.sakamura-lab.org/tachibana/first/07minj/vocab.html
Vocab.list (7th.Takashi Tachibana)
科学的に存在意義を提唱する方法の一つとして、ガイア論的アプローチがあるかもしれません。
地球は全体で一つの生命とする新しい科学であり哲学です。地球にホメオスタシス(恒常性;現状を維持しようとする力)があり、タコの存在もその一つに組み込まれている。つまり今の地球を維持する為には大切な存在である、と意味的には創造論に近いものがあります。
タコは、貝類や甲殻類を食べるため+サメ等の食物として、食物連鎖を維持するために存在しているということでしょうか?
「ホメオスタシス>つまり今の地球を維持する為には大切な存在である」ということは、仮にタコが絶滅すると今の地球が維持できなくなってしまうのでしょうか?また、タコがいなくなることによってどのような点で地球が悪化してしまうのか?崩壊してしまうのか?そのあたり、また、再回答していただけるとありがたいです。
http://www.shunmaga.jp/zukan/gyokairui/iidako/iidako.htm
イイダコ・いいだこ / 旬マガ 旬の食材図鑑
「タコは無脊椎動物のなかで、最も進化した生物といわれ、また沿岸の浅瀬から深海の海底や氷で覆われる北極にも南極にもタコは生息する。ひ弱な小タコも親になってしまうと、海の中ではよほど手強い相手のほか、かなうものはない。つまり食物連鎖の中ではほとんど頂点に近いところに君臨しているのではないだろうか。」
→食物連鎖の上位にいるタコは、生態系のバランスを保つのに重要な役割を果たしていると考えられます。
http://www.ssc.slp.or.jp/faq/31.htm
札幌市青少年科学館(科学の質問箱)
「ラッコは、ウニ、エビ、カニをエサにしています。ラッコがいなくなり、食べられることがなくなったウニ、エビ、カニはふえはじめ、さらにエビやカニをエサにするタコもふえました。」
また、餌になる二枚貝やエビ・カニの分布も世界に広がっており、
それを捕食し、生態系のバランスを保つ役割を持っていると考えてよさそうです。
一般的に生態ピラミッドの頂点の個体数が激減したりすると、
その下の段階は激増したり、大きな影響がでます。
オオカミを減らす→鹿が激増→森林破壊など
ですから、ピラミッド頂点の方にいるハンター(捕食者)タコも海洋の生態系バランスに大きな影響・役割を持っているのです。
世界に分布していることからも、世界の海洋生態系バランスを保つ役割を持っていると考えます。
生態系バランスを保つために存在している。この答えが多いようです。
また、生態系バランスを保つことになにか意味があるのでしょうか?そのあたりまた再回答していただけるとありがたいです。
http://www.cbr.mlit.go.jp/shizukawa/03_kaigan/03_kankyou/seitai/...
海岸のページ > 海岸環境 > 蒲原・駿河海岸の生態系 > マダコ・イセエビ等の成長過程
タコは浅海の生態系では、かなり上位の捕食者(他の生き物を食べて、バランスをとる存在)になります。
具体的には、特定の種類に限定せずに、(貝だけを食うとか)成長してある程度の大きさになったエビ、カニ類、二枚貝などを、殻ごとバリバリやってしまえるのは、レアケースとしての人や大型魚類を除けば、タコぐらいということです。
仮に今突然タコが絶滅してしまえば、天敵がいないことによるエビカニ、二枚貝の大量発生と、大量発生による環境悪化での減少が周期的に発生し、その影響で磯の生物層は一気に貧困になるでしょう。(だいぶ単純化してますが)
そういう意味で、タコの存在には大きな意味があります。
http://www.bea.hi-ho.ne.jp/akemi-lovexxx/takoyaki/
たこ焼き総合情報サイト たこ焼き研究会
もうひとつあげると、たこはうまいです。
たこがいないと、たこ焼きも明石焼きも作れません。
大阪の粉もん文化のバランスが崩れ、世に失業した「元・たこ焼き屋のあんちゃん」があふれ、経済が崩壊し…
といったストーリーのほうが、私好みなんですが(笑)
個人的には、タコはあの食感だけで十分な存在意義を感じます。
タコの存在意義についてここまでをまとめてみます。
ひとつは、タコは生態系のバランスを保つために存在している。
では、生態系のバランスを保つことにはなにか意味があるのでしょうか?この点を新たに質問に付け加えます。
また、以降は「生態系のバランスを保つため」という回答は不要です。
もうひとつは、たこ焼きやお好み焼きの具になるためにタコが存在しているという点です。タコがいなくなれば「たこ焼き屋のあんちゃん」が失業したりする。こちらも食物・食物連鎖・生態系バランスといった意味で同じようにまとめてよいかと思いますが、もし、他に「たこ焼きやお好み焼きの具」としてタコが存在することに食物といった意味でなく別の意味があるようでしたら、回答お願いしたいと思います。
タコが世界に存在する意味を
最初から考え直しました。
生態バランスの話とは異なります。
地球の表面の7割は水域で、
そのほとんどが深海になります。
地球の過半区域は深海なのだそうです。
イカからタコに進化したという説です。
イカで足が8本というものは、触腕が途中でなくなったりするそうですが、
イカが祖先で、触腕が完全に退化して海底に適応し進化したのが
タコと考えてよさそうです。
そのタコの祖先であるイカは、全海洋・深海にも適応しており、
さらに、無脊椎動物の中で、流線形の体を作り、高速遊泳が可能で、感覚器官、運動器官、その他でもっとも高い性能を持つに至っています。
非常に優れた生物である(タコの祖先)イカが、
地球上の全海洋に存在しているということが前提になるのではないでしょうか。
イカは、今後もさらに進化を遂げ、
何億年後には、イカの子孫が地上でも繁栄するだろうという科学者もいるくらいです。
つまり、
「タコが世界海洋に存在するのは、
タコの祖先であるイカが世界海洋に適応しているから」
また、「地球上のほとんどの海が繋がっている」ということになると思います。
地球上で、何度か大量絶滅も起こってきましたが
危機的な環境破壊が起こっても、
移動力に優れ、すべての海洋に存在するイカは、
全滅する可能性が低いのです。
絶滅しないので、またその子孫から、
海底に適応し進化したものが現れれば、それがタコになります。
そうやって、タコが世界の海に増えていったものと考えられます。
ありがとうございます。
まとめると
「地球の表面の7割は水域(深海)なので、それに対応する種として「タコ」が存在しなくてはいけない(しておく必要性・意味がある)」ということになるのでしょうか?
再回答です。
生態系バランス維持について。
まずひとつの種の絶滅が、なにをひきおこすかについては、このページ下のほうの、
『コンピュータでシステムファイルのあるものを削除した場合、まず例外なく動作しない。それと似たことが自然界のシステムで起きても決して不思議ではないのである』
という例えがわかりやすいでしょう。
さらに続けて、実際にドードーの絶滅が、何を引き起こしたのかについて読んでいただければ、一種類の絶滅の影響が、他の種にも及ぶことがわかっていただけるかと思います。
自然は複雑なシステムですから、ひとつのパーツの狂いは、全体に影響を及ぼしかねない、という一例です。
http://www.kawachi.zaq.ne.jp/dpbva000/tayou/tayou03.html
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さらに、「私はタコ嫌いだから絶滅していい」といえない理由を。
先の例、わたしの前の回答にあげたように、タコの存在の有無は直接、間接を問わず、タコにかかわるすべての生物に影響します。
たとえばエビカニ類の大発生は、さらにそのえさとなる小型の生物の大減少や、エビカニ類の幼生が大量に発生することで、海洋プランクトンの構成を大きく変え、世界中の海がその影響を受けるでしょう。
今までいた魚が減少し、本来少なかった魚が大発生する、もちろん、逆もありえます。影響規模は机上だけではとても予想できません。端的に言えば、世界的に漁業のやり方を変えざるを得ない可能性があります。
そして、地表の大部分を占める海が変わるということは、食料のみならず、世界的に環境が変わるということでもあります。
直接の経済価値だけでは、種の絶滅の影響は計りきれないのです。
…なんかあまりに大げさになっちゃいましたね(笑)
まあ、こういう可能性までありうる中、たこが存在し続けることでそれを防いでいる、というあたりでいかがでしょうか?
ありがとうございます。
つまり「タコ」がこの世界に存在する意味は、
ひとつは、生態系のバランスを保つため。
もうひとつは、大災害等で地球上の全種が絶滅してしまわないために色々な環境で生存する種がいるべきである(種の多様性)。
ということでよろしいでしょうか。
これらをふまえて、もうひとつしたい質問があるのでこのへんで終了します。皆様ありがとうございました。
ありがとうございます。
タコは、貝やエビ、カニが増えすぎないために存在しているということですね。
また。貝やエビ、カニが増えすぎて、食物連鎖・生態系のバランスが崩れるとなにか問題があるのでしょうか?よろしければその点再回答していただければありがたいと思います。