【紙幣と硬貨】

造幣局です。

紙幣は「日本銀行」が、硬貨は「造幣局」が作っているから、

発行場所の違いではないでしょうか？

貨幣は国が発行するものですが、日本銀行券は日本銀行という法人が発行するものだからとのことです。

硬貨は政府（日本国）が発行

紙幣は日本銀行が発行しているから

紙幣は日本銀行法29条に基づいて日本銀行が発行するもの、硬貨は政府が発行するものだから。

紙幣（日銀券）は日本の中央銀行である日本銀行が発行し、硬貨は補助貨幣として政府が発行しているからです。

造幣局のサイトのQ&Aに夜と、貨幣は造幣局で製造され、国で発行するため日本国、紙幣は日本銀行が発行するため、日本銀行との記載のようですね

貨幣＝硬貨は造幣局が製造し、紙幣＝日本銀行券は、印刷局が製造しています。その後、貨幣＝硬貨は国に交付され国が発行するので「日本国」と、日本銀行券は日本銀行という法人が発行するので「日本銀行」と表記されています。

貨幣は昔の財務省造幣局つまり国による発行。紙幣は日本銀行による発行だからです。発行元が記載されているわけです。日本銀行は国の機関のように思えますが組織上は株式会社みたいな特殊法人です。上場もされています。

ちなみに造幣局は独立行政法人になりましたのでもしかすると将来的に日本国の文字じゃなくなるかもしれませんね。

お札は国立印刷局の製品です。

日銀はそのお札を発行する権利を持っています。

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第５章　日本銀行券

（日本銀行券の発行）

（日本銀行法）

第４６条 　日本銀行は、銀行券を発行する。

２　前項の規定により日本銀行が発行する銀行券（以下「日本銀行券」という。）は、法貨として無制限に通用する。

造幣局は旧大蔵省の一部局から財務省を経て独立行政法人となりました。ですから今も日本国の機関の一つです。

もともと硬貨が唯一の貨幣であり、金貨や銀貨といった物質的な価値のあるもので作られた政府の発行する本当のお金でした。

しかし経済が発展し流通量が増えるに従って、硬貨では間に合わなくなったため、正貨と交換を約束する兌換（だかん）券という紙幣を国営銀行が発行しました。

現在は兌換制度もなくなり、硬貨も補助貨幣となってしまいましたが、昔の名残で発行者が違うんです。

政府貨幣と日銀券の違い

こちらの記事（途中までの解説）が

参考にはならないでしょうか？

表記の違いは皆さんが回答されている通り、発行元の違いです。

今日において発行元が分かれている事に明確な理由は無いようです。

経緯についてはURL中、「幣制について-幣制とは、通貨の単位、法貨の決定、通貨の発行主体、何故紙幣発行は日本銀行に集中させたのか...」に詳しく書かれています。

紙幣が銀行券である主な理由は次の通り。

市場の需要に応じた紙幣の流通を確保するため。

経済状況において屈伸自由。

推測で申し訳ないですが、硬貨の発行が政府なのは、小額なため上記をあまり懸念する必要が無いのと、日銀にしてしまうと貨幣鋳造益が無くなってしまうからでしょうか。(もっと根は深そうな気はしますが)

政府紙幣の発行を推奨している人もいます。

参考までに…。

↑の日本銀行の概要 １）日本銀行の役割 発行銀行をご覧ください。他国発行元の違い。

参考までに…①。

参考までに…②。

がんばって読むと結構勉強になります。