”自然災害は休日や深夜に発生する可能性が高い”と防災訓練のときに聞いたのですが、それには科学的な根拠があるのでしょうか？実証しているサイトや文献などがありましたら教えてください。

　何らかの勘違いではないでしょうか？

　確かに阪神大震災は前日は振替休日でしたし、深夜ではなく早朝です。（被災者です）また、台風などによる水害を見ていますが、平日だったと記憶しています。

　中越地震は休日でしたが。

　ただ、経験から言わせて戴くと、個人の家は木造で崩壊しやすく、深夜だと暗くて隣りの家が崩壊していてもわからず、素早い救助が難しいという点で被害が拡大しやすいということは認めます。

地震などが特に深夜や休日に発生しやすいというのは考えにくいのですが、土砂災害については深夜の被害が多いような印象があります。

上記URLは平成９年の鹿児島の土石流災害についてのページ

こちらのPDFファイルは平成１５年の水俣での土砂災害についてのものです。

いずれも深夜に起こっており、きちんとした統計は見つけることはできませんでしたが、山の異変に気づきにくい深夜や夜間に土砂災害の被害が多いということは十分に考えられると思います。

また、災害発生の可能性はともかく、被害に関しては深夜のほうが大きくなるということはありそうです。

上記PDFファイルは愛媛県の地震被害の想定ですが、夕方１８時と深夜２時を比較した場合、予想される死亡者数は深夜のほうが大きくなっています。

心理的なバイアスが掛かっている、ということはないでしょうか？

URLはダミーです。

そう書いてあったのですよね？「休日や深夜に発生する可能性”の方が”が高い」

ではないですよね。つまり「深夜に発生する可能性も高いから危険だ」って意味でとらえました。そういう意味にも読めませんか？

「深夜」の方なら、たとえば昼間と温度や風向きが変わりますし、また雲の発生しかたなども変わるでしょうから、なんらかの因果関係はあるのかもしれませんが、「休日」の方は、あくまで人間が定めただけの休日という日に、自然災害が起こりやすいとはいえないと思います。

先ほどのものですが、付け加えです。

チラシは危機感を持ってほしいという意図もあったり、見出しとしてのインパクトも必要でしょうから、そういう書き方をしたのかもしれません。

もし本当に「休日や深夜に発生する可能性の方が高い」という意味で書いてあったとしたら、やはり災害穂被害という言葉などが省略されているのではないかな、と思います。