左右どちらにしろあからさまに偏った考察は、よほど説得力がない限り0ポイントにさせていただきます。
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国民に厭戦ムードが支配していたアメリカは、なんとかして欧州戦線に介入する決定的な理由が必要でした。ドイツと直接対峙していたわけではないアメリカが参戦するためには、ドイツの味方である日本との開戦する必要がありました。
ハルノートはそのための一つの手段でしかないのです。ハルノートを受託したら、今度はもっと過酷な要求を突きつけて来たでしょう。アメリカ政府は何が何でも日本と戦争したかったのです。(欧州派兵のために。)
真珠湾攻撃が宣戦布告前に起こったことはアメリカ政府にとって最高のシナリオでした。国民を一気に厭戦ムードから参戦へと掻き立てることが出来たのです。
アメリカ政府の煽りもあって国民や兵隊がどんどん日本に憎しみを抱いていく一方で、軍部の高官だけが冷静に日本を分析していたと言うのは皮肉と言うか、アメリカらしいですね。
まぁ、タイムマシンで戻れたとしても、戦争を回避することは出来なかったでしょう。開戦と終戦の時期がずれるだけで、結果には大きな変化はないでしょう。
結局アメリカはそのリソースの30%しか対日戦に投入しませんでした。(70%を欧州へ)
ハルノートからはるか以前にもう日本は戦争になって負けることが決まっていたようなものなのです。
http://www.hatena.ne.jp/ダミー:detail]
ハルノートの急所は満州国も含めた日本による実質的な海外植民地の放棄です。
日本のWWⅡ参戦がなかったとしたら、まず西欧諸国によるアジアの植民地状態が続けているでしょう。地球規模で黄色人種が白色人種の下位階級としてシステムが固定化され、今以上に搾取されているでしょう。
それで、日本が手を引いた地域(主に満州地域)は力の空白状態となり、もしかしたら米の後押しを受けて国民党政権が樹立されたかもしれません。現在の中国が、中華民国と中華人民共和国とでそれぞれ米ソを後ろ盾にして真っ二つにわかれている可能性は高いです。
そうして朝鮮半島にいける38度線が、旧満州国国境に出現しているような世界になっていると思います。
日本はまた鎖国でもしてるような気がします。
ハルノートを受け入れられるくらいの判断をする政権ならひいき目に見て、極東のスイス化でも実現してるかもしれません。
アジアで抵抗運動は起こらなかったでしょうか。
米ソを後ろ盾にして、ということはソ連は崩壊していない?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%AB%E3%83%8E%E3%83%B...
ハル・ノート - Wikipedia
1941年時点での日米開戦が回避されて、中国権益から日本が手を引いていた平行世界、ということになると、ポイントは
1)ハルノートを受け入れたときに無条件受け入れになったかどうか。
2)日本とアメリカの強硬派がどうなったか
3)その後の日中戦争の帰趨
4)アメリカの対独参戦はどのようになされたか
といった点になるかと思います。
日本中枢の開戦論者が一掃に近い方法で取り除かれないとハルノートの受諾は無かったと思いますのでなんらかのクーデターがあったのでしょう。受諾条件は日中戦争終結をアメリカが保証するということでどうでしょうか。加えてアメリカの強硬派も日本同様に押さえ込まれて対日挑発の圧力が低下していたら。
そうであったら、大陸経営という結果的に日本にとって大赤字になったビジネスから手を引くことが出来ますから、その分の資源を南方経営に投下して、なおかつ中国との戦争がその後もなかったなら、今頃は太平洋に日本主導の経済ブロックが形成できていたでしょう。その場合、日本の脅威は国民党中国である可能性が高いです。
もちろん日米戦争がなければ日本に基地も無いわけです。
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ただいずれにしろ、アメリカとの現在のようなパートナーシップは形成できていないでしょう。それがいいことかどうかはわかりません。
2.の回答者さんのお考えのようにハルノートが受け入れられるような判断が出来たのなら別の形でのパートナーシップが形成できていたでしょう。そう思いたいです。
アジアは植民地状態から抜けられたのでしょうか。
いずれにしても、中国は結局敵なんですね・・・・・・
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%88%E3%83%AB%E3%83%B...
バトル・オブ・ブリテン - Wikipedia
ハルノートが送られてきた時点で既に行われていた戦闘をベースにIFを考えてみました。
まず、中国と太平洋の戦線が難しいのでヨーロッパ戦線を先にやります。
どちらにしろ日米が参戦しないという話しですね。
http://www.uraken.net/rekishi/syusen01.html
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まず、時期的には英国との戦いが膠着してロシアに侵攻。不利な状況が見え始めた頃です。
ソ連軍はゾルゲ情報により日本軍は本格的な侵攻はしてこないだろうという読みで戦力の大半を西部戦線に振り向けていました。
英国には本土を防衛するための武器は揃っていましたが、反撃する際に有効な兵器を持っていませんでした。
ここではハルノートをどのように受け入れるかで回答が変わります。
特に三国同盟の破棄に時間をかけた場合、ソ連軍は日本を背後に控えるわけでこれでは西部戦線に充分な兵力を回せない。米軍の攻撃をドイツが受けない分、戦争は長期化し、ヨーロッパの体力は日本が参戦する以上に消耗することになります。
とくに虐殺で亡くなられるユダヤ人は何倍にも増えるでしょう。
中国は毛沢東と蒋介石の争いで結局米国が介入できるのはここだけですから、日本が参戦した以上に熾烈な戦闘となるでしょう。
この結果如何で米国の国際的影響力が決まります。
どちらにしろ、現在ほど米国あるいはドルの影響力はないと考えて間違いはないと思われます。
ある意味、日本は米国の恩人と言っていいのかな。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E5%BA%A6%E7%B5%8C%E6%B8%8...
高度経済成長 - Wikipedia
ハルノートを受け入れアメリカとの戦争を回避しても、いきなりアメリカとなかよしこよしになるとは思えません。
大戦後の日本の立場は米ソのどちらにも組しない、非同盟諸国の有力国という位置にとどまると思います。
その場合、日本が米国の勢力下に組み込まれていなければ得られない円安相場なく、石油の安定供給も望めないでしょう。
また自衛隊よりも大規模な軍隊の存在は国庫に負担をかけ工業用地やインフラの整備を遅らせ、数十万もの労働力を国防という重要ではあるものの一円も生み出さない仕事に縛り付けることになります。
さらに独禁法の制定や農地改革、憲法改正などGHQの強権の元に行われた改革が無いため貧富の格差が是正されず中流階級の増加が無いため消費の拡大は望めず、所得格差の是正を図る計画経済も財閥や地主階級の反発により実施できない可能性が高いです。
ようするに高度経済成長が発生しない可能性は高く、日本はあまり豊かな国にはならないでしょう。
そして戦後、世界各地で発生した共産主義ブームがこの日本でも起こるでしょう。
貧富の格差が是正されず将来への希望をもてない人が多くいるこの日本では、史実の学生闘争よりもより過激な革命闘争が起きると思います。
その結果、共産主義政権が誕生するか、帝国政府が史実の日本には出来ない苛烈な行動で革命を鎮圧するかはわかりませんが、どっちに転んでもろくな国にはならないでしょうね。
日本だけではなく、世界について語ってください。
http://www6.plala.or.jp/imail/no111.html
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4で回答した者です。私のコメントに有った質問に回答します。
>ある意味、日本は米国の恩人と言っていいのかな。
いいでしょう。確かに真珠湾やその他のご遺族は日本に不満を持っていますよ。でも、大戦後勝利国として、世界中に債権を抱えた米国を作ったのは日本と言って過言ではありません。
真珠湾攻撃の報を聞いて各国の首脳が喜んだと言います。
ヒットラー「やっと日本が参戦してくれた」
チャーチル「これで米国が参戦してくれる」
ルーズベルト「参戦して不況から立ち直れる」
ムッソリーニ「日本が太平洋・アジア戦線に兵力を分散してくれるので、後方の脅威が減った。西部戦線に集中できる」
毛沢東「これで日本軍がアジアに兵力を回す。我々の勝機が増えた」
つまり、日本が真珠湾攻撃を仕掛けたことでむしろ敵側の方が大戦の勝利を確信したんですね。
どう見ても枢軸側は米国を参戦させてはいけなかった。ハルノートを拒否した程度でアメリカは参戦できない。中途半端な動きをしたならチャーチルから反対されますよ。
この質問で難しいのは、まず拒否するとしてそのやり方が指定されていないところです。
そのためストーリーが大きく変わります。
http://ww31.tiki.ne.jp/~isao-o/battleplane-1sinjyuwan.htm
真珠湾攻撃 (太平洋戦争始まる)
例えば、ハルノートを拒否しないでのらりくらりとかわしながら、交渉を長引かせる。業を煮やしたアメリカが日本に攻撃を仕掛けたとしましょう。
この場合は米国の大敗となったと考えられます。
帝国海軍航空戦隊の最大のミスは最も優秀な指揮官と敵側が評価している山口多聞を航続距離の短い飛龍に乗せて、南雲の下につけた点にあります。
真珠湾の前も「山口は置いて行こう。でもあいつは怒るだろう」と山本五十六が言ったという話があります。
ミッドウェー海戦ではありませんが敵がこっちにやってきてくれるのです。工業力で勝る米国でも海戦当時は技術力、兵の練度何をとっても日本に敵いません。
山口も徹底的に相手を叩いたでしょう。
空母艦隊をやられて逆に米国が停戦へ尽力する。そういったシナリオもありえます。
政治的にも軍事的にも判断を誤ったということですね。
すみません。
質問の趣旨としては、もし日本が戦争を回避していたらどうなっていたのか、ということなんです。
かなり前に架空戦記ものの小説が流行ったことがありましたが、あんな感じで「戦わなかった世界」がどんなものだったのか、と。
もし良ければ、そっちの方向で再回答してもらえませんか。