http://www.sakawa-lawoffice.gr.jp/sub4-5-s%20kaunsera.html
講演・講義 不動産カウンセラー 5−s
上でも取上げられているマンションの住人でした。
前年の4月に転居し、10月から京都に転勤になりました。
当日同じ市内の実家で寝ていて、会社には行けず、自宅のマンションを見に行き室内は家具や食器などが散乱していましたが、トイレの水は流れるので、両親に何ならこっちに来るかと言ったものです。(実家のトイレは水が流れていなかった)
父は当時も自治会の班長をしていましたが、記憶にある限り町の自治会は機能していませんでした。とにかく、個々でやれることをしよう。そんな感じでしたね。お向かいのお婆ちゃんは早朝ご自宅が崩壊して残されていた時には生きておられたのですが、引き上げた時には亡くなっていました。そっちの方をやってあげていればもしかしてというのがいまだ心に残っています。
さて私のマンションに戻ります。
以後実家に戻り、数日後電車が西宮まで開通したという報道により、会社に出勤したところ高槻に寮を用意してくれました。
次の土曜日実家に帰ってみると、お前のマンション大変なことになっているぞと言われ、慌てて管理人さんに詳細を聞きました。タンクに水が残っていたから当日早い時間は水が出ただけというのが判りました。
住民の中に水道業者の方が居て、その方の尽力で自家発電機とポンプで水をご近所に配れるまでにその時点でなっていました。
で、復旧にまともに取り組めるようなったのはもっと時間が必要でした。その間色々な売込みがありました。皆が一番怒ったのは、不動産屋で滅茶苦茶な値段で買い取りますよ。復旧のためのコンサルタントや建築業者です。
これは大変だと思い、集会は必ず出るようにしました、その間に何故か役員でもなかったのに副会長、翌年は会長になってしまいました。
何をやったかというと、復興は2棟それぞれに任せる。基本的に我々は何もしないということです。楽をしたと思われるでしょうが、実は大変なことなんです。復興には金が掛かります。必要以外の金を抑えるための決断です。
やったことで覚えているのは、ゴミ集積場の修理と、工事の足場確保のために駐車場から車を料金を取りながら一時立退かせたこと。後、崩壊したら困るとの判断で補修案がまとまらない1棟を下から支える工事をしたことです。植木の剪定やらない。消防設備の交換やらない。
やれなかったことはやっとその棟の補修案がまとまった時、融資の承認を取って欲しいと言われましたが、もう1棟の反対が予測されてできなかったことです。
一応大森一樹さんが保証人となることで工事が可能になりましたが。
後、どんなことをお聞きになりたいたいかは書いていただければ答えます。
まず個人のボランティアの件に関して余談から。
これを言うとお前はおかしいと言われますが、復興を確信したのは家に帰る途中橋の下で若い女性二人がシンナーやっているのを見た時です。その時も酒は好きでしたが、飲めないんですよ精神的に。回りもそうでした。その時にアンパンやる余裕が出来たんだってね。
で、一人のボランティアを紹介します。その方は灘高を出て大学を出て私の当時の勤務先の川崎の研究所にいました。
当時インターネットがまだ普及していなくてパソコン通信の時代です。彼は毎週土日バイクで川崎から母校である灘高に避難している住民に物資を送りつづけていたんですね。
で、色々な物資を送ってくれと社内の掲示板にUPし続けていた。
三ヶ月経った頃と記憶しています。漫画が欲しい。って書いてきたんですね。必需品は間に合うようになった、でも娯楽が何もないんだってね。
じゃぁ実家にたくさん置いてあるから持ってきなって渡しました。保存用に渡さないつもりだったのも私がちょっと出かけている間に来て、既に両親が邪魔だからって渡している分も含めて。
ちょっとしたエピソードですが、ボランティアが被災者に提供すべき物資も時期で変わるとご理解ください。
http://www.kantaikyo.org/kouhou/passed_event/passed/050123kiroku...
パネルディスカッション_阪神大震災の教訓 〜マンションは次の震災にどのように備えるべきか 京滋マンション管理対策協議会
NPOは一組来られましたが、結局役に立ちませんでした。
何故かって結局プロの方がマシな場合があるんですよ。うちのマンションは震災特例使っても建替えられない阪神間で10棟しかないマンションの1棟なんですから。
それを例えば隣りの某社の社宅を買い取るとか言われたって、そりゃ法律的にはできますが現実難しい。
脇の道を広げるって言われても、被害の大きい方の棟と、広げるために土地を提供する棟とは別なんですから。
一時期待はしましたが、結局いつの間にか来なくなりました。
http://www.ajisai-hiroshima.com/kaki/kaki-top.html
AJISAI・あじさい・味彩(株) 秋祭り・大学祭・文化祭・イベントの業務用食材/すじコン新発売/お好み焼きにあう缶チューハイ新発売/寄せ鍋レシピ/運動会・遠足のお弁当レシピ
後ボランティアで思い出しましたが、食料など逆にあまりました。
覚えているのは、まだ1ヶ月くらいだったでしょうか、広島から焼き牡蠣を配ってくれる方々がいたんですね。
普段でも食べませんよ高くて。
こういうのはどうかなって思いましたね。
一応2度目の回答なので他に何かあれば1円メールで聞いてください。現在東京在住です。
なるほど。素晴らしいご体験をお聞かせ頂き、ありがとうございます。またお聞きすることがあるかと存じますが、宜しくお願いいたします。
なるほど。ご自身のこのようなご体験をご回答頂き非常に有難いです。お見受けしたところ、自治会でご活動されていたようですが、その間のNPOやボランティアの方々との作業も教えていただければ幸いです。宜しくお願いいたします。