骨董品/古民芸/古銭/寛永通宝/小道具/アンティーク/古美術工芸品の奈良・十人十色
不況の時代にも金持ちはいますし、骨董や絵画が好きな方はいつの時代にもいます。
バブル期のように超高額の品の取引の数は減りましたが、現在はブームというわけでも下火というわけでもありません。その間くらいです。
http://www.npa.go.jp/hakusyo/h16/hakusho/h16/data/html/FS030307....
統計3−7 許可を受けている古物商及び古物市場主の数の推移(平成11〜15年)
http://c1188tl8.securesites.net/oedo-antique/
Oedo Antique Market
取引高をもってブームというのか、
世相をもってブームというのかによって
変わってくると思われますが、
基本的に世相として考えた場合、ブームは下火、
と言えるかと思われます。
おそらく近年の世相としてのブームは、
「開運!なんでも鑑定団」が始まった1994年を起点にし、
少年ジャンプの「かおす寒鰤屋(大河原遁)」や
ビッグコミックスピリッツの「ギャラリーフェイク(細野不二彦)」
などが登場したあたりにピークを迎えていたと思われます。
南青山の骨董通りも、今ではブティックや
カフェなどが目立つようになりました。
しかし反面、各地の骨董市などでは数万人規模の人出も珍しくなく、
その数は次第に増加していると思われます。
また許可を受けている古物商及び古物市場主の数は、
一部にリサイクル業者なども含まれているとはいえ、
平成11年度500,186人だったものが15年度には582,832人と
確実に増加傾向にあります。
したがって、世相としてのブームは去った、
しかし庶民文化としてのリーズナブルな価格帯の書画骨董は
定着して安定的な市場を形成する時期に入っている、
ということが言えるかと思われます。
ご丁寧なご教示ありがとうございます。
大変参考になりました。
なるほど、そうですね。