私はボディービルダーを目指している２６歳の男性です。

あう！！早速強烈な回答が・・・(笑)。

なるほど。一般的にもプロテインは一番ポピュラー（？）なサプリメントですね。筋肉芸人さんたちもよくネタに使ってたりします。

でも、ボディービルダーの食事はプロテインだけということはありません。基本的には普通の食事（バランスのいいもの）食べていて、プロテインは食間やトレーニングの後に飲む「おやつ」みたいなものです。

ご回答ありがとうございます。かなり本格的な質問なので驚きました。

最初の質問についてですが、私自身はそのような話はほとんど聞いたことがありません。ただ、薬物を使っているボディービルダーの場合は、薬の副作用で心臓肥大という症状がでることがあるそうです。

「クリームか何かを使用されているのでしょうか？」ということですが、私自身はまだコンテストに出たことはないので詳しくは分からないのですが、たしかに肌をテカらせるものや黒くするものを塗っています。見た目を良くするという以外の理由は特にありません。あと、日焼けも審査基準には含まれていないのですが、見た目を良くする（黒くして筋肉の境目をはっきりさせる）ためにみんな真っ黒に日焼けします。ちなみに、黒人さんもコンテスト前は念入りに日焼けするそうです。

「一日の基本メニューを教えてください。」

量が多くなってしまうので詳細なメニューは書きませんが、ボディービルダーの人たちは基本的に４〜６日かけて全身をトレーニングします。私は仕事が肉体労働で残業等もあるので、休みを多めに取って一週間で全身を鍛えています。

月：背中

火：胸：腹

水：休み

木：脚

金：肩と腕

土：休み

日：休み

のような感じです。トレーニング時間は一日１時間程度です。

毎日コツコツ続けるコツですが、まずはトレーニングについて参考書などを買って（雑誌はお勧めしません）勉強してみることです。なぜなら、やみくもに腕立て伏せや腹筋、食事制限などをしても効果をだすのは難しいからです。しかも、これらの効果は目に見えるまでとても時間がかかるので、なにも知らないで続けてしまうと途中で挫折してしまうかもしれないからです。実際、深夜テレビの通信販売に出てくるようなマッチョマンになるには、普通何年もかかります。

なので、コツコツ続けるには正しい方法を知って、まずは「辛いと感じない程度」で続けてみることをお勧めします。

なるほど。たしかに、スポーツ選手とは少し違った感じがしますよね。実際、ボディービルダーが筋肉を肥大させるのは「見せるため」であり「使うため」ではありません。もし、ボディービルダーが水泳選手やマラソンランナーの真似をしようとしても筋肉が重すぎて無理でしょう。

ただ、ボディービルダーには力が無いわけではありません。というか、単純な筋力だけならすべてのジャンルでもトップクラスです。なぜなら、「筋肉を発達させる」＝「重たいものを持ち上げる」事だからです。一流の人たちは、200kgを越えるベンチプレスや、300kgを超えるスクワットを行ったりしています。つまり、その筋肉を「何に使うか」ということになるわけです。実生活にはむしろじゃまになるぐらいの巨大な筋肉ですが、パワーリフティングやアームレスリングなどのような単純な力比べの競技では十分に「使える」わけです。

何歳まで現役で活動できるかについてですが、怪我や病気などを抜きにすれば一生できるということになります。ボディービルの大会ではマスターズという６０代や７０代の階級も存在します。引退するかしないかは、人それぞれの判断ということになります。ただ、ボディービルダーとしてのピークは３０代ぐらいだと思います。

筋トレ以外に日常で気をつけていることは、主に食事です。毎食できるだけバランスのいい食事を取るようにしています。あと、食事と食事の間隔があきすぎるとよくないので、用事で出かけたりするときは間食用のプロテインを持っていきます。

コンテスト以外でのボディービルダーの活動ですが、一部の人は雑誌に記事を掲載したりトレーニングビデオなどを発売したりしています。有名な人になるとイベントのゲストで呼ばれたりする人もいます。

いえいえ、馬鹿馬鹿しいだなんてとんでもありません＾＾。

まず、プロテインを一日にどのくらい摂っているのかということですが、これは人によって（体格や食事の量で）結構違うのでなんともいえません。まったく摂らない人もいますし、一日に数回摂る人もいます。量的には、一回分が20g〜30gぐらいで多い人は50gぐらい摂ります。

「ビルダーの方にとってはプロテインってどういうものなのか？」という事ですが、基本的には食事の代わりです。筋肉を発達させるにはこまめな栄養補給が不可欠です。腹６分目〜８分目ぐらの食事を一日に数回程度取るのが理想的なのですが（一回で沢山食べるというのは×）、普通はみんな仕事などをしているので現実的ではありません。なので、その食事の１回ないし２回分程度をプロテインに置き換えるという考え方です。なので、プロテインを摂らないといけないわけではなく、普通の食事ができるならそれに越したことはないのです。

「ビルダーの方はみんなプロテインを摂っているのでしょうか？」という事ですが、前述したように基本的には食事でまかなえるものですので、摂ってない人もいるみたいです。あと、ノンプロテインビルダーだけの選手権というものはありません。プロテインというのは、牛乳や卵から「たんぱく質」だけを取り出したものなので、どちらも食べてるものは同じなのです。

いえいえ、構いません。実際、私の周りでもその質問（疑問）が一番多いです。「自己満足ですか？」と聞かれればたしかにその通りです。

ただ、ここからは私個人の意見なのですが、ボディービルに限らず、その他のスポーツも自己満足と言ってしまえばそれまでのような気もします。例えば、世界一速く走れたとしても、実生活でそれほど役に立つわけではないですし、野球やサッカーが出来なくても大して不自由はしないような気がします。ただ、ボディービルダーと違い理解して応援してくれる人は沢山います。私（私たち）は「たまたま」ボディービルだった訳です。

ボディービルダーが健康かどうかについてですが、コンテストに出るわけでもなく趣味でウェイトトレーニングをやっている分には健康かもしれません。ただ、どんなスポーツにも言える事ですが、極めようと思ったらそれなりの犠牲が必要になってくるのだと思います。詳しいことは知りませんが、過剰なダイエットで死亡した人や、薬物（アナボリックステロイド等）の副作用で体中ぼろぼろになっている人などもいるそうです。

最後に、「やっぱり「魅せる」には油を塗るんでしょうか？という事ですが、私自身はまだコンテストには出たことが無いのでよく分からないです。

なるほど。薬物（アナボリックステロイド等）については、結構気になっている人もいるみたいです。

一般のボディービルダーがどの程度薬物を使っているのかということは、私には分かりません。ボディービルの大会では基本的に禁止されているものなので、使っていたとしてもみんな公にはしないでしょう。

ただ、世界レベルで活躍している現在の「プロ」と呼ばれる人たちは、ほとんどの人は使っているらしいということは聞いたことがあります。アイアンマンという雑誌の暴露記事で読んだのですが、某トッププロはアナボリックステロイドや成長ホルモンを毎日大量に使い、薬代に年間何百万円もかけているそうです。

ちなみに、程度にもよりますが、もし薬物を使うのであればよ〜〜〜っく勉強してからの方がいいような気がします。あと、健康診断も定期的に受けたほうがいいような感じです。

トレーニングの内容についてですが、これは人それぞれ全然違うので私にはなんともいえません。トレーニング時間は１時間程度の人から何時間もやる人もいるみたいですし、重さも１０回もできないぐらいの重量から何十回もできる重量でやる人もいます。結果を出しているトップクラスの選手でさえ、トレーニングの方法は人それぞれ全然違います。なので、結局は自分が正しいと思った方法で行うしかないような気がします。

あと、日焼けについてですが、自然光だと有害な紫外線が含まれているので、できれば日焼けマシン等を使ったほうがいいらしいです。

「賞金」・・・。私もそれを知ったときはちょっとショックでした。なぜなら、ボディービルの大会の賞金のみで生活することはまず不可能だからです。ほとんど全てのボディービルダーは他に仕事を持って、その収入でボディービルをやっています。

ましてや、スポンサーがつくほどラッキーな人は超がつくほど少ないのです。

ボディービルダーの反応ですが、私が通っているのはスポーツクラブで、残念ながらボディービルをやっている人はいないのでなんとも言えません。

審査基準に関しても正確なことは分からないのですが、私の知っている限りで簡単にご説明します。

バルク＝筋肉の大きさの事。筋肉が大きい方がいい。

ディフィニション＝脂肪が少なく筋肉や血管などがよく見えること。脂肪が少ないほうがいい。

シンメトリー＝筋肉が左右対称に発達しているかどうか。バランスよく発達しているほうがいい。

等です。

ただ、目標とするところは人それぞれ違いもあるようで、「とにかく大きな体になりたい、太い腕が欲しい」という人や、「異常なほど大きくなくていいから、バランスのいい脂肪のそぎ落とされた体がいい」という人もいます。

本当に、疑問山積みですね(笑)。とりあえず、順番に・・・。

ポージングの際の笑顔ですが、とある人の話では自然に笑顔になっているということらしいです。それに、審査員や観客が見ているので、無表情よりは笑顔の方がいいのかもしれません。私はまだコンテストに出た事が無いので分からないのですが・・・。ちなみに、表情は審査基準には含まれていません。

体に何を塗ってるかというのは、前述したように私にはまだわかりません。

「キレてる」とか「カタい」とかいう掛け声は、「いいぞ〜〜〜！！」のよう意味だと思います。多分・・・。

私の場合は、いまのところ体が出来上がっていくという喜びが、トレーニングの辛さに勝っています。たしかに他のスポーツと違って成果が出るのに時間がかかりますが、ほんの少しずつでも腕が太くなっていったり、胸板が厚くなっていくのは嬉しいものです。どこまでやるのかはまだ分かりませんが、みんな「自分はこれでいいや」と思うまで続けるのだろうと思います。

なるほど。「イイカラダ」や「キレイなカラダ」になるには、糖分（炭水化物）を摂ってはいけないと思っている人は結構いるみたいです。

たしかに、必要以上の炭水化物を摂ると体脂肪として蓄積されてしまいますが、トレーニングに必要な分のエネルギーは十分に摂らなければなりません。さらに、たんぱく質はもちろんですが、脂肪もある程度とる必要があります。

ただ、炭水化物には体への吸収速度というものがあって、ご飯やパスタなどよりお菓子やジュースを食べたときのほうが体への吸収速度が速いのです。吸収速度が早いと、エネルギーが脂肪に変わりやすくなるので、基本的には甘いものは控えたほうがいいのです。

すごいですね。片目を失ってまでボディービルを続けるとは・・・。ボディビルでなぜ失明したのかは、詳しい事情を知らないので分かりません。

しかし、体を酷使するという事については、ボディビルというのは体に相当な負担がかかります。筋肉というのは鍛えれば鍛えるほど強くなっていきます。つまり、前回よりも重い重量でトレーニングしなければさらに筋肉を発達させる事が出来なくなってくるのです。そして、それを繰り返していく為、トレーニングを続ければ続けるほど辛くなっていくわけです。

服については、私はまだTシャツやジーンズがきつくなってきた程度ですが、トレーニングを続けていくと既製品では着られなくなってきます。

トレーニングを急にやめた場合ですが、正しい食事を続けていた場合は一週間や二週間で急激に痩せてしまうということはありません。何週間・何ヶ月かかけて徐々に元の体（？）に戻っていくと思います。

最後にボディビルの魅力ですが、他の人は分からないのでとりあえず私の場合を書きます。ただ、「何故その人が好きなの？」と聞かれても明確には答えられないような感じで、「何故ボディビルなの？」という問いに、私自身もいまだうまく答える事は出来ませんが・・・。

男性の方ならわかると思いますが、人生で誰でも一度くらいは筋肉をつけたいと思ったり、イイカラダになりたいと思った事があると思います。実際、私も学生の頃、毎日のように腕立て伏せや腹筋等をやっていた時期がありました。ただ、その辛さとは対照的にまったくといっていいほど筋肉は発達しませんでしたが・・・。私がボディビルダーを目指しているのは、自分でもうまく説明できないのですが、筋肉をつけたいという願望が人よりも強かったのだと思います。そして、正しい方法を知り筋肉がついてくると、逆に今よりも筋肉をつけたいという願望が強くなってきたのです。

おお！一年ぐらい前に私もこの本買いました。トレーニングなどの解説書などでは知る事のできない、ボディビルダーの内面を描いている作品で、私もとても興味深く読む事ができました。

減量については私も詳しくは知らないのですが、トップ選手になると、体脂肪を生命維持ギリギリまで減らさなければならないと聞いた事があります。たいていの人には嫌われている脂肪ですが、本来は体にとって無くてはならないものです。エネルギー源としてはもちろんの事、体温の維持・内蔵や関節の保護、ホルモンを生成する材料などにもなっています。

ボディビルのコンテストでは体脂肪を極限まで減らさなければならないので、当然摂取するカロリーを減らしていかなければなりません。しかし、筋肉を維持するためにはハードなトレーニングが不可欠です。カロリーを制限した状態でなおかつハードなトレーニングを続けるということは、からだにとって相当な負担になるわけです。つまり、もし減量に失敗したら最悪の場合、食事管理を徹底しているはずのボディビルダーが、「栄養失調」で死亡する可能性もあるというわけです。

どうも書き込んでいただいたURLにアクセス出来ないみたいです・・・・。

「私が今どのくらいの選手か」ということですが、私はまだ大会などには出た事はありませんし、どこかの団体に所属しているわけでもありません。通っているのも、家の近くのスポーツクラブです。私がボディビルダーを目指そうと思ったのはここ半年ほどの事だからです。

空手のために始めたウェイトトレーニングだったのですが、結局ウェイトトレーニングのほうが面白くなってしまい、空手はやめて今は生活もウェイトトレーニングのために調整しています。その過程で、「世間の誤解」のようなものがとても多かったのでこのような質問をしてみたわけです。

「健康と体力づくりのための栄養学ハンドブック」

「http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4884581385/qid=1135...」

などはいかかでしょうか？

クリス・アセートという方が書いた本なのですが、いまのところ私がもっともお勧めできる書籍です。

私はまだウェイトトレーニングの初心者ですが、たしかにトレーニングはきついですし、それ以上に規則正しい生活を維持する事が大変です。今後も続けていくのであれば、今以上に大変な思いをすることは容易に予想できます。「人生楽しまなければ損だよ」とか、「食べる楽しみがなくなるなんて考えられない」という人も沢山います。もちろん、それが間違っているとは思っていません。

しかし、私の場合はただ楽しく人生を送るということが、逆に辛く感じてしまうのです。楽しむのもいいけれど、「なにかを頑張りたい」という欲求があったのです。私はある事がきっかけでウェイトトレーニングを始める事になったのですが、たとえ結果が残せなかったとしても、これなら一生続けたとしても後悔はないと思えるものだったわけです。

実感といわれるとちょっと困るのですが、結論から言うと「何も変わらない」ということになります。

ウェイトトレーニングを始める前の私の体脂肪率が１５％程度で、今が１３％程度でほとんど変わっていません。筋肉も、初心者が一年程度でそれほどつけられるわけではないですし、今年泳ぎに行ったのは半年ほど前なので、まだ体格にもほとんど変化が無い状態なのです。

最後に、多数のご意見をいただきありがとうございました。みなさんが、ボディビルダーに対してどう思い、何を感じているのかがとてもよくわかりました。

質問の内容も、トレーニング等に関する単純な疑問から精神的なものまで幅広くあり、私にとっても自分をを見つめ直すよい機会になりました。