参考までに、自分が読んでよかった本と、悪かった本を上げます。
よかった本
「日本人の英語」「理工系の作文技術」「はじめての構造主義」
悪かった本
「バカの壁」「さおだけ屋は〜」
http://www.amazon.co.jp/gp/product/customer-reviews/4004130204/r...
Amazon.co.jp: 魔女狩りのレビュー: 本: 森島 恒雄
手に入るかなー
「魔女狩り」
ルネサンスの暗黒面を書いた名著
http://www.amazon.co.jp/gp/product/customer-reviews/4061492780/r...
Amazon.co.jp: ラカンの精神分析のレビュー: 本: 新宮 一成
「ラカンの精神分析」
日本の精神医学を代表する人物による、20世紀最大の影響力を持った医学者の理論の解説。すんなり読めて面白いです。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4560050627/qid=11361369...
Amazon.co.jp: ルネサンス 改訳: 本: ポール・フォール,赤井 彰
「ルネサンス」
上記「魔女狩り」と並行して読んでおきたい好著。当たり外れが大きいけど、文庫クセジュはチェックしてから新書を探してみましょう。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/customer-reviews/4047100080/r...
Amazon.co.jp: 決断力のレビュー: 本: 羽生 善治
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480059873/250-2936659-...
Amazon.co.jp: 戦争報道: 本: 武田 徹
『戦争報道』はいかがでしょう。
最後ちょっと理論的かなと思いましたが。
レビュー悪くないと思います。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4121017595/250-2936659-...
Amazon.co.jp: 言論統制―情報官・鈴木庫三と教育の国防国家: 本: 佐藤 卓己
『言論統制』はいかがでしょう。
去年のダカーポの書評でも結構評価高かったです。
一気に読めます。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4166601105/250-2936659-...
Amazon.co.jp: 「社会調査」のウソ―リサーチ・リテラシーのすすめ: 本: 谷岡 一郎
『「社会調査」のウソ』
いかにわれわれの統計学の知識のなさを悪用して情報をいじっているかがわかります。
どれ面白そうです。
http://www.hatena.ne.jp/1135580131
人力検索はてな - 新書はあまり読まないのですが、今まで自分の知らなかった世界を手軽に体験させてくれるのが新書のいいところだと思います。ただ、お手軽すぎて内容がほとんどない新書があ..
# 1 の回答をした者です。感想を書かず申し訳ありません。私の一言レビューです。
「プロ棋士の頭の中って?」ということに興味がありました。
対局中は、何十何百手先を正確に読み続ける ”機械” のような人だと思っていたのですが、
思ったよりも ”アナログ” 的だと感じたギャップが、すごく面白かったです。
いえいえ、お気になさらずに、私が質問本文に書いていなかったのですから。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4121010876/503-1053661-...
Amazon.co.jp: ゾウの時間 ネズミの時間―サイズの生物学: 本: 本川 達雄
こんにちは。
かなり有名な本ですが、『ゾウの時間 ネズミの時間―サイズの生物学』は好みです。
私がもっと前にこの本を読んでいたら、もしかしたら生物学の道に進んでいたかもな、
と思ってしまうような危険な本です。(^_^;)
新書は何十冊か読んだことがありますが(3桁ではないと思います)、
ほんとうにすごいなあと思ったのは今のところこの本だけですね。
『はじめての構造主義』は昔 読んだのを思い出しました。
当時はさっぱりでしたけど、また読み返してみようかなあ…。
その本昔読みました。科学的な裏づけがしっかりしている上、大変面白い本でした。あちこちで言及されていますし、もはや定番ですね。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/customer-reviews/4061498061/2...
Amazon.co.jp: 議論のウソのレビュー: 本: 小笠原 喜康
別の方が書かれている「社会調査のウソ」と同系統のメディアリテラシーの本です。「社会調査のウソ」が広範な話題を扱っているのに対して、この本は幾つかのテーマ(「ゲーム脳」とか)に絞って論じています。とてもわかりやすく面白いのですが、その分ちょっと「浅い」と感じられてしまうかも。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/customer-reviews/4061494481/2...
Amazon.co.jp: 日本人のしつけは衰退したか―「教育する家族」のゆくえのレビュー: 本: 広田 照幸
こちらはもっとテーマを絞って「しつけ論」の近代における変遷を論じた本です。ざっくり言って「最近の親はしつけができないといわれるが、本当にそうなのか」ということを考察しています。データが豊富で、論の進め方が非常に丁寧なので、しつけ論自体に興味がなくても面白く読めました。
どちらも面白そうです。どうでもいいのですが、講談社の新しいデザインは、いただけませんねぇ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/456955847X/qid=11355985...
Amazon.co.jp: 「対話」のない社会―思いやりと優しさが圧殺するもの: 本: 中島 義道
日本人が避けがちな「対話」を勧めている本です。
多少主張が観念的過ぎる気もしますが、今まで気づかなかった世界に気づけると思います。
あああ、これなんか心に響きますね。これは読んでみなければ。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/customer-reviews/406149726X/r...
Amazon.co.jp: 現代日本の問題集のレビュー: 本: 日垣 隆
嫌いな人は本当に嫌い! だと思いますが、日垣隆氏の著作。興味を持たれた分野から発展的に(いもづる式に)広がっていく読書ができるのではないかと思います。
うーむ、なるほど。たしかに新書らしく手軽に読めそうですね。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/customer-reviews/4061494392/r...
Amazon.co.jp: 「意識」とは何だろうか―脳の来歴、知覚の錯誤のレビュー: 本: 下條 信輔
”縮小し続ける同心円模様をじっと見つめた後、周りの風景を見ると、まるで周りのものみな拡大する様に感じられる”
このような「錯誤」現象を切り口に、意識の働きについて論考した本です。
心というものが、来歴や環境抜きでは存在し得ないものであることを、思考実験を通じて明らかにしていきます。とにかく非常に刺激的な本で、「意識ってなんだろう」「今自分について考えている『わたし』とはなんなのだろう」というような疑問を一度でも持ったことのある方なら、とても興味深く読むことが出来ると思います。
最近読んだ「MIND HACKS」に近いものがありそうですね。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4092903014/qid=11356724...
Amazon.co.jp: ダレン・シャン―奇怪なサーカス: 本: ダレン シャン,Darren Shan,橋本 恵
ダレン・シャンです。
これは、まさに新しい世界という感じの本多と思います。
詳しい理由を申し上げると、本を読む際に
つまらなくなるかもしれないので、申し上げませんが、この本が他の本と違うところは、とにかく読者を裏切ることです。
正直言って、最後もハッピーエンドとは思えない結末で終わってしまいます。
Amazonのレビューでもすべてう満点ですよ。
新書じゃないんですけど…。ちなみにダレン・シャンは、英語学習の一環として原書で6巻まで読みました。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062572451/249-0867458-...
Amazon.co.jp: 「分かりやすい表現」の技術―意図を正しく伝えるための16のルール: 本: 藤沢 晃治
新書に対する総意に同意しますが、私はけっこうチェックしては読んでしまいます。(あげられた本も数冊持ってます。「日本人の英語」「決断力」はいいですね)
さて本題です。
1.「分かりやすい表現」の技術
いかに簡潔に意図を伝えるか、ということを悪い例をあげて説明しています。
シリーズ3冊のなかで、私にはこれが一番インパクトがありました。メールやプレゼン等書く際に、実際この考え方は役立っています。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334032176/249-0867458-...
Amazon.co.jp: 藤巻健史の実践・金融マーケット集中講義: 本: 藤巻 健史
2.藤巻健史の実践・金融マーケット集中講義
株以外の主立った金融商品を解説しています。ちまたに投資入門書があふれていますが、この本はそれらよりすこし難しく、投資をはじめた後に読むと面白いんじゃないかと思います。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4121016580/249-0867458-...
Amazon.co.jp: 戦略的思考の技術―ゲーム理論を実践する: 本: 梶井 厚志
3.戦略的思考の技術
「ゲーム理論」の入門書です。
素人でも楽しくさらっと読めるような内容で、これを読んでも戦略的思考が磨かれることはあまりなさそうです。でも軽い読み物、入門書として私は良書だと思います。
なるほど。参考になります。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061492861/ref=lm_lb_2/...
Amazon.co.jp: 哲学の謎: 本: 野矢 茂樹
一般に哲学は「哲学ってなにすんの?」とか「知らんけどなんか難しそう」って思われてますが、この本はその疑問に難しい言葉を使わず、対話形式で分かりやすく答えてくれます。
「今まで自分の知らなかった世界」というのでは哲学というのはまさにそれですし。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4797332026/qid=11357410...
Amazon.co.jp: LEONの秘密と舞台裏 カリスマ編集長が明かす「成功する雑誌の作り方」: 本: 岸田 一郎
「LEONの秘密と舞台裏」です。
新書じゃないのはおいておくとして、取り上げている題材があまりにもニッチすぎて、正直興味がわかないですね。ビジネス書が読みたいなら、掃いて捨てるほどありますし。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061488716/qid=11357636...
Amazon.co.jp: 言葉と無意識: 本: 丸山 圭三郎
丸山 圭三郎 『言葉と無意識』(講談社現代新書)
難しいですが、丸山記号論の集大成を意識して書かれた本書はことばの宇宙の旅へと読者をさ迷い出させてくれます。読んでいて、ああ、読書というのはこういう迷宮に入り込むことだったのかと知らされました。
これは面白そうですね。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061497014/503-8767031-...
Amazon.co.jp: はじめての言語学: 本: 黒田 龍之助
『はじめての言語学』がオススメです。
科目としての言語学を目指しているというだけあって
それぞれのセクションがうまくまとめてあり
平易な言葉を使用しているので何も知らない人でも
言語学の世界の全体像をざっくり知ることができると思います。
かくいう私も門外漢ながら「こういう世界もあるんだな」と
楽しませていただきました。
これも面白そうですね。
全体的に固い本が多いので、少しやさしい本も希望。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4121005961/qid=11358168...
Amazon.co.jp: 茶の世界史―緑茶の文化と紅茶の社会: 本: 角山 栄
読み物として非常に面白かったですね。
「シルクロードの交易品目に実は茶はふくまれてなかった」とか、明治初期の日本の輸出品目の推移とか。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4121003810/qid=11358175...
Amazon.co.jp: ドイツ参謀本部: 本: 渡部 昇一
こちらは新書版は絶版で、今は文庫になってますが、歴史的な経緯が過不足なくまとめられていて、アウトラインの把握には非常に役立ちました。
1冊目、なかなか眼の付け所がいいですね。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4094600027/250-3727611-...
Amazon.co.jp: 木に学べ―法隆寺・薬師寺の美: 本: 西岡 常一
「木に学べ―法隆寺・薬師寺の美 」
1398年前の日本人が気がついていた木の心について、職人の技術について、宮大工の棟梁が語る哲学書です。
めんどくさいので、これ以降ノーコメントで。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4121017048/qid%3D113598...
Amazon.co.jp: 教養主義の没落―変わりゆくエリート学生文化: 本: 竹内 洋
読む価値がある新書をお求めになっているのなら、中公新書をチェックなさるのが良いと思います。最近の中公新書は、専門書としても通じる内容のものを提供しているようです。作者が魂を込めて書き上げた結果、本が分厚くなり「立つ新書」と化した本も少なくないようです。
個人的によかった本として竹内氏の新書をあげておきます。なお、上のほうの回答で『言論統制』があげられていますが、これも中公新書です。『言論統制』も非常におもしろかったです。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4004302129/qid=11359837...
Amazon.co.jp: 子どもと学校: 本: 河合 隼雄
岩波新書も中公新書と並んで良書が多いです。岩波新書の中で読みやすく面白かったものの代表として河合隼雄氏の本をオススメします。臨床心理学ブームはとっくに過ぎた感がありますが、改めて読み直してもなかなか面白いですよ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/400412039X/qid=11359844...
Amazon.co.jp: 日本の思想: 本: 丸山 真男
岩波新書には、古典的作品と化したものも少なくありません。代表例として丸山真男の本をあげておきます。はっきりいって読むのしんどかったです。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569622879/qid=11359830...
Amazon.co.jp: 人を動かす! 話す技術: 本: 杉田 敏
かなりやさしめで且つ役に立った本としてこの本をオススメします。著者の杉田敏氏は「ラジオビジネス英会話」のパーソナリティとして有名ですが、この本は彼の本業であるメディア・トレーニングについて書かれています。あっという間に読めますので、プレゼンの前日などに読んですぐ生かすことが出来ます。
自分の本棚を見直してみると、まともな新書といえるものの大半は中公新書と岩波新書でした。参考までに。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480062726/qid=11360138...
Amazon.co.jp: 使える!確率的思考: 本: 小島 寛之
小島寛之『使える!確率的思考』(ちくま新書)
確率と統計を実生活で生かせるように平易に、しかし正確さを欠くことなく解説した本です。
ベイズ推定など、最新の話題も盛り込まれていて読んでいて楽しい一冊です。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480062459/qid=11360137...
Amazon.co.jp: 哲学思考トレーニング: 本: 伊勢田 哲治
伊勢田哲治『哲学思考トレーニング』(ちくま新書)
実生活で考えたり議論したりしなければいけないときは多いですが、そのとき不毛な泥沼にはまらずに着実に考えを進展させることを目指した本です。
哲学というと小難しいものという印象がありますが、本書は哲学そのものではなく、その問題を解決する方法――思考方法――を解説しています。
本の末尾にまとめと参考文献もついていて、読み返したりさらに他の本を読むのに便利です。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4166602004/
Amazon.co.jp: 歴史人口学で見た日本: 本: 速水 融
近世日本(江戸時代)人口学の第一人者、速水融氏の入門書です。
戦乱の終結と鎖国による政治的・社会的安定を得た日本に江戸時代、劇的な変化が現れます。ひとつは、江戸初期1,200万人だった人口が、享保期に3,000万人へ爆発的に増加したこと。2つ目が急激な核家族化へのシフト。3つ目が出稼ぎ奉公による、農村から都市への人口移動の増加です。
この本を読むと、江戸時代についての見方が大きく変わることと思います。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087202690/
Amazon.co.jp: 僕の叔父さん 網野善彦: 本: 中沢 新一
宗教人類学の第一人者、中沢新一氏による日本中世史研究の権威、故網野善彦氏への追悼を兼ねた新書です。
実の叔父である(といっても血のつながりはないですが)網野への回想と彼の思想の引用がなされていて、興味深い本です。
レビューにも書かれている通り、網野思想をつまみ食いして我田引水が甚だしい部分が見られたり(と言っても、彼の生前からそうでしたが)、学問的対立から、晩年に関係が疎遠になったり...必ずしもすべて褒められえる著作でないといえますが、両氏の入門書としての役割は充分果たしていると思われます。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4121902432/qid=11360513...
Amazon.co.jp: 南ア共和国の内幕―アパルトヘイトの終焉まで: 本: 伊藤 正孝
古いですが新聞記者のルポルタージュとしてとても優れたものだと思います。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4004203597/qid=11360514...
Amazon.co.jp: 戒厳令下チリ潜入記―ある映画監督の冒険: 本: G.ガルシア・マルケス,後藤 政子
映画監督の潜入記録をルポ調に書いています。筆者はガルシア=マルケスです。訳もいいです。
ガルシア・マルケスってそんな本も書いていたのか!
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061495755/qid=11360891...
Amazon.co.jp: 動物化するポストモダン―オタクから見た日本社会: 本: 東 浩紀
動物化するポストモダン。
現代文化(特にオタク文化)などについて大きな物語の崩壊などと言ったキーワードと共によく解説してあり、お勧めです。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4047041947/250-8390382-...
Amazon.co.jp: 上機嫌の作法: 本: 斎藤 孝
少しやさしめ、読みやすいものを。周りになんだかわからないけど不機嫌な方はいませんか?この本では「不機嫌は知性の無さを隠したいだけである」と言い切り、いかに上機嫌を技として身につけるかを丁寧に教授してくれます。
書店で並んでいたので気になってはいました。アマゾンのレビューに、これほど肯定的なコメントがそろうのも珍しいですね。読んでみようと思います。
あと、今後回答される場合は、自分の感想を書いてもらえるとうれしいです。自分で読んでない人は論外。