京都人チェックの項目にもあるように、京都の方は、形容詞を2回繰り返します。
実際この正月に主人の実家(全員生まれてからずっと京都)に帰った際も、そうでした。
(例、でっかいでっかい、さっぶいさっぶい、ばっちぃばっちぃ、…)
そこで質問なのですが、この「形容詞を2回繰り返す」のは
○どういう目的があるのか
○いつ頃始まった習慣なのか
を教えてください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%B3%E6%88%BF%E8%A9%9E
女房言葉 - Wikipedia
ちゃんとした根拠からじゃないので、ポイントは要りません。
一言でいってしまうと感じが伝わらない(さぶい じゃなくて さぶさっぶい だと言葉に動きがでるし、寒い~と)し、表現も音もツマンナイというか。。京都ではあれで一つの形容詞と言う感じがあるかもしれませんね。
古くは女房詞の辺りからその傾向があったのかなって思います。形容詞に限らず名詞・動詞も確か繰り返し多かったと記憶してます。
とりいそぎ、乱筆御免♪
目的:強調するために使用しているようです。
以下抜粋
京ことばの語用法(by 京都native 田淵篤さん)*7
「イ形容詞を強調する時に、その形容詞を二回繰り返す」ことがある *7
用例: ex1. あんな高い高いとこにあるもん、とられへんやんか。
(ごっつい高い)
ex2. 蓋がきつぅきつぅ閉まってしもたさかい、往生したわ。
(えらいきつぅ)
ex3. 自転車なんかで行ったら、遅ぅ遅ぅなるで。
細かいことを言うと、繰り返しの最初の形容詞の活用語尾は比較的弱く 発音され、「たかたかい」「きつきつぅ」「おそおそぅ」のように聞こ えます。またアクセントは、単一で発話される時のものをそのまま繋げ た形になります。つまり「たかい」は「高-低」アクセントですが、 「たかぃたかい」になっても「高-低-高-低」となるようです。
以下抜粋
☆ 京ことば図鑑
珍しいものや大層なものを表現しようとしたときに、標準語では形容詞の前に
「すごく」、関西弁では「めっちゃ」等をつけて表現すると思います。たとえば
「すっごく寒い!」とか「めっちゃ強い風やなぁ」とか。
京都弁では、それ以外にもうひとつの言い方があります。男性、とくに若い方がよく
使われる形容詞の繰り返し表現。修飾語を使わずに形容詞そのものを2回繰り返して
程度の強さを表現します。あまり難しい形容詞には使われませんけどね。
例:「こんな狭い狭いとこでよぉ暮らしてんな~」
「うちの先輩、怖い怖いねん」
ありがとうございます。
元々はわかい男性が使う言葉だったんでしょうか。
義父は70歳くらいですが、とても頻繁に使っています。
ありがとうございます。確かに感じが伝わらない、
強調のため、という理由かなとなんとなく思っていました。
何か言語学的な理由が分かったらおもしろいですよね。
うちの主人の実家は、いわゆるほっこり系京都言葉というよりは、
江戸っ子のような早口?で、悪口も多いし、聞いていて疲れる面もあります…
決して「上品」とは言えない感じの京都弁もあるんだなあという気持ちです。
(人によるんでしょうけど、元々労働者階級だったとか、宮中に仕えていた人の子孫とか、
そういうの関係するのかなあ?)
また他にもご意見ありましたらよろしくお願いします。