イソフラボンは、豆腐や納豆などに含まれる。評価書案によると、乳がんや骨粗しょう症の予防効果があるといわれる。一方で、乳がん発症や再発のリスクを高める可能性なども考えられるため、調査会が摂取上限の目安を審議していた。
調査会には、食べ物からの摂取量が平均的な閉経前の日本人女性21人に大豆イソフラボンを1日約57ミリグラムずつ追加摂取させると、血中の女性ホルモン濃度が約3割低下したなどの試験結果が提出された。調査会はこのデータなどから、段櫃箸靴鴇緇茲酸歇茲垢訃豺腓琉汰瓦幣絽唾佑鬘毅轡潺螢哀薀爐量麋省?量鵤械哀潺螢哀薀爐叛瀋蠅靴拭
↑上記記事について、なぜ女性ホルモン様のイソフラボンを摂取することで、かえって血中女性ホルモンが低下するんでしょうか?
似たものを摂取すると(本来それほど入ってこないものの場合は特に)センサーが誤動作して、濃度が足りていると誤認して分泌が抑制されてしまうことはよくあることだと思います。
これは、学校の生物で習った「恒常性(ホメオスタシス)」というのを思い出すと分かってくると思います。
体には、その環境をいつも一定の状態に保とうとする力が働きます。ところがホルモンというものは、「刺激する」といった意味のギリシャ語が語源だということからも分かるように、作用としてはむしろその一定を刺激して崩すような働きをします。
たとえば血糖値を下げるホルモンにインスリンがあります。これが出なくなると糖尿病です。しかし、もしこれが際限なく分泌されたとしたら、逆に低血糖で大変なことになってしまいます。
そこで体はインスリンの作用をいつもモニターしてして、インスリンが勝りすぎたらこれを止めて、今度は甲状腺刺激ホルモンや成長ホルモン、副腎皮質刺激ホルモンなどといった逆の働きをするホルモンを出してきます。こうした調節機能のことを内分泌系の恒常性といいます。たいていのホルモンは、このように相反する性質の物がペアになって機能しています。
さて、ここで女性ホルモンと似た作用を持つ大豆イソフラボン(正しくはイソフラボン誘導体)を摂取したとします。すると、これに拮抗するホルモン、たとえば黄体ホルモンなどがそれにあたるでしょうか。そんな種類のホルモンが劣勢になってきます。
大豆イソフラボンはそんなに強い刺激を及ぼす物ではありませんが、それでも脳は、ちょっと反対側のホルモンを応援する方向に働きます。すると、体から出てくる女性ホルモンは、それそのものは過多ではないのに、分泌が抑制されるというわけです。
脳が女性ホルモン+イソフラボンの効果でバランスを判断してしまう結果、イソフラボンの分だけ、本来の女性ホルモンが抑えられてしまうというわけです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%A...
イソフラボン - Wikipedia
イソフラボンに拘らず体内に取り入れられた物質は肝臓で化学的処理を受け様々な物質に変化していきます。この過程を「代謝」と呼びます。ところで、イソフラボンは女性ホルモンによく似た化学構造を持つため、女性ホルモン様物質と呼ばれるわけですが、これが本来の女性ホルモンの代謝の変わりに変化を受けるため(これを阻害と呼びます)、あまり多く摂取すると人体に障害が起こる恐れが以前より指摘されていました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A...
エストロゲン - Wikipedia
先程の回答に追加です。今回の発表は一般の大豆加工食品、例えば豆腐や納豆のついての話ではなくまくまでトクホとして生じ以外に過剰に摂取する場合に注意を喚起しているわけです。
パソコン初心者で「はてな?」に投稿するのも2回目ですので前回の回答に追記する方法がわからず2回目の回答になってしまいました。
ありがとうございます
しかし、補充されていれば血中濃度が低下せず
プラスマイナス0になるのでは?