当初、官邸側の意向は、「中国べったり」の路線からの決別すべく、次期大使には、飯村豊氏(非中国べったり系)が有力とされていました。
官邸VS外務省で、官邸は敗れたと考えればいいのでしょうか?
面白いエピソード見つけました。
当時、チャイナスクールの阿南大使の後任にフランス語専攻の飯村豊駐インドネシア大使を充てる人事が検討されていた。ところが、この席で趙氏が「中日関係がこんなに冷え込んでいるときに中国語のできない大使はちょっと……」と発言。これがきっかけとなり、チャイナスクールの宮本雄二沖縄担当大使の起用が決まる。飯村氏は駐仏大使に内定した。(抜粋)
これは官邸が敗れた外務省が勝ったという問題ではないでしょう。
一政治家としての小泉さんは靖国問題に関しては真っ向反論の立場ですが、
行政の長たる内閣総理大臣としては、日中関係の友好的進展を
第一に考えて当然だからです。
したがって、とにかく当面、悪化した日中関係の
立て直しの最前線に立つ新大使には、中国語研修組で、
中国課長、駐中国特命全権公使などを歴任してきた
中国事情に精通している宮本氏が適任であろうと、
そういう結論に至っても何の不思議もありません。
小泉さんも、べつに反中国ではないわけですから、
中国にべったりがいいか、そうでない方がいいか、
といった判断基準は持たないはずだと思われます。
以前に、小泉さんは外務省の中国語派閥を嫌っている、というような記事を読んだことがあったので、質問をした次第です。
これまで中国との外交は、ずーっと中国組がやってきて冷え込んだわけですよね。
トップが変わらずに、
窓口も変わらないならば、
同じ路線を継承するわけだから、
意味ないのではないか、と思うんですが……。
ありがとうございました。
なるほど、結局中国のいいなりってことなんですね。