たとえば、あるサービス利用時に「利用規約」と書かれているものもあれば「利用契約」と書かれているものもあります。
(記載されている内容は、ほぼ同じです)
この2つの言葉の違いについて、詳しく記載のあるWEBサイトがあれば、教えてください。
よろしくお願いします。
http://www.imb.me-h.ne.jp/~kihara/
New KIHARA (?) Web Page
岩波書店 広辞苑第五版 によれば、
契約とは、
〔法〕対立する複数の意思表示の合致によって成立する法律行為。贈与・売買・交換・貸借・請負・雇用・委任・寄託などがその例。
だそうです。一方、規約の方は、
関係者の間で、相談してきめた規則。組織・団体内で、その成員に適用するために定めた規約。「―に従う」「国連―」
だそうです。
ま、どこがどう違うかまでは
ようわかりませんが。
はてな 利用規約
ちょっと失礼します。
他の辞書を見てみましょう。三省堂の「大辞林」だそうです。
http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%B7%C0%CC%F3&searc...
国語辞典 英和辞典 和英辞典 - goo 辞書
(名)スル
(1)〔法〕私法上、相対する二人以上の合意によって成立する法律行為。債権の発生を目的とするもののほか、身分上の合意や物権的な合意も含まれる。典型契約・非典型契約・混合契約、有償契約・無償契約、諾成契約・要物契約等に区分される。また、より広く合同行為も含めた、複数の意思表示によって成立する法律行為を意味することもある。
(2)約束をかわすこと。また、その約束。
「日来(ひごろ)の―をたがへず、まゐりたるこそ神妙なれ/平家 2」
(3)ユダヤ教・キリスト教における神の特別な意志。また、……(以下、略)
http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%B5%AC%CC%F3&searc...
国語辞典 英和辞典 和英辞典 - goo 辞書
(1)人々の協議によって決めた規則。
「―に違反する」
(2)団体の内部組織に関する規定。
一言で言い換えれば、
規約はルール(仲間内が基本)、
契約は約束(仲間か仲間じゃないかは別)
でしょうね。
仲間入りを約束して仲間になったら、ルールを守る。こんな感じでしょう。
契約は口約束でも成立しますが、個人でも、企業と契約したりする時の多くは、契約を証明する為に契約書を作ります。この時、契約書に御互いが守らなければいけない事を、契約書本体とは別の文書を用意したりする場合が有ります。契約書に何でもかんでも書ければいいのですが、それだと契約内容を変更する等の時に面倒だったり、契約書の内容が複雑になり過ぎたりする、等の事を避ける為です。
よく有る場合だと契約書に、
「別に用意した規約を守ってね、でも規約はこっちの都合でいつ変えるか分からないよ」
と云う意味の一文が入っていますよね。この一言書いて置けば、ルールを変更する事で、いちいち契約書を書き直さなくても済む訳です。
こんな風に、規約は企業側にとって都合良く利用されている訳ですね。
だから、利用契約の内容が利用規約と同じ場合も有るし、有っても別に構わないのです。
まずは御話まで。御役に立てれば幸いです。
うーむ。。。なるほど・・・
とりあえず、次の回答を開いて見ます。
http://oshiete.homes.co.jp/kotaeru.php3?q=1419289
分譲マンションに賃貸で住むのに、デメリットはありますか?/おしえて!HOME'Sくん
「規約」と「契約」という言葉の用例サンプルとお考えください。
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さて、「契約」と「規約」の言葉の違いについて。
広い意味で「約束」に関するという点では、二つとも似ています。
しかし、相違点もあります。まず、「契約」は法律用語ですが、「規約」は法律用語というわけではありません。それから、意味も違います。法律用語としての「契約」は、法律行為そのものを指します(複数の主体どうしの合意で成立する法律行為が法律上の「契約」だそうです)が、「規約」は、協議によって成立したルールを指して使います。ただし、「契約」という言葉は、単に、ぼんやりと”約束”の意味でも用いられます。「利用契約」という場合の「契約」がそれです。
それで問題の「利用規約」と「利用契約」の話になるのですが、この「規約」も、ぼんやりとした約束という意味での「契約」には違いないため、「利用規約」のことを「利用契約」と書いても間違いない、という理屈になるのだと思います。
私の理解はこのような感じなのですが、間違っていたらごめんなさい。
なるほど・・・う〜ん、すっきり分かったような分からないような・・・
もうしばらく、回答を待ちます。
http://littlelib.blog41.fc2.com/
Little L.I.B. News.
※アドレスはダミー(私のウェブサイト)です。
結論から言いますと,実質的に同じものと考えて差し支えないでしょう。
敢えて違いを挙げるなら,「規約」といったときには,法律上の専門用語ですが<付款(ふかん)>の意味合いが強くなり,「契約」といったときには,内輪の話というニュアンスが前面に出ると思われます。
前者(→付款として見た場合)は,定型的な合意事項で交渉の余地がほとんどないもの,例えば公共交通機関と結ぶ旅客運送契約と似ていて,内容について利用者の側からあれこれ注文をつけることが難しかったり,特に公共性の強い契約(電気・ガス供給契約など)では,消費者保護の観点から,一定の法律で「これこれの条項を入れた規約を決めなさい」と命じているケースもあります。これに対し,単に「契約」といったときは,「規約」に基づいてサービス利用者(消費者)と結ばれる個別合意を指すことになるでしょう。
ただ,ご質問の件については,そもそもこうした違いを考えた上で使い分けられているのかどうか,という疑問も当然あるわけで,通常は冒頭の結論になると思われます。
長々と失礼しました。
ほぼ同じという認識でよさそうですね。
みなさん、回答どうもありがとうございました。
察するに、契約と規約は同じ概念をさしているが、「契約」は法律に関する事項に対してのみ使える言葉ということになるのでしょうか。。
引き続き、回答をお待ちしています。