また、温暖化防止のためアスファルトを剥がす運動をしている団体とかがあればあわせて教えてください。
ちょっと失礼します。
確かに、狭義(=狭い考え方)での地球温暖化は、
温室効果ガスが増える事によって起きる現象、
と定義されています。
温室効果ガスとは、
二酸化炭素、メタン、フロン、亜酸化窒素、等
である、とされています。
工学系の学者や、地球温暖化防止条約で政治的解決を求める立場の政治家等は、
地球温暖化現象の原因を温室効果ガス排出だけに限定した方が、議論がし易い、
等の理由から、狭義の定義を採用します。
私達一般庶民は、
人間の経済活動などで大気中の二酸化炭素(CO2)などの「温室効果ガス」が増加し、地球全体の気温が上昇する現象のこと。
と理解するのが、今時の一般的だと理解します。
人間の経済活動が原因ですから、当然に
ヒートアイランド現象も、地球温暖化現象の一因
である、と考えるのは極々当たり前の事です。
「アスファルトを全部剥がしてしまったら、気温はどのくらい下がる」のか、と云う質問は、とても良い視点での御質問と思います。都市部に住む人間にとっては比較的率直な感覚として同感できます。
の「1.19道路の現況」で主要国の道路の舗装率が載っています。
Excelファイルに入っているので、試しに、幅6mとか10mとかに設定して計算してみると、地球の陸地全体に占める舗装道路の割合はそんなに大きく無い、と云う事がはっきりすると思います。
「温暖化防止のためアスファルトを剥がす運動をしている団体」と云うのは、「やほお!」や「ごおgぇ」でサクッと検索した限りでは見付かりませんでした。私個人として、文明社会を生きる現代人としては、さすがに非現実的な様に思います。見付からないし、「無い」と考えても良いかと思います。
でも、道路のアスファルトを剥がしても微々たる効果しか無いだろう、と云うのも余りに安直過ぎます。
例えば、
「打ち水大作戦」
と云う運動が有ります。
中を読むと次の様な事が書いて有ります。
2004年の「打ち水大作戦」は8月18日~25日の間、全国各地で行われ、事務局の発表によると、全国で約329万人~873万人(都内23区で約 32~87万人)が参加した。打ち水による気温低下の効果としては、2004年度は、墨田区東向島では1.8℃、事務局が計測した各イベント会場の平均は 0.9℃下がったという。2005年には、7月20日~8月31日の間に全国各地で開催。事務局発表で、全国で推定770万人(都内23区で約 71~134万人)が参加した。また、インターネット調査の結果、打ち水大作戦の認知度は51.4%と半数を超えた。
では、打ち水をすることによって都市全体ではどんな効果があるのだろうか? ある試算によると、23 区内の約40 %の約265平方キロメートルで打ち水を行うとしてシミュレーションすると、打ち水後の気温低下量は2 ~2.5 ℃程度になるという(水工学論文集第48巻「打ち水の効果に関する社会実験と数値計算を用いた検証」2004 年2 月)。
そして、
ただし、気象条件や土地利用状況などさまざまなため一概には言えない。
そうです。
でも、効果が一概に言えないからと言っても、馬鹿に出来ない処か、
真夏の気温を下げるという効果の他に、気軽に楽しく参加できることで、環境問題に対する意識啓発、ライフスタイル、伝統文化の見直しの機会となったり、コミュニティーがいっしょになって取り組むことで、地域から環境活動を広げていくきっかけづくりにもなっており。持続的なムーブメントとして定着することが期待される。
と考えられています。
また、
などの研究開発もされています。
騒音や雨水跳ね上げ等の軽減と色々特長が書いて有ります。
ヒートアイランド現象を和らげる事への貢献としては、
太陽の光の照り返しが減る、
地面に水を浸透させれるので地下水位が上がって地面の温度上昇を抑えるのに貢献出来る、
路面に打ち水した時に表面を流れてしまわずに道路の中に染み込むので打ち水の効果が持続する、
等が考えられます。
ヒートアイランド現象の原因は、道路の舗装だけでは有りません。
鉄道駅ホームも夏は、暑い……と云うより、熱いです。
ビルが、更地の場合の数倍もの面積で太陽をサンサンと浴びるのも、大きな原因です。
熱を貯める、「蓄熱」が起こると、純粋に気象の面からだけ考えても、本来宇宙へ放出される熱が地面近くに貯められるので、これだけでも地球温暖化に協力している事になります。
暑いとエアコンで冷房をビシバシ使うので、ヒートアイランド現象が地球温暖化現象と無関係、とはとても言えない、と云う事がすぐに分かります。
中国、インド、ブラジル、と経済発展著しい国々では、今後、ヒートアイランド現象を起こす都市を続々と産み出すでしょう。ブラジルの農民がアマゾンのジャングルをちょっと開拓しただけで、大騒ぎしなければならない程、ひ弱な地球です。舗装道路がどんどん増えるど、大変な事になるでしょう。
地球自体が所謂「複雑系」なので、総合的に考えなければならない地球温暖化問題。
自然が複雑な上、人の心はもっと複雑なので、試行錯誤をしつつも、今後はどうなるか、全く分からない、と云うのが現状です。
まずは御話まで。御役に立てれば幸いです。
まず,地球温暖化の大きな原因は二酸化炭素に代表されるガス類でアスファルトの影響ではありませんね.
http://keioeco.net/data/ondanka.htm
アスファルトはヒート・アイランド現象の大きな要因となります.
http://www.it-eco.net/everywhere/02_special01_h.html
上記URLの通り,地球温暖化とヒート・アイランド現象は別の問題ですね.というわけで,『日本中、あるいは世界中からアスファルトを全部剥がしてしまったら、気温はどのくらい下がるんでしょうか?そういう試算を出しているところ』は無いようです.
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%BC%E3%83%88%E3%...
ヒートアイランド - Wikipedia
アスファルトを剥がしたら、都市部のヒートアイランド現象は緩和されるかもしれませんが、
地球規模で気温が下がるということは無いと思います。
地球の表面積の何パーセントがアスファルト舗装されているか分かりませんが、おそらくごく僅かではないでしょうか。
ちょっと失礼します。
確かに、狭義(=狭い考え方)での地球温暖化は、
温室効果ガスが増える事によって起きる現象、
と定義されています。
温室効果ガスとは、
二酸化炭素、メタン、フロン、亜酸化窒素、等
である、とされています。
工学系の学者や、地球温暖化防止条約で政治的解決を求める立場の政治家等は、
地球温暖化現象の原因を温室効果ガス排出だけに限定した方が、議論がし易い、
等の理由から、狭義の定義を採用します。
私達一般庶民は、
人間の経済活動などで大気中の二酸化炭素(CO2)などの「温室効果ガス」が増加し、地球全体の気温が上昇する現象のこと。
と理解するのが、今時の一般的だと理解します。
人間の経済活動が原因ですから、当然に
ヒートアイランド現象も、地球温暖化現象の一因
である、と考えるのは極々当たり前の事です。
「アスファルトを全部剥がしてしまったら、気温はどのくらい下がる」のか、と云う質問は、とても良い視点での御質問と思います。都市部に住む人間にとっては比較的率直な感覚として同感できます。
の「1.19道路の現況」で主要国の道路の舗装率が載っています。
Excelファイルに入っているので、試しに、幅6mとか10mとかに設定して計算してみると、地球の陸地全体に占める舗装道路の割合はそんなに大きく無い、と云う事がはっきりすると思います。
「温暖化防止のためアスファルトを剥がす運動をしている団体」と云うのは、「やほお!」や「ごおgぇ」でサクッと検索した限りでは見付かりませんでした。私個人として、文明社会を生きる現代人としては、さすがに非現実的な様に思います。見付からないし、「無い」と考えても良いかと思います。
でも、道路のアスファルトを剥がしても微々たる効果しか無いだろう、と云うのも余りに安直過ぎます。
例えば、
「打ち水大作戦」
と云う運動が有ります。
中を読むと次の様な事が書いて有ります。
2004年の「打ち水大作戦」は8月18日~25日の間、全国各地で行われ、事務局の発表によると、全国で約329万人~873万人(都内23区で約 32~87万人)が参加した。打ち水による気温低下の効果としては、2004年度は、墨田区東向島では1.8℃、事務局が計測した各イベント会場の平均は 0.9℃下がったという。2005年には、7月20日~8月31日の間に全国各地で開催。事務局発表で、全国で推定770万人(都内23区で約 71~134万人)が参加した。また、インターネット調査の結果、打ち水大作戦の認知度は51.4%と半数を超えた。
では、打ち水をすることによって都市全体ではどんな効果があるのだろうか? ある試算によると、23 区内の約40 %の約265平方キロメートルで打ち水を行うとしてシミュレーションすると、打ち水後の気温低下量は2 ~2.5 ℃程度になるという(水工学論文集第48巻「打ち水の効果に関する社会実験と数値計算を用いた検証」2004 年2 月)。
そして、
ただし、気象条件や土地利用状況などさまざまなため一概には言えない。
そうです。
でも、効果が一概に言えないからと言っても、馬鹿に出来ない処か、
真夏の気温を下げるという効果の他に、気軽に楽しく参加できることで、環境問題に対する意識啓発、ライフスタイル、伝統文化の見直しの機会となったり、コミュニティーがいっしょになって取り組むことで、地域から環境活動を広げていくきっかけづくりにもなっており。持続的なムーブメントとして定着することが期待される。
と考えられています。
また、
などの研究開発もされています。
騒音や雨水跳ね上げ等の軽減と色々特長が書いて有ります。
ヒートアイランド現象を和らげる事への貢献としては、
太陽の光の照り返しが減る、
地面に水を浸透させれるので地下水位が上がって地面の温度上昇を抑えるのに貢献出来る、
路面に打ち水した時に表面を流れてしまわずに道路の中に染み込むので打ち水の効果が持続する、
等が考えられます。
ヒートアイランド現象の原因は、道路の舗装だけでは有りません。
鉄道駅ホームも夏は、暑い……と云うより、熱いです。
ビルが、更地の場合の数倍もの面積で太陽をサンサンと浴びるのも、大きな原因です。
熱を貯める、「蓄熱」が起こると、純粋に気象の面からだけ考えても、本来宇宙へ放出される熱が地面近くに貯められるので、これだけでも地球温暖化に協力している事になります。
暑いとエアコンで冷房をビシバシ使うので、ヒートアイランド現象が地球温暖化現象と無関係、とはとても言えない、と云う事がすぐに分かります。
中国、インド、ブラジル、と経済発展著しい国々では、今後、ヒートアイランド現象を起こす都市を続々と産み出すでしょう。ブラジルの農民がアマゾンのジャングルをちょっと開拓しただけで、大騒ぎしなければならない程、ひ弱な地球です。舗装道路がどんどん増えるど、大変な事になるでしょう。
地球自体が所謂「複雑系」なので、総合的に考えなければならない地球温暖化問題。
自然が複雑な上、人の心はもっと複雑なので、試行錯誤をしつつも、今後はどうなるか、全く分からない、と云うのが現状です。
まずは御話まで。御役に立てれば幸いです。
コメント(1件)
アスファルトもですが近年話題のソーラー発電など世界規模で広がっていますし、
エコだと言われていますが全ての電力を賄うレベルまで広がると
流石に無視できないくらいの膨大な熱を地上に保持することになりそう