推測や憶測ではなく、明確な理由を教えてください。
http://www.yokomichi.com/kokkai_katsudou/2003.11.25.htm
今回、いち早く小沢氏支持に動いた旧社会党グループとは
横路孝弘氏に近いグループのことで、
同じ旧社会党でも、山下八洲夫氏などは
菅直人氏の擁立に動いていました。
したがって、このいささか不可解な旧社会党グループの小沢氏支持は、
正確には「社会党出身の横路氏に近いグループ」の小沢氏支持であり、
それは横路氏と小沢氏のつながりから生まれたもの、
と言うことが出来ます。
実は横路氏は2003年9月の自由党との合併に当たって小沢氏と会談。
最も水と油だと思われていた安全保障面での政策で一致し、
横路氏が「民由合併」後の小沢氏の最初のパートナーになっていった、
という経緯があるんですよね。
ここから、横路氏のグループと旧自由党グループは、
だいぶ接近していきました。
ちなみに、横路氏は北海道知事時代にも、動燃建設反対を掲げる
多数の「勝手連」の支援で当選したにもかかわらず
「現実対応」と称して動燃建設に賛成するなど、
「社会党的」でない政治姿勢の持ち主でした。
前述の小沢氏との合意も、
日本国憲法の理念である平和主義・国際協調主義に基づき、我が国の平和と安全、独立を確保するため、安全保障は以下の原則により行う。
(1) 自衛隊は憲法9条の理念に基づき専守防衛に徹する
日本が武力による急迫不正の侵害を受けた場合およびそのまま放置すれば侵害を受ける蓋然性が極めて高い場合に限り、国民の生命および財産を守るため、武力による阻止または反撃を行うものとし、それ以外の場合には、個別的であれ集団的であれ、自衛権の名の下に武力による威嚇または武力の行使は一切行わない。
(2) 地域安全保障体制の確立
日本およびアジア太平洋地域の平和と安定のため、日米安全保障体制は引き続き堅持する。さらに日本を巡る北東および東南アジアの平和的国際環境を醸成し発展させるため、当該地域諸国(米国を含む)からなる協議・協調の機構設立を目指す。
(3) 国際平和協力は国連を中心に行う
国連を中心に世界の平和・安全を確保するために日本として積極的に貢献する。そのために自衛隊とは別組織の国連待機部隊を新たに創出する。国連の決議等によって要請された行動にその部隊を直ちに派遣し、国権の発動とならないよう、指揮権を放棄し国連に委ねる。
といった
を是認する右傾的なもので、
これは自民党幹部としての小沢氏と対峙していた当時の社会党とは
大きく異なる政策です。
したがって、社会党を離脱して民主党に合流した横路氏のグループは、
既に少なくとも「民由合併」以降は既に社会党色を捨て、
小沢氏率いる旧自由党グループとかなり近い存在になっていた、
ということが出来るわけです。
これが今回、いち早く横路氏に近いグループが小沢氏擁立に動いた
基本的な流れとなっています。
『前原がうまくいったならその次も前原に近い若手から選ばれるだろう。50以上の我々にはお鉢が回ってこないんじゃないか?』と考えたのが小沢や横路だったのです。それで党内主導権を奪い返すためにひとまず協力して、共通の敵、「前原松下政経塾上がりグループをやっつけてしまおう」、ということになったのです。この動きは前原が代表になった直後には始まっていました。つまり民主党はマイナーリーグの自民党だったのです。派閥でばらばらなのです。
なぜ旧社会党が、意見の近そうな菅直人ではなく、小沢についたのかがわかりません。
http://www.yokomichi.com/kokkai_katsudou/2003.11.25.htm
今回、いち早く小沢氏支持に動いた旧社会党グループとは
横路孝弘氏に近いグループのことで、
同じ旧社会党でも、山下八洲夫氏などは
菅直人氏の擁立に動いていました。
したがって、このいささか不可解な旧社会党グループの小沢氏支持は、
正確には「社会党出身の横路氏に近いグループ」の小沢氏支持であり、
それは横路氏と小沢氏のつながりから生まれたもの、
と言うことが出来ます。
実は横路氏は2003年9月の自由党との合併に当たって小沢氏と会談。
最も水と油だと思われていた安全保障面での政策で一致し、
横路氏が「民由合併」後の小沢氏の最初のパートナーになっていった、
という経緯があるんですよね。
ここから、横路氏のグループと旧自由党グループは、
だいぶ接近していきました。
ちなみに、横路氏は北海道知事時代にも、動燃建設反対を掲げる
多数の「勝手連」の支援で当選したにもかかわらず
「現実対応」と称して動燃建設に賛成するなど、
「社会党的」でない政治姿勢の持ち主でした。
前述の小沢氏との合意も、
日本国憲法の理念である平和主義・国際協調主義に基づき、我が国の平和と安全、独立を確保するため、安全保障は以下の原則により行う。
(1) 自衛隊は憲法9条の理念に基づき専守防衛に徹する
日本が武力による急迫不正の侵害を受けた場合およびそのまま放置すれば侵害を受ける蓋然性が極めて高い場合に限り、国民の生命および財産を守るため、武力による阻止または反撃を行うものとし、それ以外の場合には、個別的であれ集団的であれ、自衛権の名の下に武力による威嚇または武力の行使は一切行わない。
(2) 地域安全保障体制の確立
日本およびアジア太平洋地域の平和と安定のため、日米安全保障体制は引き続き堅持する。さらに日本を巡る北東および東南アジアの平和的国際環境を醸成し発展させるため、当該地域諸国(米国を含む)からなる協議・協調の機構設立を目指す。
(3) 国際平和協力は国連を中心に行う
国連を中心に世界の平和・安全を確保するために日本として積極的に貢献する。そのために自衛隊とは別組織の国連待機部隊を新たに創出する。国連の決議等によって要請された行動にその部隊を直ちに派遣し、国権の発動とならないよう、指揮権を放棄し国連に委ねる。
といった
を是認する右傾的なもので、
これは自民党幹部としての小沢氏と対峙していた当時の社会党とは
大きく異なる政策です。
したがって、社会党を離脱して民主党に合流した横路氏のグループは、
既に少なくとも「民由合併」以降は既に社会党色を捨て、
小沢氏率いる旧自由党グループとかなり近い存在になっていた、
ということが出来るわけです。
これが今回、いち早く横路氏に近いグループが小沢氏擁立に動いた
基本的な流れとなっています。
なるほど、旧社会党というよりは横路派というふうに考えるといいわけですね。
追加です。
小沢の言う「国連中心主義」が横路らの「日本に自主防衛、自主外交させないぞ主義」に近いということです。
菅直人、鳩ぽっぽは二度と表舞台には立てないと横路も考えたんでしょうね。
現状認識では限りなく横路元知事は小沢代表に近いのでしょう(ただ、旧社会党系でも仙谷由人氏あたりはだいぶ違うようですが)。Tomcat様と違い私はイデオロギィ的なものは不勉強なので正直判りません。
あえて申し添えるのならば、小沢代表にせよ、横路元道知事にせよ、議論をふまえて機関の決定をなして、その機関の決定を前提に動くタイプというか、そういう政党で政治家としてキャリアを積んできました。上のURLには小沢横路の基本合意がのってますが議論してこうやって明文に残すのが彼らの流儀です。ところが前原前代表にせよ菅代議士にせよ、わりとその党内手続きを軽視してる傾向があります。党内のコンセンサスを得ずにしゃべる傾向がありますし、菅代議士の動物的瞬発力やセンスはたいしたもんだと思いますが、二人を比べてじゃあ組織人としてどっちがよいかというと、やはり小沢さんを選ぶとおもいます。特に労組とかの機関決定を重視してきた人生を送ってきた人たちからすると。
以下は推測です。
まったく関係ないかもしれませんが、伸子夫人の存在もあるのではないかと少しおもっています。党内の一部に政治家の妻らしからぬ立ち振る舞いにアレルギーがあるとか(冗談です)。
簡単に言えば、民主党内左派が民主党内右派の代表を支持したということに違和感と疑問を感じたのです。政治はイデオロギーと駆け引き両面ありますが、イデオロギーは無視できない要素のはずだと思います。
TomCatさんの回答で、イデオロギー的にも横路氏周辺は元自由党と合意を見ていたとあり、これは非常に大きな決定的要因なのだろうと思います。
大体この辺が正解だろうと思いますので、回答締め切りますね。何か補足・別見解などありましたらコメントへお願いします。
なるほど、旧社会党というよりは横路派というふうに考えるといいわけですね。