民間就活するなら今年なのですが、
生物有機化学をずっと専攻してきたために、
(有機化学6生化学4くらいで、ほぼ半々で実験してきた)
知識はさておき、経験や技術では、それぞれの専門家に及びません。
(半分の時間なので)
アカデミック的には、学際的分野で面白いんですが、
完全分業体制の製薬企業としては、
有機化学、生物を完全専門にやってきた人の方が向いてると思います。
修士卒ならば、潜在能力を考慮するみたいですが、
即戦力的なものを求められる(少なくとも製薬業界では)博士では、
そんな中でも、どのようなことが売りにできると思いますか?
(自分としても、
リーダー的な立場には双方が分かる方がいいけど、
現場の研究員にはそれぞれの専門家が適してるとしか思えない…)
また、(製薬)研究職以外で、
博士新卒可、生物有機化学を生かせる職種にはどんなものがありますか?
生物、有機それぞれの出身者から見た生物有機化学専攻者の有利点や、
同じ分野を専攻していた人の意見、
企業の採用側・管理側の人の意見など、
いろいろな意見を聞きたいです。
生物有機化学で学位を取り、現在植物の研究室で研究員(任期付)をやっている者です。製薬業界でもそれ以外の業界のリアルな採用・研究動向にもあまり通じていませんが、あくまで外から見た感じということで。 やはり、現時点で製薬会社の研究の中核に潜り込むにはバリバリの有機合成か分子生物学の出身以外は難しそうです。私の後輩も修士卒で製薬会社へ研究職で就職した者が何人か居ますが、分析系のセクションにいます。このあたりは国内製薬会社ではご指摘の通り完全分業であることが災いして、少しでも外れれば核に触れるのは難しくなるのかもしれませんね。
一方米国においては、創薬の現場でもアカデミックな世界でも生物と化学の人材が同じラボにほぼ同数いて、議論しあっているのが当たり前と聞きます。そういう所で修行し、名と顔とを売って帰ってくることも可能でしょう。そのときには国内製薬会社という選択肢も(片道キップですが)あるのかもしれません。どうしても地元に居なくてはいけないなどの特殊な事情が無い限り、博士卒で新卒採用で民間企業という枠を自分にはめる必要性はないのでは。
あと一つ新しい潮流だけ。Chemical Biologyというコトバを耳にされた事があるかもしれません。欧米に先行されて日本の製薬業界が相当焦っているやつです。研究体制をここ数年でがらりと変えてしまわないとまずい、という声が製薬業界内部ででていますので、今後採用を巡る状況も一変する可能性はあると思います。
以上つれづれと。
単純に、向き不向きだけなら、大学の先生などアカデミックポストが妥当な線ではないでしょうか?いろいろなことをやってきた人のほうが重宝されます。(仕事がふえますが)
採用のタイミングがシビアなので、あまり現実的ではないかもしれませんが、検討してみてください。
そうですよね。
普通に考えると、アカデミックポストですよね……
分野が珍しいから競争率が低いのはいいんだけど、
生物や化学専門の人達に比べると、
著名雑誌に載るような研究も滅多に無いから、
アカデミックポストを続けたところで、
これからのせちがらい世の中だと肩身が狭そうだな...。
博士課程までいっていたら、就職はもう無理です。
生物有機化学の分野のことをおっしゃっているのでしょうか?
もしくは、研究職じゃない職種のことをおっしゃってる??
(営業や単なる技術職は、わざわざ博士卒は採らないだろうけど)
少なくとも、製薬企業の研究員には、
博士卒業者が多いので、そんなことは無いと思うんですが...
(実際、私のいる学科でも博士卒業者のほとんどは製薬企業研究職に就職してるし...)
URLは例えばこのような感じというだけです。
所得、職場環境だけならやはり製薬の研究職が最高ですが、
フロンティアスピリッツが旺盛であれば、ベンチャーも
おもしろいかと思います。自分で作り上げた技術を自分で
売り込むという他の職業にはないやりがいがありますね。
組織に縛られない自由な発想で、様々な知識と経験を
持った方向きとの印象です。うまくあたれば"青色発光ダイオード"の
中村先生みたいにアメリカで教授になれる可能性もあるかと。
逆に言うと、普通の王道街道は無理ってことですかね……
そんなに並外れた人生を送りたくない…
ちょっと前にこんな質問と回答がありましたよ。
http://q.hatena.ne.jp/1143860700
4番目や5番目、7番目の意見なんかが参考になるかも知れません。
もしかして、この質問をされたmatch7さんの後輩の人ですか?
match7さんがどなたか分からないので何とも言えませんが、
生物有機なんですかね?
私は、研究職が第一希望なんで、
営業とかやるくらいなら、アカデミックを目指したいです。
というより、
今まで、全く製薬研究職については何の記述も出てこないということは、
生物有機には製薬研究職は難しいってことですかね?
確かに、オーバードクターや、ポストドクターだと、採用を敬遠するところはあります。でも、就職は或るところや有るところには有るもんだと思います。
おっしゃってるとおり、製薬系のところを当たればよさそうです。最近は、営業でも十二分な知識をもって、医師や薬剤師を相手に講義をするような、マーケティング営業をかけるところが増えてます。
既に知ってらっしゃるとおり、製薬業界も再編が進んで、一昔前のように力技というか、薬効だけ、値段だけ、というのでは、話が進まないというのが現実です。
ジェネリックだって、薬効成分のクラスタの大きさなどで即効、遅効と時間差がでてくる事なんかも説明すると、自社の薬がジェネリックじゃない場合に、ジェネリックの会社からお株を奪うこともできちゃいます。
売り込み方次第で、ドクターの知識の豊富さは十二分な武器です。
それから、何をするにせよ、必要なのは明るく、元気、ってことですね。人は「love at first sight」じゃないですけど、外見9割なんて話もありますから!
良いところに就職できると良いですね!
それから、無責任な回答してるのには「ポイントゲッター」なんて俗称があるポイント目当ての人は多いから気をつけたほうがいいです。この手の人は嫌がらせも大好きなんですよね。
うかつに疑問を持つようなコメントや、反論的なコメントをつけたり、「ポイント0」なんてすると、嫌がらせの意見を書き込んできます。
はてなの画面の右上の「設定」で、名前を指定して「回答拒否ユーザー」の登録をしちゃうとか、「他ユーザーの設定による回答拒否」なんかで3人とか5人を選ぶと、こんな人の嫌がらせ的意見のために10円でもお金をむだにしなくてすみますよ。試してみてくださいね。便利です。
ありがとうございます。
が、しかし、私は、質問文にも書いてる通り、
研究職が第一志望であって、営業とかは……
確かに、営業職や、非研究職では、
<深さ×広さ>を重視してくれる場合もあるみたいですが、
誰も研究職については触れないってことは、
やはり、製薬研究職は難しいってことですか?
(もしくは、答えるだけの研究職数がはてなには居ない?)
明るく、元気に、はあればbetterだと思いますが、
研究職で決まっている先輩を見てると、
(製薬)研究職では、明るく、元気に、
よりも、ダイオードの中村教授じゃないですが、
一風変わった奇人が多いような気がします。
アドバイスありがとうございました。
でも、やっぱりあまりに、な回答には0つけたくなっちゃいますよね...
生物有機化学で学位を取り、現在植物の研究室で研究員(任期付)をやっている者です。製薬業界でもそれ以外の業界のリアルな採用・研究動向にもあまり通じていませんが、あくまで外から見た感じということで。 やはり、現時点で製薬会社の研究の中核に潜り込むにはバリバリの有機合成か分子生物学の出身以外は難しそうです。私の後輩も修士卒で製薬会社へ研究職で就職した者が何人か居ますが、分析系のセクションにいます。このあたりは国内製薬会社ではご指摘の通り完全分業であることが災いして、少しでも外れれば核に触れるのは難しくなるのかもしれませんね。
一方米国においては、創薬の現場でもアカデミックな世界でも生物と化学の人材が同じラボにほぼ同数いて、議論しあっているのが当たり前と聞きます。そういう所で修行し、名と顔とを売って帰ってくることも可能でしょう。そのときには国内製薬会社という選択肢も(片道キップですが)あるのかもしれません。どうしても地元に居なくてはいけないなどの特殊な事情が無い限り、博士卒で新卒採用で民間企業という枠を自分にはめる必要性はないのでは。
あと一つ新しい潮流だけ。Chemical Biologyというコトバを耳にされた事があるかもしれません。欧米に先行されて日本の製薬業界が相当焦っているやつです。研究体制をここ数年でがらりと変えてしまわないとまずい、という声が製薬業界内部ででていますので、今後採用を巡る状況も一変する可能性はあると思います。
以上つれづれと。
Chemical Biologyはよく存じています。
が、日本の製薬企業は焦っているのでしょうか?
何だか、世界の製薬企業より日本の製薬企業の方が優れてるような印象さえ最近は抱きます。
(ただ、海外進出してなかっただけで、潜在的競争力は相当ありそう)
もしかして、完全分業の方が、製薬企業的にはよいのではないか?とさえ思っています。
ところで、
生物有機化学的な研究室は国内にはそんなにないはずので、
まさか私の先輩に当たる人ではないよね...と思ってしまいます...
私の会社は、化学系ですが、バイオ系の研究もしてますよ。
DNAの解析をPCを使い 色分けする研究。
ペプチド合成とか。
ドクターの人は、教授の紹介や、大学での共同研究の兼ね合いで
入社する人も居ますよ。
ペプチド合成の子は、大学に戻り そこで研究して 博士論文を
書いて ドクター取る場合も有ります。
探せば就職先は いくらでも有ると思います。
そこの企業にマッチしていれば 色々研究できると思います。
ペプチド合成というのは、
対象こそ、ペプチドという生物分子ですが、
技術的には、生物ではなくて有機化学ですよね?
例えば、ペプチド合成をし、そのペプチドを使って、自分で生化学的研究もする、というのなら別なのですが。
化学系の会社でバイオ系もやるとは言っても、
やはり作業自体は、完全に分業されていて、
どちらかの専門家が強く必要とされているような気がします...
製薬、化学メーカーなどの研究職、開発職(あまり基礎研究的な色合いが強くない。)などを探されてはいかがでしょうか。研究職といえども、景気には左右されるもので、昨今の景気の上昇を鑑みると、募集は結構ありそうな気がしますね。外資系なども含め、広くあたってみてはいかがでしょう。また、メーカーには技術営業(いわゆる営業マンとはかなりイメージの異なる、いわゆる理系の専門営業職)もあります。年齢問わず、今は売り手市場ですよ。
一般的な意見ですが、ありがとうございます。
ただ、今まで出てきた中では、TKO_CO_LTDさんの回答が一番そのものずばりな気がするんですよね。
生物有機化学研究者、うらやましいです。
両方理解できるってことは、製薬企業の生物系、化学系研究職どちらの部門にいかれたとしても
その部門間連携では話の分かるヤツとしてとても重宝されることでしょう。
生物の人は化学が、化学の人は生物が分からないから、無理な要求がおこります。
あなたはその要求を突っぱねるだけでなく、改良等アドバイスできる知識もあるわけです。
少なくとも現場では彼に聞いてみよう、って言う立場になる可能性大です。
私が上司ならあなたの雇用を考えますが、そんな立場ではないので(笑)
ただこの事実(現場の苦労)を理解する人事部門は皆無でしょう。
そのキャリアが就職活動でどこまで有用かわかりません。
ですのでやる気その他を前面に出す、一般的なアピールの方がいいかと思われます。
初めて、具体的なアドバイスありがとうございます。
私も、(特に人数が多い組織だと)
一人くらいそういう人材がいても、
組織のためになると個人的には思うのですが、
TKO_CO_LTDさんではないけど、
先輩の話を聞いても、自分で考えてみても、
やはり先は厳しそうなんですよね...
(それこそ、生物も有機も分かるなら、分析でもやってもらおう、的な...)
やはり一般的なアピールしかありませんか。
せめて、面接時にはkomyaaanさんのような方もいらっしゃることを祈っています。
Chemical Biologyはよく存じています。
が、日本の製薬企業は焦っているのでしょうか?
何だか、世界の製薬企業より日本の製薬企業の方が優れてるような印象さえ最近は抱きます。
(ただ、海外進出してなかっただけで、潜在的競争力は相当ありそう)
もしかして、完全分業の方が、製薬企業的にはよいのではないか?とさえ思っています。
ところで、
生物有機化学的な研究室は国内にはそんなにないはずので、
まさか私の先輩に当たる人ではないよね...と思ってしまいます...