または、解説している書籍・サイトがありましたら教えていただけないでしょうか。
「PostScriptフォント」=「PostScript Type1フォント」=「Type1フォント」
なのでしょうか。
それとも「PostScriptフォント=PostScript型式で記述されたアウトラインフォントの総称ないし俗称」なのでしょうか。
できれば、この用語の LaTeXの文脈での使われ方と一般的なDTPの世界での使われ方が
違うのであればそのことについても知りたいです。
こんにちは。
結論として、「PostScriptフォント=PostScript形式に対応したアウトラインフォント」と言えると思います。
PostScriptフォントには厳密にはType1とType3が存在するそうですが、Type3は実用的ではなかったため、殆ど普及しなかったそうです。(フォントベンダのモトヤ社のサイトより引用・http://www.motoya.co.jp/yogo/html/type3font.html)
Adobe社が開発したPostScriptは、開発当初Script部分の仕様は公開していましたが、"Type1フォント"のみ仕様を非公開(ライセンス契約した会社のみ公開)として一部のベンダ(日本ではモリサワ社)にしか公開されてなかったそうです。
なお、日本語等の場合は特殊で、Type1を元に2バイト拡張してOCFフォント、CIDフォント等がつくられました。(これらもType1フォントといえます)
ちなみに、過去に、Adobeからライセンスを受けずにフォントを作ったベンダーが、"PS互換フォント"という名称で販売している時期もありました(フォントワークス社等)が、現在では仕様は公開されていて"PS互換フォント"というものはほぼ無くなりました。
以上の経緯からすると、ほぼ「Type1フォント=PostScriptフォント」の解釈で良いかと思います。
残念ながら、私は、Texの世界においてのType1フォントの扱われ方には、詳しくない為、他の方にお願いしたいと思います。
以下、DTPの流れや、PSフォントに関しての説明が載っているサイトを記載します。
●「和文フォント大図鑑」(STUDY)
http://ohkadesign.cool.ne.jp/wabunfont/study/study.html
●「JAGAT・日本印刷技術協会」
(レポート:DTPの過去・現在・未来)
http://www.jagat.or.jp/story_memo_view.asp?StoryID=2268
(フォント千一夜物語/澤田善彦)
http://www.jagat.or.jp/story_memo_view.asp?storyID=1476
以上、よろしくお願いします。
うーん。私が知りたいこととはちょっと違うようです……。
おそらく「PostScriptフォント=Type1フォント」というのは
特に説明するまでもない暗黙の了解になっているのでは? と推察しているのですが(それともしっかりした定義が存在するのか)、
そのことについて確認したいという意味で定義について質問させていただきました。
PDF千夜一夜は業界の方が書いてらっしゃるようですし、私が他に知りたかったことも細かく書かれているようですので参考にさせていただきます。
どうもありがとうございます。
簡潔な結論と詳しい説明、ありがとうございます。
レポート:DTPの過去・現在・未来
フォント千一夜物語/澤田善彦
とモトヤのページのことは知りませんでした。
これからじっくり読んでみたいと思います。