・資本金が1,000万円の企業で、事業拡大のため資金調達を考えています。選択肢として銀行やVCからの資金調達を考えていますが、特にVCからの資金調達した際の疑問についてお答えいただけないでしょうか。
仮にVCから9千万円を調達した場合、創業者の持ち株比率は単純に100%から10%に低下するのでしょうか?
その場合はVCによる株式保有比率が50%を大幅に上回ってしまい、創業者としては会社の支配権がVCに移ってしまうことになりますのでVCからの資金調達のモチベーションが下がってしまいます。
それともこれは私の認識間違いで、VCからの資金調達金額が仮に現在の資本金を大幅に上回っていたとしても、創業者の持ち株比率の低下を防ぐようなスキームが存在するのでしょうか?
ITベンチャー企業などでVCから多額の資金調達をされたケースでも、持分比率が50%を超えるケースが見受けられるようなので。。
成長シナリオをいかに描くか?
というところですが、一口に成長シナリオといっても業種やビジネスモデルによってまちまちだと思います。
上場している多くのベンチャー企業で数期連続で赤字企業、と言ったケースも多く見受けられますが、結局、VCからの出資を受けられるかどうかの基本となる投資判断基準など見れるサイトはありますでしょうか?
例えばシード期のIT企業なら3年目で売上10倍、単黒達成、あるいはIRRで20%以上など。
要はVCの投資委員会などで取り決めている、業界の標準的な投資判断ルールなどが見れるサイトがあればお教えください。
http://www.dreamgate.gr.jp/feature/eventreport/fes06repo/stg/a/1...
投資判断はこう行われる。VCに聞く投資したいベンチャーとは。
http://www.nikkei.co.jp/tento/vc/20040330n273u000_30.html
キャピタリストの眼 VC投資最前線
普通株式の発行の場合は、持株比率/議決権は10%に低下します。
上場前のVCからの資金調達で、
持株比率及び議決権の低下を防ぐ方法としては、
転換社債も考えられると思います。
ただし、VCが転換せず償還する、という条件付きです。
"上場前にうまい具合に償還なんかしてくれないだろう"
と思われるかもしれませんが、
東証マザーズに数年前に上場した会社の中に、
VC最大手からこの方法で資金調達を行ったところもあります。
「無議決権株式の利用」ですか。
こういうスキームがあることを想像はしていましたがやはりそうでしたか。
しかしVCを活用する場合はIPOを前提とするため、それに見合った成長シナリオが描けなければ双方の合意形成は難しいかもしれませんね。
参考になりました。