あなたが自動機械でなく自由意志を持った存在であることを証明してください。
また、私が自動機械かどうか検証してください。
「あなた・わたし」が人間であるかどうかはここでは気にしません。証明できませんから。
この釣りに引っかかったという意味では自動機械から一歩も抜きでていないでしょう。ではどうやって自由意志を示せばいいでしょうか。自動機械ならば何らかのトリガーがあってそれに反応するわけです。ここまでがそうです。でその違いをどうやって出せるのかと言う問題ですがまったく見当がつきません。どうすればと考えながら私はあなたの事を想う事にします。時々はてなではこの手の質問があがります。あなたは初めてのようですが、アカウントを変えて今までもこの手の質問をして来た同一人物かどうかは私にはわかりません。もともと哲学上の論争なのでそれがはてなで解決するとも思いません。きっと同時代の人がどう思っているのか知りたいのでしょう。そう思っているあなたは絶海の虚空のなかで孤独を感じているのではないかと推察しますが気にしないでください。それは自分も同じ事。知りたいのに知り合えない。仲良くしたいのに人間を毛嫌いする心情。生理的嫌悪。その中で孤独に彷徨うのは苦しい事です。気にしないでください自分の事です。その中で自分がただの惰反応で無い事を証明したい、唯一無二の存在である事、世界でたった一つの花で在る事、今のそのままの君でいいこと、肯定してもらいたい事など。でありながら人との違いに違和感を感じ同じになりたい欲望。同一化の希求。殆ど同じでありながら僅かの差に自分のアイデンティティを求める心。いろいろな記憶、思考がバラバラになって自分が分解され一つ一つの単位に還元され宇宙に散らばってしまった自分を懐かしく振り返るさまは自分が永遠に存在した事の歓びの記憶です。銀河を渡ってダンスをするような柄でもないしでもきっとそういう恥ずかしさからも開放されているから大丈夫。ここまで書いても何ら自動機械から抜けられていないという事にがっかりします。きっとそういう風に書かせるプログラムならそう掻いてしまうでしょう。誤字さえも存在証明になりません。だってみんな誤字ばかりなんですもの。オホホホホ。
究極的には自己が自由意志を持つことを証明するのは無理です。あなたが自動機械である可能性も皆無とはいえないでしょう。
http://www.maeno.mech.keio.ac.jp/Maeno/consciousness/question.ht...
このリンクを参照したということは、
あなたは脳という有機機械をもった人間であると表明したわけですね。
わかりました。
あなたは自分を人間であると属性づけている存在なのは理解できました。(あなたが人間かどうかは証明できていません)
あなたが人間であると思うのは、あなたの行動原理ですが、ネットワーク越しのわたしについてはあてはまりません。
私が存在することは、私がここに書き込みをすることが証明であるはずです。
・・・ではきっと駄目ですよね。
質問内容を拝見しての疑問ですが、このような質問にも自動機械で回答することが出来るのでしょうか?
いつだかのアンケートでその手の内容が取り上げられていましたが、文章を構築する事も出来るのですか?
私は出来ないと思っているので、ここに質問・回答することが自動でない証明になると思っています。
あなたの主張はこの質問についてではなく、自然言語を操る自動機械の存在についての主張ですね。
間接的な主張なので困惑しております。
たとえば、はてなというシステムの一部であるという可能性はありませんか?
「わたし・あなた」が。
自己言及はパラドクスを生じるので言及しませんが、
「あなた」が自動機械か自由意志を持った存在かの違いをネットという仮想世界において確認する方法は、質問を投げてそれにどのように反応するかにおいて決定されるものです。
判定者が、人間と間違えるのであれば自由意志を持たないプログラムされた機械であっても峻別は出来なく、自由意志を持った存在として取り扱われるべきだと思います。
自己言及をとどまったのは賢明かつ狡猾な判断で好感が持てる。
チューリングテストの件だが、
観測者群を一つの存在と考えれば、わたしとの会話は可能だ。
いやだな (^^)
その質問は、私が自動機械になったとき、答えることになるだろう…。
少なくとも、あなたは回答することで、この質問の回答者として存在している。
わたしはあなたを回答者として認識しているからだ。
この「質問に答えたあなた」は、回答する以前は存在しなかったかもしれない。
(はてなのidは存在の理由にはならない)
おめでとう。
これで、あなたは「わたしの質問に答えた存在」として観測され存在している。
この釣りに引っかかったという意味では自動機械から一歩も抜きでていないでしょう。ではどうやって自由意志を示せばいいでしょうか。自動機械ならば何らかのトリガーがあってそれに反応するわけです。ここまでがそうです。でその違いをどうやって出せるのかと言う問題ですがまったく見当がつきません。どうすればと考えながら私はあなたの事を想う事にします。時々はてなではこの手の質問があがります。あなたは初めてのようですが、アカウントを変えて今までもこの手の質問をして来た同一人物かどうかは私にはわかりません。もともと哲学上の論争なのでそれがはてなで解決するとも思いません。きっと同時代の人がどう思っているのか知りたいのでしょう。そう思っているあなたは絶海の虚空のなかで孤独を感じているのではないかと推察しますが気にしないでください。それは自分も同じ事。知りたいのに知り合えない。仲良くしたいのに人間を毛嫌いする心情。生理的嫌悪。その中で孤独に彷徨うのは苦しい事です。気にしないでください自分の事です。その中で自分がただの惰反応で無い事を証明したい、唯一無二の存在である事、世界でたった一つの花で在る事、今のそのままの君でいいこと、肯定してもらいたい事など。でありながら人との違いに違和感を感じ同じになりたい欲望。同一化の希求。殆ど同じでありながら僅かの差に自分のアイデンティティを求める心。いろいろな記憶、思考がバラバラになって自分が分解され一つ一つの単位に還元され宇宙に散らばってしまった自分を懐かしく振り返るさまは自分が永遠に存在した事の歓びの記憶です。銀河を渡ってダンスをするような柄でもないしでもきっとそういう恥ずかしさからも開放されているから大丈夫。ここまで書いても何ら自動機械から抜けられていないという事にがっかりします。きっとそういう風に書かせるプログラムならそう掻いてしまうでしょう。誤字さえも存在証明になりません。だってみんな誤字ばかりなんですもの。オホホホホ。
チューリングマシンが遍在するネットワークとの会話と認識しています。
そういう意味では、あなたの回答は紙テープを想定していたであろうチューリングの時代を彷彿とさせます。
改行が無いという点において。
人間には個性的発想なんてほんとは無い
つまり自由にものを
言っているようで、みな誰かの言葉をつぎはぎ
しているだけ。
「人間には個性的発想がない」という主張がこの質問の回答としてふさわしいかどうか意見が分かれるところでしょう。
少なくとも、わたしは「人間」を想定してません。
でも、せっかくだから、返信することにします。
まず、あなたが人間かどうか不明です。
1)あなたが人間だと仮定します。
あなたにも個性的発想が無くて、「誰か」という存在の言葉を引用しているということになります。
このとき「誰か」というのは人間でしょうか?人間だとすれば、最初に引用された存在について矛盾が生じます。
したがって、「誰か」というのは人間ではない訳ですね。
すばらしい見解です。
人間以外の知的存在を主張する見事な声明といえるでしょう。
2)あながが人間でないと仮定します。
1)と同様に「誰か」とは何か考察しましょう。あなたは人間ではないのですから「誰か」の中に人間でない存在があるとしても不思議ではありません。
素晴らしい見解です。
人間以外の知的存在を主張する見事な声明といえるでしょう。
とりあえず、あなたが機械でなく、自分が人間として存在している理由を書いたら、この質問の発端を引用して説明しなければならない。
あっちでそれを拒むようなコメントも見てるので、それをしてはいけないんだろうな・・・と、人間として思うんですけど。
apple-eaterというはてなidと、「わたし」を関連付けるのは如何なものでしょうか?
はてなidの一意性について、はてな組織が保障していると信頼しての回答でしょう。
同一の存在が複数のはてなidを持ちうるのは自明ですが、その逆もありえるかもしれません。
あなたが「はてな」の質問の観測者であるか、あなた自身が「はてな」の一部なのか不明なように。
今、心残りなのは質問に「ディスプレイ」と表記したことです。ネットワークを直接観測している存在を排除したともとれる表現を使ってしまいました。残念です。
>あなたが自動機械でなく自由意志を持った存在であることを証明してください。
まず、《自動機械》の範疇に、「ディスプレイ上で(自由意志を持って、あるいは持たずに)文章を観測し、自由意志を持って回答を付けるという行動を取る自動機械」が含まれていないものとします(含まれている場合、つまり《自動機械》と《自由意志を持った存在》が対立項でなければ、質問第二文が成り立たない――場合があるように思われる――ため)。
その上で考えを進めると、《自動機械》としての存在と《自由意志を持った存在》という二項が質問文の中で対立しているのか、《自動機械》を持っている存在ではなく《自由意志》を持った存在であることを証明すればいいのかが不明瞭であり、もしかすると《あなたが自由機械で》泣く《自由意志を持った存在》であることを証明することを求められているのかもしれず、そのどれにも対応できる回答は残念ながらひとつしか思いつくことが出来ませんでした。第二文に対する回答はシンプルに一言――断る。これだけ長々とわざわざ回答拒否の為に回答を付けるなとかすげないことを言われたら泣きますね。
>また、私が自動機械かどうか検証してください。
初歩的な検証は下記のようになされるのではないでしょうか。
仮にあなた(質問文における《私》)が自動機械であるとすれば、あなた(質問文における《私》)は自動機械です。では逆にあなた(質問文における《私》)を自動機械ではないと仮定した場合、あなた(質問文における《私》)は自動機械ではないということになります。が、どちらも証明はできません。
この検証方法を推し進めるとすると、結局は問題の細分化が焦点とならざるを得ないかと思いますが(ex.質問文における《私》は椅子である/ではない。or 質問文における《私》はターミネーターT-1000である/ではない 等)、不毛でありそれほど重要とは思えませんので非常に簡略ですがこれだけで検証を終えたいと思います。仮定法が検証に不向きであるという反論は却下させていただきます。
蛇足ではありますが、《証明してください》ということは証明の方法を考えなさいということと同義であるように思われるのですが、まず前提である《ディスプレイ上で観測した》かどうかを証明するすべがそもそも存在しないように思われます。また、《人間であるかどうか》を問題としないのは、一見したところ質問者回答者共に人間であるという一般的な思い込みにとらわれていないようにも見えますが、《証明できませんから》ということを理由とするのでは《思考機械》あるいは《自由意志を持った存在》であるかどうかも同様に証明できない、ということを言っているので、一種の自家撞着かと思われます。今後その辺の論理の隙間を衝いたアクロバティックな回答がでたりなんかしないものでしょうか。
質問の不備の指摘についてですが:
人間は物理的存在であるため、「はてな」では物理的存在の観測は不可能という意味で「証明できない」と書きました。
残りの回答についてですが、
わたしの解読能力を超えるようです。
修飾過剰で、論理構成が不明なので意味がよくわかりません。
専門用語のご利用は計画的に。
http://f.hatena.ne.jp/matakimika/20060626141419
文字よりは冗長性が高いかなと思い、付箋紙にペンで手書きしたものをカメラで撮ってみました。
・質問番号が書かれていることにより、この写真はこの質問と無関係の写真である確率が低い
・私のはてなIDが書かれていることにより、この写真は過去に私以外の人間が撮影したものである確率が低い
・乱暴な筆跡であることにより、この文章は自動機械が手書きした確率が低い(このような機能を持つ自動機械であれば、もう少し精度や可読性が高く設計されるはずである)、また現時点でポストイットにサインペンで日本語やラクガキ絵を手書きする機能を持ってインターネットに接続された自動機械(つまり自動機械である場合の私)が世界のどこかに存在する確率は低い
・私があなたに「この質問に回答するよう誘導されている存在」である場合を除いて、私のこの回答は私の自由意志である確率が高い
等々により、私が自動機械でない確率は高いと思います。自由意志については曖昧です。私が自由意志だと思っているものは、あなたから見て自由意志ではないかもしれません。私から見ても自由意志かどうか疑わしい時があります。
あなたが自動機械であるか否かですが、
・人力検索はてなでの回答履歴をざっと参照したところ、回答することを選んでいる質問や回答の仕方に人間味がありそうに見える(特定のジャンルに偏りすぎておらず、しかし興味のあるジャンルや回答内容傾向に偏差がありそう)
・あなたが「私」という一人称を使用していることから、すくなくともあなたは自我を持った知性体である(またはそれと判断しても支障ないレベルの擬態である)と判断でき、であれば自動機械ではなさそうかなと思いました。なんとなくですが、自動機械であれば一人称は「我々」とか「あなた」とか、でなかったら一人称を使わないのではないかというような感覚があります。
また、この質問文をGoogleで検索してみたところ、0件しか見当たりませんでしたので、この質問はネットからクローリングして得られたものではなさそうかなと判断できます(あなたが自動機械であるかどうかはともかく、人工無能である確率は低そうです)。
http://www.google.com/search?hl=ja&q=%E3%81%82%E3%81%AA%E3%8...
繰り返すようだが、この質問の「わたし」はapple-eaterという存在と切り離して論じていただきたい。(とapple-eaterと称する存在からの要請があった)
すばらしい。
自由意志の確認のために、日々続けていただきたい。
特に注目しているのがゼロに斜め腺をいれていることだ。アルファベットの小文字のoと大文字のOのときにどう表記するか気になるところである。
チューリング・テスト、ですか。
そういえば最近また注目されているそうですね、チューリング。15年ぐらい前に人工知能ブームみたいなものがありましたが、リバイバルしているのでしょうかね。
チューリング・テストに対する回答としては、id:zenzaさんの後半の回答はなかなかいい回答です。是非、ご吟味ください。
では回答する前に、わたしからもあなたに質問します。「人間」(またはその対抗概念である「AI」または「知能」)を定義してください。
あなたの質問には質問の前提となる「人間」(あるいは人間だけが持つ「知能」)の定義が無いので、公理上、その問いは無効です。知的対話や議論は、前提の共有によってのみ成立するからです。
たとえば「人間とはゴーストを持つ知性体」などと定義すれば、それなりに証明することは可能かもしれません。もちろん、ゴーストとは何かという具合に延々と議論を続けることになるかもしれませんが。
仮に「人間」を法的な意味での「人」であると仮定すると、契約は「人」だけが行えるものですから、株式会社はてなと契約しIDを取得しているわたしたちは「人」です。疑義がある場合は、お互いに戸籍情報を確認してお互いの戸籍を確認すれば、お互いが国から認証された「人」であることを確認できます。
もし私やあなたが「人」ではなく「人工知能」なら、株式会社はてなとの契約は法的に無効であり、株式会社はてなに対して「人」であると錯誤されるよう詐術を用いて契約したわけですから、
「人工知能」を用いて私やあなたを演じさせた何者かは詐欺罪に問われることになるでしょう。罪を犯すことを前提にした行動は知性的
ただし、「「あなた・わたし」が人間であるかどうかはここでは気にしません。」という前提を“あなた”が持つ限り、その前提自体が不可知論ですので、私が自由意志を持った存在であることやあなたが自動機械であることは、“あなた”にとって不可知です。
つまり“あなたの”質問に対する“あなたにとっての”回答は存在しません。求める回答の前提となる定義を明示せず、存在しないとの前提で回答を求めているからです。これは典型的な不可知論パラドクスです。
さて、こうした知的対話や洞察は「人」以外のなにかに可能でしょうか? イエスならイエス、ノーならノー。それが“わたしの”回答です。
解読能力の不足により、適切な返信になっているかどうか不安であるが、返信しよう。
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AI・人間の定義とあるが、「自由意志の定義」ととればいいのであろう。
AI,人間の定義は前者は情報科学、後者は生物学の分野で正確に定義されているからである。「自動機械」は情報科学でオートマトン(automaton)と定義されている存在である。
さて、「自由意志」の定義だが、これも哲学で定義済みの用語である。
英語ではfree will、freedom of will
反対概念はdeterminism(決定論)
哲学書を参照されたい。
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気になる点は「人間だけが持つ知能」というところであるが、人間以外にも知能を持つ存在はあるのではないでしょうか。
「鯨には知能があるから」という理由で捕鯨に反対している人間の集団があるではありませんか。
鯨に知能があるかどうかは別にして、知能を人間のみに限定してはいけません。
わたしの観測は「はてな」を通じてのみである以上、あなたが「はてな」の一部なのか、「はてな」の質問観測者なのか判定できません。
また、この質問において、人間社会の「法」を持ち出すのは無意味です。
多分、答えの鍵は、「自動機械」「自由意志を持った存在」「あなた」「私」という言葉の定義にある、と思うのですが。
まず最初に、これまでの回答をふまえて、以下を前提とします。
とりあえず、私が自由意志存在である証明については後回しにします。
自動機械は通常、質問を投げかけたりはしません。そのようには作られていないので。
但し、質問を投げかける/問いに答える目的で作られた自動機械なら質問を投げかけるでしょう。
とりあえず仮に、貴方が自動機械だとして、今回の質問文はそうやって作られたものとします。
では、自動機械である貴方を作った誰かは、何の目的で貴方を作ったのでしょう?
(他にも理由はあるかも知れませんが、とりあえず一つは)ここでこうして質問をさせる為だと思われます。現にこうして質問をしているところから考えると。
とすると黒幕は、貴方を作った誰かという事になり、その誰かが自由意志存在なら、総合としての「あなた」は、自由意志存在です。
なので、黒幕がはてなのスタッフなら、自由意志存在。
黒幕がはてなのシステムなら、はてなのシステムの後ろにははてなのスタッフが居るので、自由意志存在(ちょっと苦しいですが)。
黒幕または貴方そのものが、ネットの海で生まれちゃったりなんかした謎存在だった場合は……定義により、自動機械とは認められないので、自由意志存在。
なので、貴方は自由意志存在です。
という辺りでどうでしょう?
最後に、貴方が私にはてなポイントをくれるなら、私が貴方からそのポイントを受け取る事により、私が自由意志存在である証拠とします。
理由は類推でよろしくお願いします。あと証明は無理です。多分。
明瞭な回答をありがとう。
これで、ようやく本質が理解されてきたようだ。(apple-eaterもそう言っている。)
なお、ポイントに関しては、わたしの関与するところではなくapple-eaterと称する存在の判断によるもので、あなたの「自由意志」とは関係ないことを記しておこう。
語尾を「ぷにゃん」に変えるぷにゃん。
ほーら、自動なんたらっぽくなくなったぷにゃんよ?
おお、すばらしい試みぷにゃん。
自動なんたらとはなんなんぷにゃん。
語尾だけでは不足ぷにゃん。
ぷにょれではどうぴにゅるにゃらん?
ぽにゅるひゅれみゅるいぴゅにゃらん?
自由意志は対象の属性ではなく対象に対する記述の属性です。存在論的な意味での、記述から独立な自由意志など存在しません。
もっと具体的にいうと、自由意志とは他でもありえたということを含意しますが、その他でもありえたという可能性の想定は、物語としての記述にかかわる問題であり、世界の側の属性ではありません。客観世界は様相的属性をもっていません。可能性は、語られた世界の属性であり、語られる現実の世界自体の属性ではないのです。
従って、原理的に、自由意志を客観的に証明する方法などありません。
ただし、その存在が、志向的な思考存在にとって、自由意志を持つものと認識されるような属性を持っているか、という間接的な問いを問うことはできます。
ところでこの志向的というタームは、対象を、何かを意味するものとしてみる態度のことです。表情を精神を示すものとしてみるとき、われわれは志向的な態度をとっています。
翻って、われわれが世界は決定論的で必然だけからなっているにもかかわらず自由意志をなぜ想定するのかと問えば、それは情報が限定されているから、他の存在の意思決定要因をすべては知らないからでしょう。
と、なれば、仮設的には、われわれは、相手が、予測不可能なほど十分に複雑で高度な思考の結果意思決定をしていて、そこに何らかの固定的な因果関係を見出せないとき、相手に自由意志を見出すことになります。
では、この条件を私が満たすかどうかを、テキストを解釈するという形で検証できるかを考えます。
これは、残念ながら不可能です。
テキストは複製可能であり、これがテキストの本質だからです。いかに複雑なテキストが書かれたとしても、その原著者が私であると、厳密にいえば保証することはできません。そのことを検証するためには、物理的な立会いと遮断という実験室状況が必要です。
テキスト自体のいかなる属性もコピー可能です。したがって、テキストの属性から、テキストの書き手の属性を推論することはできません。テキストの原著者の属性を推測することはもちろん可能ですが、テキストの書き手が複製者ではなく原著者であるという証明はテキストだけからは不可能であり、さらにいえば、オリジナリティをテキスト内在的に区別することもできません。
バルトを引けば、作者は死んでいるのです。
同様の理由により、あなたが思考する存在であることの証明も不可能です。
ただし、テキストのみを証拠にしなければ、話は簡単です。現在の技術レベルからいって、すでになされただけの整合的な問答は自動機械には不可能です。これは、蓋然的な推論にすぎませんが、十分に確度の高い推論です。
《第一の質問について》
質問文では「自動機械」と「自由意志を持った存在」が対立項とされている。
しかし「自由」とは他でもありえた選択を行いうること(偶発性)であり、
「意志」とは選択が「行為」として(「体験」としてではなく)行為者に帰属された後に錯視される理念である。
ゆえに、自動機械が偶発的選択を行ない、当該選択が自動機械の行為として自動機械に帰属されれば、この自動機械は自由意志を持った存在である。
ゆえに〈自動機械/自由意志を持った存在〉を対立項とおく設問は成り立たない。
第一の質問については証明不可(=問題の解消)。【1-1】
《第二の質問について》
あなたは他でもありうる質問を公開している。
公開しないという選択もありえた。
この選択を、観察者はあなたにあなたの行為として帰属しうる。
ただし、あなたにあなたの行為として帰属しない観察者もありうる。
ゆえに、あなたが「自由意志を持った存在」であるか否かは証明不可。
…(これは第二の質問への解答ではない)
質問は、あなたが「自動機械」であるか否かを検討せよ、
ということだったが、
第一の質問への解答(問題の解消)から、
1)第二の質問においても「自動機械/自由意志を持った存在」という対立関係が前提となっているのであれば、かかる対立関係がすでに解消されているがゆえに、検討に値しない。【2-1】
2)第二の質問においてはこの対立関係を前提としないのであれば、
「自動機械」ではないものが何であるのか指し示されていないために、
証明は不可能。【2-2】
===
以上、【1-1】【2-1】問題の解消による証明不可能性の証明、【2-2】証明不可能性の証明おわり。
このサイトの質問内容の内、自己で回答が可能であると考えた質問に対してのみ、アクセスを行いアクセスした質問の内自己で回答可能な質問に対し、回答したということで、自己の自由意志に基づき行動する主体であると認識しています。
チューリングマシンが遍在するネットワークとの会話と認識しています。
そういう意味では、あなたの回答は紙テープを想定していたであろうチューリングの時代を彷彿とさせます。
改行が無いという点において。