http://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/3578/2004/otsukaresama...
「お疲れさま」と「ご苦労さま」
http://www.asahi-net.or.jp/~qm4h-iim/k990615.htm
【ことばをめぐる】(990615)ご苦労さま,暮しの手帖
気になることば ご苦労様? お疲れ様?
http://www.nhk.or.jp/a-room/kininaru/2004/04/0413.html
そもそも「ねぎらう」=「ねぐ」という言葉は、目上の人へ「加護を願い祈る」、目下の人へ「いたわる・ねぎらう」という意味です。つまり「労をねぎらう」という行為は目上の人に対しては、想定されていません。
ありがとうございます。
「ご苦労様」は、骨折りをねぎらうていねいな言葉ですが、昔、主君が家来をねぎらうときに使った「ご苦労であった」が転じたものですから、目上の人に使うのはタブーです。
http://www.nhk.or.jp/a-room/kininaru/2004/04/0413.html
そもそも労うということ自体が、目上の人に対するケースを想定していないようなので、目上の人には言わないというのが筋のようです。
敬語というのは厄介な存在で、苦労させられます。実際、うまく使えている自信はないですし。
今回、質問に答えるにあたり、改めて、調べて、考えてみました。
ネット検索で、「敬語+ご苦労」と「敬語+お疲れ」で調べると、やはり、出るわ出るわ……。でも、言っていることが食い違う。以前、考えるために調べてみたときと、状況は変わってないです(当然かな)。
たとえば、こんなのがあります。
http://www.utobrain.co.jp/review/2002/031800/
この中で、次の部分。
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昼食のとき、社員食堂の隅のテーブルに入社3年の社員が課長に呼ばれた。
「注意じゃないんだよ、人間の礼儀として聞いて欲しい。目上の人に“お疲れさまでした”は失礼に当たるんだ」
3年君はびっくりした。いたわりのつもりでかけた言葉だった。
「それでは“ご苦労さまでした”ならいいのでしようか。」
「ご苦労さまも、お疲れさまも上司には使わない方がよい。では、なんと言ったらよいか、君に宿題としてあげる。」
課長は、それだけ言うとポンと肩を叩いて自分のランチを選ぶためにゆっくりと離れていった。
しかし、「ご苦労さま」「お疲れさま」にかわる言葉を見つけるのが難しい。文化庁の敬語集の執筆者は「有り難うございました」「お世話になりました」というお礼の言葉が相手の苦労に対するねぎらいの意志を伝えられると言う。
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どうしろって言うんだと叫びたい感じです(以前の私がそうでした)。
で、悩みを解決してくれたのが、次の本です。
ただし、申し訳ないのですが、「ご苦労さま」そのもにについては書かれていません。ですが、敬語を含め、日本語(言語)の本質に「変化」があること、どうしても世代間にギャップが生じるのは避けがたいこと、を理解できます。つまり、言葉には「変わらない正解」はないのだということが納得できるのです(「変わりゆく正解」はあるんですけれどね)。
ご苦労様・お疲れ様も、そういう過渡期にある敬語なんだ、だから、変化前の人に対してはそれに合わせ、変化後の人間同士では、それなりに使う。それしかないのだと思います。
ちなみに私は、親しくなっていて大丈夫なことがわかっている人の場合、年上・年下(先輩・後輩)を問わず「お疲れ様」です。「ご苦労様」は、見下ろした感(私が感じるので)が嫌いなので避けます。
で、年上(先輩)から言われる場合は、どちらでも笑って流します(「ご苦労様」って言われるのは好きじゃありませんが)。
で、20歳以上も離れた年下(後輩)から言われると……、「お疲れ様」はともかく、「ご苦労様」はやっぱりカチンと来ます(笑)。
直接関係ない話が長くなりましたが、上記の本を是非お読み下さい。きっと、私と同じように、悩みが軽くなると思います。
ぐびなまTVCM 「お疲れ様、ぐび生飲も」小西真奈美ちゃん
http://www.asahibeer.co.jp/gubinama/
コノCMも失礼ということになってしまいます。
ビール会社が消費者に向かって何事ぞ・・・!!!
目上が目下に購入を勧めるのか?!
お客様は神様のはず・・・(笑)
あまり神経質にならない方が良いと思いますよ。
うるさい人はどこまでもウルサイものです。
とくに年配者はね。
威張りたいだけだから、そういう人は。
一番の問題は、それを言う人の心でしょ。
言葉の意味合いも、時代とニュアンスにより変遷するのです。
正しくは(=古くは)目下に使うべき言葉でも気にしないほうがいいです。
但し、目上には使わないほうが「無難」と。
そのくらいに軽く考えて、心がけたらいかがでしょうか。
すばらしい。