また、誰かが答えた単語に対して、「いや、それはこう訳せる」という返信もお願い致します。
この間まで「気合い」は訳せないだろ、と思っていたのですが、「それはdetermination」とあっさり言われてしまい、あと私が知っているのは「甘え」ぐらいです。
なるべく日常会話の中で出てくるものでお願いしたいので、例えば「天照大神」みたいな、明らかに対訳があるはずがないものはNGにします。魚介類、和食で使う調理器具も似た様な理由でNGです。
>雨や風の種類などを挙げているかたがおられますが、そういうのは、質問者さんが禁じている
>魚介類の名前あるいは固有名詞などに準じるのではないでしょうか。
言って下さって有り難うございます。せっかく答えて頂いたのにわざわざ文句を言うのもどうかと思い、返信しませんでしたが、雨や風の種類、ある特定の地域に吹く季節風、などはちょっと質問の内容からはずれてしまいます。
「省略してあえて訳さない」のが正しい翻訳であるケース、についてもまさしくその通りだと思います。
「いただきます」シチュエーションで訳して、"bon appetit!"と、「ごちそうさまでした」については、"thanks for the food!"と訳していました。(そういう挨拶をする家庭もあるにはあるので)
扇を射たのは頼政ではなく那須与一でした。頼政が射たのは鵺でした。いずれにせよクリスチャンではありませんが。
ほかに、最近有名になった「勿体ない(MOTTAINAI)」という言葉も、他の言語にはない概念と言われていますね。
食事前後のあいさつ「いただきます」「ごちそうさま」「よろしゅうおあがり」などは訳せないというか、訳さないのが正しいと思います。英語圏にはそういう習慣がないはずなので(神に祈ることはあるでしょうが、それに変えてしまっては翻訳とはいえません)。
また、手紙の冒頭にある時候のあいさつも、英語圏ではそういうことを書かないのがふつうなので「省略してあえて訳さない」のが正しい翻訳です。
その意味では、「どうも」とか「よろしく」などもそれぞれの文脈で英米ではなんというかと考えて "thank you" とか "give my regards to ..." などの対応する表現にすれば訳したことになると思います。
頼政が「南無八幡」と念じて扇を射たといいますが、一見すると "Oh God!" などに訳せそうですが、頼政がクリスチャンだったはずがないので明らかな誤訳になっちゃいます。そういうわけで「南無八幡」は訳せない言葉だと思います。
実際に海外小説の翻訳で原文の "Jesus!" を「南無三」と訳した人がいたそうですが、英米人が仏教の三宝を知っている可能性は限りなく低いので、やはり誤訳です。
雨や風の種類などを挙げているかたがおられますが、そういうのは、質問者さんが禁じている魚介類の名前あるいは固有名詞などに準じるのではないでしょうか。