株取引の初心者です。
前々から疑問に思っていたのですが、「株価というのは、売りたい人と買いたい人との値段の言い合いで決まる」とのことですが
例えば、現在単価@590円で売人@700 1000株 買人@700 1000株しかなかった場合、株価はいきなり700円に
なってしまうのでしょうか?(ストップ高でないとして)
そして、総株数が100万株とした場合、総資産は、(@700-@590)×100万株=11,000万円も増加してしまうのでしょうか?
株取引がほとんどない株の場合、売人と買人が裏打ちすればあり得る話ではないのでしょうか?
よろしくお願いします。
お答えします。
株価とは、売買額の実績値のことです。過去最も最後に最後の取引がされた時の売買額実績値を株価とします。
株の売買とは日本は独自の方法によって為されています。
例えば、分かり易くするため社名を「トヨタ自動車」とでもしますと、
買いたい人 売りたい人
の人数 買注文数 株価 売注文数 の人数
2 3 623,000
3 5 622,000
5 30 621,000
1 ② 5 620,000
3 1 619,000
618,000 2 2 ①
617,000 4 4
616,000 4 3
615,000 35 8
614,000 4 2
みなさん、上記の表を見ながら取引をします。取引とは「せり」ですね。今は全て電算でやっています。PCですね。
買いたい人も、売りたい人も、このせり板に上図のように登録しますが、いったんここに注文を登録した以上は、相手がその自分が出した注文に対して、約定する注文を出してしまえば、そのまま約定してしまい、断ることは出来ません。
あなたが売りたい人…②
私が買いたい人…①
とします。両方とも既に注文しているわけですね。
さて、私がここで一発買おう!と思って、①の注文内容を変更します。ダイアログボックスを出して、注文内容変更シートを出して、注文内容を、61万8千円で2株買う、というものから次のものへ変更するため書き換えて、OKをクリック!
(変更内容)
62万1千円で36株買う。(合計2235万6千円買う)
でOKをクリック!
すると、
②のあなたはもう断れません。
619,000円1株
620,000円5株
621,000円30株
以上を証券取引所が約定済みとしてしまいます。
私はもうその瞬間に自動的に2235万を引き落とされます。
でですね、この時に、約定(売買実績価格)も、
619,000円1株
620,000円5株
621,000円30株
と証券取引所では実績が記録されますね。
すると株価はこの瞬間に、
619,000円→620,000円→621,000円と推移した結果として記録されます。
つまり毎日午後3時の最後の、わずか一つの売買実績価格が、その日の株価である、ということになります。
このようにして、毎日始まりの値段、終わるときの値段が出ているのです。
(上記は「分かり易く書いた例」という趣旨ですが)
http://www.nomura.co.jp/learn/study/invest/stock/abc/4_rule1.htm...
http://www.nomura.co.jp/learn/study/invest/stock/abc/4.html
株価の決まり方(売買の成立の仕方)
総資産ではなく株式時価総額です。
これは株価が2倍になれば単純に2倍になります。
すいません。急いで書いたので、先の回答の表の標題が逆になっています。申し訳御座いません。
売りたい人 買いたい人
の人数 買注文数 株価 売注文数 の人数
2 3 623,000
3 5 622,000
_
_
_
が正しいです。
>例えば、現在単価@590円で売人@700 1000株 買人@700 1000株しかなかった場合、株価はいきなり700円になってしまうのでしょうか?(ストップ高でないとして)
飽く迄も株価は売買実績ですから、普通一日に数え切れないほどの取り引数・売買実績が出ますが、例えば、ある会社は、1日にわずか一度しか取引しなかったと。その場合ですが、その売買実績値が株価です。
>総株数が100万株とした場合、総資産は、(@700-@590)×100万株=11,000万円も増加してしまうのでしょうか?
その通りです、値動きの激しい会社は、1週間や2、3日で、時価総額全体が倍になったり、3分の1になったりします。
私も最初見たときには驚きましたよ。
回答どうもありがとうございました。
しかし、時価総額って何?って感じですね
http://www.daiwatv.jp/study/kouza/study_main.html
ダイワインターネットTV/5分でわかる証券基礎講座
■ 株価はどのようにして決まるの?
株価の決まり方 9:24
価格優先の原則・時間優先の原則 5:51
板寄せ方式とザラバ方式 8:48
http://www.matsui.co.jp/beginner/invest/mrk07.html
値段のつきかた
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1873941
質問:株価の決まり方
時価総額は最高瞬間風速みたいなものといわれますね。
回答どうもありがとうございます。
勉強させて頂きます。
既に1番で答えがでるので、補足になります。
一般的に「株価」と呼ばれているものは
「最後に取引された額」になります。
その銘柄が取引された最後の株価が590円だとします。
次に売ってくれる人が700円まで居ないのであればその700円の取引を成立させた場合、株価は一気に700円になります。
ただ700円で売りに出す人が居たとしても、買う人がいなければ株価は590円のままです。
そういう意味では「株価はいきなり700円になってしまいます」
取引量の少ない銘柄にはありがちな事象です。
なので時価総額も跳ね上がります。
TOBやストックオプションなどの時には終値が参考にされることが多いので食いあげて終値がいじられることがよくあります。裏打ちなどしなくても、買いが頑張るということでしょうか。
自社株で買収していたライブドアのような会社には非常に重要な要素になりますが、投資家にとっては時価総額はあくまで参考値だとおもいます。
日本円で米国ドルを買おうと思ったときにその為替がいくらなのかは市場が評価するのは実際に取引するのに重要ではありますが、日本円の米ドルになおした時価総額はマクロ経済の評価指標であり、あまり短期的なスパンで決定するものではないと思います。
時価総額の日足よりも、月間や年間の時価総額の方がより実態を反映するのではないでしょうか。
たいへん的確でわかりやすい回答どうもありがとうございます。
勉強させて頂きます。
http://www.mito.co.jp/service/unfair/
一応指摘しておきますと、買い手と売り手が共謀して実態にそぐわない値段をつけてしまうことは「相場操縦」となり、証券取引法違反です。
http://www.tse.or.jp/cash/stock/sttrading_t.html
なお、ストップ高でなくでも、更新値幅の制限がありますので、一気に590円から700円にジャンプすることはありません。
そこで東証では、価格を決定する場合、直前の価格と比較して一定の値幅の範囲内のときに限り、即時に次の売買を成立させることとしています。
その値幅を「気配の更新値幅」といい、直前の価格等を基準として定められています。
回答どうもありがとうございます。
なるほど「更新値幅の制限」があるのですね。
勉強になります。
回答どうもありがとうございました。
勉強させて頂きます。