皆さんはどう思うのか意見を聞きたい。
A陸軍でさえ!賛成した【ハルノート】と、B松岡外相が強行したヒットラー、ムッソリーニの
ファシズム【三国同盟】とを比較して、いかなる点でBを選択する利点が考えれるのかお教えいただきたい。
【ハルノート】の要点
1)英中日蘭蘇泰米間の不可侵条約締結
2)仏印の領土保全
3)日本の中国印度支那からの撤兵(★満州は日本側のものと認められていた)
4)日米の中華民国の承認(汪兆銘政権の否認)⇒これは他国の侵略をしたのですから、当然ですよね!
5)日米の海外租界と関連権益の放棄
6)通商条約再締結のための交渉開始 ★当時、世界一産油国、食料豊富なアメリカと交易ができるのですから、日英同盟での最初の大戦以来の目的がこれで満たされたわけですよね。。
7)米による日本在外資産凍結解除★有り難いですよね!
8)円ドル為替レート安定に関する協定締結 ★$1=¥360 固定ですよね。当時輸出するものが無く、輸入しないと生きていけなかった日本です。。経済産業の発達に力を注ぐ甲斐がある。。
9)第三国との太平洋地域における平和維持に反する協定の廃棄(日独伊同盟破棄)★ヒットラー、スターリンら
独裁主義とは早く縁を切るべきです。
10)本協定内容の両国による推進である。
★開戦してまで避けなくてはならない“悪条件”ではないと思います。
圧倒的に国力と近代化に格差のある日本に、フェアマンシップに立った条件と言えるのではないでしょうか?
当時の中米大使らの努力と政治能力を思います。。
しかし、ヒットラー熱に浮かされた松岡外相は、自分が結んだ日独伊同盟を推し進め、この好条件のハルノートを叩き潰します。
A級戦犯と呼ばれる人たちにおいて、「彼らの敗戦や失政」の責任の追求云々をたまに聞きますが、「彼らのみの努力で回避が可能であるのに、しなかった」でないと彼らの責任を追及するのはおかしいと思います(責任とは自由に伴うものですし)。
例えば、ハル・ノートなんて無茶なものを突きつけたのはアメリカですし。
また、刑死したり、懲役刑を受けて罪(ここでの「罪」は便宜上の使用です)を償ったのにそれがなかったかのように彼らを責めるのはどうかしているとも思います。