①名詞+[で]
「果物[でさえ]食べる気がしないのだから、まして、肉料理など食べられない
②名詞+[に]
医者[にさえ]治せないのだから、まして、私に治せるはずがありません
③ 動詞+[の]
立ち上る[のさえ]痛いのだから、まして走ることなどできません
④ 動詞+[の で]
近所の店に行く[のでさえ]いやがるのだから、まして遠くのデパートなど行ってくれる訳が無い
何をお答えすればいいのか、はっきりしないのですが?
もう少し、明確にしていただけると回答を調べる/考えることができると思います。
↓ダミーです。
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?index=07153100&p=%A4%B5%A4%A8...
全て2であり、相違はありません。
因みに、2はでさえに言い換えられるので1と同じ。
4は、出をなくしても意味が通じるので3と同様。
というのが直ぐ分かると思います。
基本の文意は、「 A が … であるのだから B も … である」です。
さえ/でさえ および ましてや/まして はこの文意の強調の役割があります。
(で は さえを更に強調するものです)
したがって「さえ」や「まして」を略すことも可能ですし、さえ の代わりに すら を
適用することができる場合もあります。
動詞+の で使われている の は「(~する・~である)こと」という意味の動名詞や
形容動詞を構成し、この文中では名詞と同様に扱われてA,Bに位置している
に過ぎないと解釈することができます。
医者にでさえ の場合は、医者に直すことでさえできないのに が
医者にさえ直すことができないのに のように転置されています。
英語で書かれた日本語学習の解説のページです。
http://www.guidetojapanese.org/even.html
上のページはすっきりとまとめられているので、
参照するとかなり整理されるのではないかと思うのですが、
基本的に、「名詞+[でさえ]」=「名詞+[さえ]」です。
(この「で」は、何でしょうね。。。「強意」だと思いますが、
国語辞典で「さえ」を参照すると、接続助詞の「て」のようです。)
つまり、1は:
果物でさえ食べる気がしない = 果物さえ食べる気がしない
一方で、2は、元々の形(「さえ」のない形)を考えると、
医者にさえ治せない → 医者に治せない
この「に」は、「~によって」の意味をもつ助詞です。
また、この「に」は、この場合、省略することもできます。
医者にさえ治せない → 医者さえ治せない
こうやって「名詞+[さえ]」の形にして「で」を入れると、
医者にさえ治せない → 医者さえ治せない → 医者でさえ治せない
この、「医者でさえ」の形もよくあると思います。
また、「に」を省略せずに「でさえ」にしても、
あまり見かけない形かもしれませんが、ない形ではないですよね。
医者にさえ治せない → 医者にでさえ治せない
また、3と4の「動詞+[の]」は、「の」を「こと」と考えると、1に吸収されるのではないかと思います。
この「こと」は、動詞を名詞化する(用言を体言化する)ものです。
立ち上るのさえ痛い = 立ち上がることさえ痛い
近所の店に行くのでさえいやがる = 近所の店に行くことでさえいやがる
いずれも、「さえ」と「でさえ」を置き換えてもOKです。
立ち上がることでさえ痛い
近所の店に行くことさえいやがる
以上をまとめると、
「名詞(または名詞相当語句)+[さえ]」・・・3
「名詞(または名詞相当語句)+[でさえ]」・・・1、4
「名詞(または名詞相当語句)+元々あった助詞+[さえ]」・・・2
ということになるのではないかと思います。
回答者 | 回答 | 受取 | ベストアンサー | 回答時間 | |
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1 | lotus | 23回 | 20回 | 0回 | 2006-08-11 00:53:01 |
名詞+でさえ、名詞+にさえ。なぜこのように変化するのか。動詞+のさえ、動詞+のでさえ。なぜこのように変化しているのか。これが知りたいです!