乳酸菌の場合
胃酸で死滅しても効力はあるというのが最近の研究で判明しました。
下記に「胃酸で死んだ菌も腸内活性を促します。」との表記があります。
2番のところです。
http://www.namasupli.com/spl/b-3.html
酵素の場合
欠点としては
1. 酵素は熱に弱いため食品衛生法で定められた85℃の滅菌によって失活する。
2. 酵素は酸に弱いため胃酸(PH1.5~3)によって変性してしまう。
3. 酵素は分子が大きいため腸から吸収されにくい。また異種タンパクなので、仮に腸を通過して血中に出たとしても、免疫反応によって排除されてしまう等々があります。
個別に酵素製品を調べると、その欠点を克服したと書いてあります。
例 当社独自の酵素分解技術により、従来の酵素分解製品の欠点である旨味の不足や苦みの生成を防ぎ・・・
http://www.dmsugar.co.jp/dmpage/cyomiryou1/enzapu.htm
この欠点を克服し、独自の技術で液体ボディソープに酵素を配合すること ・・・
http://www.beauty-net.co.jp/5_bodysoap/index.html
何らかの特許製品かも知れません。
専門の方ではないので、この程度の知恵しか出ません・・・・・
仰るとおり、酵素はある特定の三次構造を維持して初めて機能が発揮できるため、一般にちょっとした環境の変化(温度やpHなど)に敏感ですぐ機能を失います。 そのため、「酵素だけ」を健康食品として摂取しても、ほとんどの酵素は胃の酸でやられてしまい、タンパク質を取っているのと同じことになります。それなら、日常生活で肉やたまごや豆腐を食べるほうがいいですよね。
ですが、酵素を取り入れた健康食品のなかには胚芽などを酵素で分解させた生成物をサプリメントとして販売しているものがあります。そのままでは体内で吸収されにくい物を、酵素であらかじめ分解し、分解生成物を栄養素としている(と文面から読み取れる)健康食品ですね。 微生物の力を借りて栄養素を吸収しやすいようにするのは「酵素配合」の健康食品だけが特別なのではありません。例えば、ビール酵母がそうですね。もっと言えば発酵食品全般(納豆、乳製品など)なんかもそうですよね。
麹菌による玄米胚芽の発酵
http://www.genmaikoso.jp/
ビール酵母によるアルコール発酵
http://www.asahi-fh.com/hc/yeast/beeryeast_01.html
酵素と名のついた健康食品を目にされたら、何を発酵させたのか何を分解させたのかに着目してみてください。酵素のみならただのアミノ酸がつながったものです。その手のサイトを見ても、ちゃんと何を分解しているのかを明記しているのと「酵素」を前面に押し出してあいまいにしているのとに分かれますね。
でも、あるんでしょうか?酵素のみの健康食品。あるとすれば胃で働く消化酵素ぐらいしか思いつきません、それに消化酵素配合の胃薬ってそんなに高いものでしたっけ?
...ということではないでしょうか。以上、健康食品のページをざっと回ってみた感想です。
お詳しく、有難うございます。そうすると、生食健康法なんかも、酵素利用面では期待できないということですね。なを、酵素売物の健康食品はたくさんあります。有名なのが、大高酵素。また、これは個人の素朴な疑問ですが、酵素を腸溶性カプセルなどで包めば、中性の腸に到達し、そこで働く?本当に働くのか?なんて、はてなが沸きでます。
酵素は、人間を含めたあらゆる生物が生きていくために必要な物質です。
例えば、人が呼吸をする,食べ物を消化して血や肉を作る,エネルギーを作るなどあらゆる体内での化学反応の触媒の働きをしています。
それぞれの反応に対応した酵素がありますので、非常に種類が多いです。しかし、特殊な病気でない限り、人は必要な酵素を体内ですべて合成しています。また、酵素は非常にわずかな量でも十分に効果を発揮します。
酵素は、ほとんどが蛋白質(アミノ酸が多数結合したもの)ですので、食べても胃や腸内で分解、吸収されます。
食品には酵素が含まれていますが、「生の食品」,「醗酵食品」とも含まれている量も微量です
胃が消化不良を起こしている時に飲む、胃腸薬に含まれている消化酵素を摂取するのは良いかもしれませんが、他のいわゆる栄養補助食品の酵素をわざわざ取る必要は無いと思われますhttp://q.hatena.ne.jp/1155616918
有難うございます。何人かお答え戴きましたが、酵素の機能を標榜する、栄養摂取法、健康食品とも、酵素の機能を期待する観点からは、余り意味がないという結論になるようです。ただ、本当に胃、腸で、健康によい方向に働くなら、それは意味なしではないとも思いますが。そのような製品があるでしょうか。
再び失礼します。
大高酵素のページに行って見ました。
大高酵素の製品も基本的には植物材料を微生物ないしは酵素を用いて発酵させて、分解生成物の栄養を取るという仕組みです。栄養素として効くのはあくまで分解したもの。酵素エキスというのはたぶん分解したものを溶液のまま、もしくは凍結乾燥して粉末にしたものかと思われます。
http://www.okgenki.cm/shop/kenkou/k_5.htm
また、酵素を腸溶性のカプセルに入れてというのは、腸で活躍できる(消化)酵素を閉じ込めているのでしょう。この場合も胃腸薬と同じノリですね消化吸収を助ける役割を狙っているんだけど、腸に届く前に胃の酸で失活してしまうのを防ぐためにカプセルに閉じ込めた、と。
あと、ビフィズス菌を閉じ込めたというのもありますね。腸内細菌をヨーグルト経由じゃなくて直接そのままを届けるという発想でしょう。
http://www.rakuten.co.jp/ryuseido/399943/399951/#458735
「発酵」といってしまうとインパクトに欠ける、でも酵素の働きによって初めて栄養素が吸収されやすい形になるから「酵素」という切り口で売り始めたのが老舗の大高酵素で、近頃のはそのフォロワーなのでしょう。大半はこのタイプかと。
ナットウキナーゼの件は、どういった実験条件なのか・何が効いて血栓が溶けたのかがわからないと、なんとも言いがたいですね。
本当に、酵素が吸収されて直接働いているのかどうか・・・
度々有難うございます。私は酵素の力を肯定するものです。人間の体は酵素反応でもっている。だから、本当に健康に寄与する酵素食品、健康食品であれば、否定するつもりはありません。老化とともに酵素反応は低下するでしょうから。でも、現時点では、科学的に証明されたものは、ないととの結論のようです(皆様のご見解)。先端科学に期待するとのことですかね。
http://www.ne.jp/asahi/ks/science/r_kenkou3.htm
酵素については医薬品でも同じことが言えます。あまり効果を発揮しているとは思えませんが、いまだに使われています。
しかしながら有効成分がターゲットに反応して作用するという
考え方ではなく、分解された物質でも腸内細菌との関係で効果を発揮するという考え方の方が無難だと思います。
乳酸菌であれば生きたまま腸に届いても、その菌が腸内で働くとは考えられません。乳酸菌が作り出す物質が腸内の善玉菌の数を増やすことによって、人間が本来持っている機能を高めてくれると考えられます。伝統的に体にいい食品は語り継がれてきているので、酵素が作り出す物質が、腸内環境にはいいものだという考え方でいった方がいいのでは
有難うございました。酵素分解物、菌代謝生産物にのみ期待するということですね。マスコミには、有名学者、医者、薬学者、栄養学者さんも含めて、余りにも酵素そのものの機能、効果を喧伝することもあるので、やや問題かなと思います。ただ、先端科学で証明された酵素食品が発明されるのを期待したいですね。酵素は厳然として存在し、機能を発揮しているわけですから。何か本物はないかなあーというとこです。
「本当に効く」、「健康に良い」、「本物」、「先端」科学など主観的な評価をすることはそもそも科学とは相容れないものではあります。よってお求めの回答を科学的に解明することはなかなか難しくあります。一方で、主観的な回答をお求め、ということであればいわゆる「怪しげな医学者」のウサンクサイ表現で押し切られるかもしれません。
医学的に言えば、酵素を食べて体に良い、可能性をもつのは消化酵素しか存在しません。消化管の中で効果を発揮するような酵素はおしなべて消化酵素であり、それらは全て同定され、全て医薬品に応用されております。よって、消化管に問題のない人が酵素を食しても意味はなく、消化管に問題のある人であれば現在の医薬品以上の効果をもたらすような消化酵素は存在し得ないと推察致します。(「消化管に問題のある」というのは「何となく胃がむかむかする」とかそういった主観的な症状ではなく、客観的な病名、例えば慢性膵炎など、がついている方のことです。)
ご参考になれば
有難うございます。ただ、人間を含む生物が、酵素反応による化学工場であることを想うとき、いろいろと問題山積ですが、代謝酵素の服用(食品化)ということは、夢でしょうか。
有難うございま。要するに、個々について、複雑なところがあり、真偽のところは、不透明というところですか。例えば、健康食品ではナットウキナーゼが血栓を溶かすなどと云われていますがーーーー。