年代・ジャンルは問いません。付加情報など交えつつ、ご紹介いただけますと幸いです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%97%87%E3%81%AE%E5%A5%A5
ジョゼフ・コンラッド著 「闇の奥」
映画「地獄の黙示録」はこの本を元に作られました。
海外ではいろいろなところでこの本の名前が挙がります。
T・Sエリオットの評論とか。
例えば今、私が読んでいる「夜中に起こった奇妙な事件」
(マーク・ハッドン著)にもサラッと出てきます。
日本ではあまり知られていないような気がする(私だけかも)のですが海外では読んでおくべき本となっています。
ブルガリア生まれで、スペイン系ユダヤ人の血をひき、イギリスに渡って、ドイツ語で文章を書いていたという、複雑な背景を持つ作家、思想家である、”エリアス・カネッティ”の唯一の長編小説”眩暈”は、知られざる名作の一つ。詳しくはこちらを参照ください。
"群衆と権力"という哲学的文化分析書でも有名であり、戯曲もいくつか発表している。ノーベル賞受賞作家。昨年(2005年)が生誕100年だった。
村上春樹の作品全般です。
http://www.amazon.co.jp/gp/search?search-alias=stripbooks&fi...
昔からヨーロッパ・アメリカで評価が高い日本人作家ですが、最近は中国などのアジア圏でも人気があります。将来的にノーベル文学賞を受賞する可能性もあり、知っておいて損はありません。そのうち作品が普通に教科書に載るような作家になるでしょうしね。
「ノルウェイの森」から読み始めて、「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」「羊たちの冒険」「海辺のカフカ」あたりはどうでしょうか。文庫になっている作品が多く、古本市場にもだいぶ出回っている作家ですので、安価に読める点もお薦めです。
トヨタ生産方式―脱規模の経営をめざして
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4478460019/250-9516770-35...
この本の初版は1979年ですが、今読んでも全く遜色ない名著です。
トヨタ生産方式といえば「ジャストインタイム」やニンベンの付いた「自働化」、「カンバン」、「7つのムダ」などが有名ですが、それらについてトヨタ生産方式の生みの親である大野耐一氏自身によって、その背景にある考えが非常に分かりやすく、かつ迫力のある言葉で述べられています。
製造・物流部門等の方だけでなく、企業活動に携わる全ての方にぜひ一読することをお勧めです。
幸田文:「季節のかたみ」
幸田露伴の娘さんで、最初から作家だった訳ではなく、お父様がお亡くなりになってから随筆を書き始められた方です。お父様との暮らしの中で彼女が取り込み、自分のものとしたのは「さすが」としか言いようのない、細やかで鋭い感性、言葉に対する畏れと真摯な態度だと思います。彼女の本を読んで初めて、本を読んで襟を正される、という経験をしました。「日本語ってきれいだな」としみじみ思える作家ですよ。ちなみに幸田文の娘さんも作家で、やはりしみじみときれいな文章を書かれます。
須賀敦子:「コルシア書店の仲間達」
幸田文と同じく、ずっと後になって文章を書き始めた方です(その前はイタリア文学の翻訳や紹介していました。言葉に携わる「生活」をしていた、という点でも似ています)。幸田文が美しく、優しいながらも一本ぴしりと筋の通った厳しさを持つ文章ならば、須賀敦子の文章の根底に流れるものは多分、「許し」です(そう書くとえらく陳腐に聞こえますが、それは私の筆力がないせい)。人生の半分を暮らした北イタリアでの生活をメインに、随筆と、私小説と、自伝の中間に位置する様な文章を多く書かれています。
塩野七生:「チェーザレ・ボルジア或は優雅なる冷酷」
問答無用の作家なので詳しい説明は割愛。歴史物なら彼女です。ちょっと、ほんのすこーーしだけ、凝り固まった所が後期の文章には感じられて、最近は敬遠しがちですが。
米原万里:「うそつきアーニャの真っ赤な真実」
お父様が共産党の研究員だった関係で、当時はソ連の衛星国であったチェコのソビエト学校で小学生時代を過ごした方です。本業はロシア語通訳ですが、我々が外から見るだけだった、当時の、ソビエトをピラミッドの頂点とする共産圏を「内側から見た経験」は説得力がありますよ〜。同じ様に「旧ソ連」にすむ人、を書いた本にNHKモスクワ特派員だった小林和男さんの「エルミタージュの緞帳」がありますが、私は米原万里さんの方が「人に近くて」好きです。
以前似た様な質問がありましたので、そちらも参考にどうぞ。http://q.hatena.ne.jp/1153404783
それからここのサイトに載っている本はほとんど全部(怖いの意外)読んでいますが、どれも安心してお勧め出来ます。
木下是雄『理科系の作文技術』は、読んでおいて損のない本のように思う(とくに八章まで)。自分が書いてきた文章の質について考えさせられる。
また、『文系』の人間であろうと、人力検索やブログを利用していれば、相手に自分の意をなるべく正確に伝えなければならない(伝えたい)時がある。そういう時にこの本は参考になるように思う。
例文が『文系』の人間にはつらい文章だが、読まなくても大きく困ることはないので、わからなければ飛ばしてよい。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4121006240/sr=1-1/qid=115...
経済小説だとやはり、
城山三郎(経済小説の魁。太平洋戦争を題材とした小説も有名)
例えば 落日燃ゆ (新潮文庫)(広田弘毅が主役)
雄気堂々 下 新潮文庫 し 7-4(渋沢栄一)
男子の本懐(浜口雄幸)
価格破壊 (角川文庫)(ダイエー創業時)
歴史小説だと
吉川英治(故人)
山岡荘八(故人)
司馬遼太郎(故人)
津本陽(一応現役のヒトも。ネットでは評判悪いですが、
第一人者です)
夢のまた夢 (1) (文春文庫)(本人はいやだった仕事にあげてい
るが。秀吉は嫌いらしい)
夢三部作ともいわれる作品です。『夢のまた夢』は『下天は夢 か』のあと、『乾坤の夢』は『夢のまた夢』のあとを描いてい る作品です・けれども『下天は夢か』が代表作でしょう
はてなを沢山利用してらっしゃるんですね。感心しました。自分も疑問に思ったら早速H24さんを見習って質問します。
太宰治の「斜陽」「人間失格」・三島由紀夫「告白」「金閣寺」
村上龍「コインロッカーベイビーズ」村上春樹「海辺のカフカ」
ドストエフスキー「罪と罰」「カラマーゾフの兄弟」・トルストイ「戦争と平和」「アンナカレーニナ」・ヘミングウエイ「老人と海」
取り敢えず上記の本だったら、BOOKOFFで売ってると思います。既に読んでいるものもあるかも知れませんが、基本はこの本だろう!と自分勝手に決めました。
敢えて付加情報は教えません。読書しながら知る楽しみを自分が奪うのは可哀相だから。
トルストイは長編小説ですが、綺麗な状況描写が自分は好きです。
読むのに多少時間がかかりますが、楽しんで読んでもらえたら自分としても嬉しいです。
お役に立てることが出来たら嬉しいです。
自分もH24さんに面白かった本などをお聞きする時が来るかもしれません。その時は宜しくお願いしますね。
スティーブン・R. コヴィー
「7つの習慣」という本の作者です。この本自体はビジネス書なのですが、ビジネスを志さない人が読んでも、すばらしい名著です。時の大統領などもコメントを寄せるほどのベストセラーになりました。
その後もさまざまな書籍を発行し、勢力的な活動をしています。彼の作った手帳も優れていて、有名百貨店に行けばすぐに見つかると思います。
こんにちは。私の愛読書です。読んでみてください。
「忘れられた日本人」 宮本常一
>>昭和14年以来、日本全国をくまなく歩き、各地の民間伝承を克明に調査した著者(1907‐81)が、文化を築き支えてきた伝承者=老人達がどのような環境に生きてきたかを、古老たち自身の語るライフヒストリーをまじえて生き生きと描く。辺境の地で黙々と生きる日本人の存在を歴史の舞台にうかびあがらせた宮本民俗学の代表作。
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「負け組」「下層社会」が流行語になっていますが、そもそも日本の一般庶民(常民)とは、元々そのようなものではなかったかと私は思います。地面に根を張り、倦まず弛まず生きてきた吾ら日本人。
1960年未来社刊で現在岩波文庫に収められています。私の手元のは97年の34刷ですが、現在も刷り続けられている名著で、アマゾンのランキングでも古い本にも関わらず常に上位に。それだけ多くの人が読み続けているのでしょう。
作者宮本常一を紹介する好著です。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4783704465/249-1639148-38...
谷川俊太郎さんの詩集『世間知ラズ』です。
もうこれは僕がどうこう説明するよりも読んで頂く方が納得できるとおもいます。
これを読んだ後、自分の中の何かが変わるはずです。是非読んで見てください!!
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