世相や経済状況が関連してますか?
雑誌記事や新聞記事で取り上げられてるなどの裏づけも知りたいです。
http://admn.net/groove/fg2/special_01/page_03.html
この時代は、第一次クリエーターブームでした。1984年の3月号を見てみます。今では超大御所となったドラゴンクエストの堀井雄二さんの自作ゲーム(サスペンスアドベンチャー)「ポートピア殺人事件」が小さく紹介されています。チュンソフトの中村光一さんも「スタークリエーター登場」のコーナーで紹介されています。まだ19歳の頃ですね。このとき自作ゲーム「ドアドア」の収入がン千万なんて書いてあります。ひと月に30万くらい飲んだ、ってありますが‥。とにかく、ここに紹介されている皆さんは、ほとんど業界の大御所になってます。
クリエーターが作品を制作して、プロダクションが買い取り、発売、印税を受け取るという”作家”システムが定着していた感じですね。ハイレベルな闘いが繰り広げられていた背景には、これらの雑誌が大きく影響しています。毎回、ゲームソフトの仕様書が掲載されているのですが、プランニングからきっちり書かれていて、ほんとに参考になります。シナリオの書き方には、連想ネット法とか、因果関係、心理効果の配慮など、かなり専門的な内容になっています。クリエーターが企画からグラフィック、プログラミングまで1人でやっていた時代ですから、必要な連載だったのでしょう。(下図:幅広い分野、プロセスごとにノウハウが満載)
やっぱそうですよね。
でも、それを経済誌などで、検証してる記事が無いかなと。
質問者様が前提にしているカテゴライズが、すでにクリエイターが増える構造になっているのではないでしょうか。
第一に、「いろんな分野」とはどんな分野なのか。伝統芸能の職人もクリエイターと呼ぶならば、減っている分野もあるでしょう。ゲームというかコンピュータ自体が、つい半世紀ほど前にはなかった新興ジャンルですが、ゲームクリエイターがゼロ人より減ることはありえません。もっと最近に限っても、ケータイのコンテンツクリエイターは最近までいなかったわけです。しかし出版業界は不況なので、著述業が減ってクリエイターが増えたかもしれない。
第二に、「クリエイターが増えて」いるのではなく、メディアでクリエイターが「露出する機会が増えている」のではないかとも考えられます。やはり昔はTVもネットもありませんでした。音楽業界と豆腐業界は同じくらいの産業規模だという話がありますが、豆腐を誰が作っているのか、豆腐屋が増えているのか減っているのかはそもそも注目されません。
第三に、既存の業種をクリエイターやエンジニアなど名前を置き換えているので増えているという可能性があります。特にIT業界ではカタカナ名が人気です。前述の豆腐業界が、豆腐屋を「フードクリエイター」と呼び始めれば、産業規模が音楽業界に匹敵するような新ジャンルのクリエイター集団が出現するというわけです。
なるほど。
そのとおりですね。
ただ、この現象(?)が、雑誌などで取り上げられることが無いのかなと思ったのです。
幅広い分野でのクリエイターという意味で、知りたいです。