同業者です。勤務医です。医師会には入会しておりません。
メリットは医師会の開催する講習会を受講しやすいということでしょうか。また、開業に当たっては医師会の加入がなければ十分な情報が得られず、苦労がつきまとうでしょう。
デメリットとして、産業医などは郡市医師会に加入していなければ事実上活動はできません。また、認定の時点でも入会を強く勧められ、断ると認定手続きをしない様な素振りを見せます。また、認定健康スポーツ医の取得も医師会に加入していなければ困難です。
http://honda.or.jp/isikai.html
デメリットの最たる例です。日本歯科医師会などでは、いつの間にか政治団体としての歯科医師連盟に加入させられていたなどというケースもあります。
個人的には、職能団体というよりも圧力団体・政治団体としての側面が強く、今後も入会するつもりはありません。
医師会という所は良くも悪くも開業医が中心の団体で、入会している勤務医の多くは、勤務先の方針などによって消極的に入会しているに過ぎないと言われています。
医師会に入会すれば、団体保険や医賠責保険、各種の情報提供などの特典が与えられますが、これらの多くは、勤務医にとってそう魅力のある物ではないでしょう。
また、医師会に入会するメリットのひとつに、役員となって政治力を発揮するというのがありますが、日医全体の会員数で見るとその約半数が勤務医で占められているにも関わらず、代議員数での勤務医の占める割合は約6%。勤務医には、政治力発揮の場としての魅力も薄いものになっているのが実情です。
しかし、大切なことは、
http://www.mfukuda.com/isikai/kinmuitoisikai.htm
医師には国の医療を,住民の健康を守る使命がある.医師個人個人は無力であるが,地域住民の健康を守る為に,患者に良い医療を提供するために,自らの生活を守るために、実地医家としての希望を実現するために、互いに結束して諸問題の実現解決に向けて活動していかなければならない.その為に医師会が存在すると考える。これは勤務医・診療所医の別を問わず,医師であれば誰にとっても共通の認識であるはずだ、と考えたい.
医師会に加入するメリットは,何が得られるのか,ではなく,医師会を利用して何をするか,によって決まるものだと私は思う.
ということだと思うんですよね。
個人として考える限り、勤務医が医師会に入会して得られるメリットはほとんどないでしょう。
しかし勤務医として、勤務医が共通して抱える問題の解決や地域医療向上のために「医師会を積極的に利用していく」という目的意識があるのなら、これは入会すべきだ、ということになってきます。
http://www.iwate.med.or.jp/kinmui/index.htm
県によってはそれなりに「勤務医部会」活動が活発な所もあるようです。自分の地域にもそういう芽を、という積極的な意志をもって入会してみるのも、悪くはない選択だと思います。
入会によるデメリットは、会費の負担と、医師会活動に関われば、それに割かれる時間ですね。
回答者 | 回答 | 受取 | ベストアンサー | 回答時間 | |
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90回 | 76回 | 3回 | 2006-09-03 14:27:09 |
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