私は、北朝鮮はすでに核爆弾をもっていると認識しているのですが、先日、北朝鮮が地下核実験をした(核開発)のではないか、というニュースが報じられています。ここで質問です。
Q1:すでに核爆弾を持っているのに、なぜ核開発をする必要があるのでしょうか?
Q2:実際、北朝鮮は核ミサイルをもっているのか?
8月25日の件なら、地下の発破作業ということになっています。実際、TNT火薬1~3トンというのならまぁ核爆発の可能性は薄いでしょう。
1.実験の必要性
2つあります。
①核爆弾の起爆装置となる「高性能火薬」の実験です。よく弾頭の小型化のためと書かれていますが、高性能火薬の使用目的の一つでしかありません。北鮮の核実験報道:軍事情報
②他国に持っていることを知らしめる。核爆弾を持っていますと発言するのは馬鹿でもできます。まぁ馬鹿だからそんな発表をするのでしょうが。しかし、核実験を行うことは確実に持っている証明です。
2.北朝鮮は核ミサイルを持っているか
持っていないと考えています。2つに分けます。
まず、核弾頭を持っているかとの議論については、核兵器を持っていると公表した時点で写真くらいは公表したはずです。その方が真実味がありますから。それさえしなかったのは確実に、少なくともミサイルで運べるような代物ではないことの証明です。
テポドンⅡは確かにアラスカあたりまで飛ばすことは可能ですが、核兵器を積んでアラスカまで飛ばせるかとなると疑問が持たれます。ベイロードという言い方がありますが、重い核兵器を積んだらアラスカまで届かないということです。
戦車の部品として日本の駅前に放置された自転車を分解してベアリングを流用しなければならない国にそこまでの技術はありません。
マジで今更ですね。しかも北朝鮮みたいな弱小国…
A1.それはアメリカ、旧ソ連、フランス辺りに聞くのが早いでしょう。(現在でもアメリカは未臨界核実験・それまで蓄積したデータ上でのシュミレートによる核実験を行っています。)
A2.不明ですが、核実験をしたのなら地震波・微量放射線で観測可能です。
大量破壊兵器がどうのこうのと言っている当のアメリカが劣化ウラン弾という核弾頭を平気で投入しています。
すいません。答えになっていません。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20060826AT2M2600L26082006.html
恐らく8月25日のことだと思われますが、
地震の大きさから考えても、
核実験ではないという意見が多いようです。
さて、質問に関してです。
http://www.gensuikin.org/nw/n_korea.htm
http://www.gensuikin.org/nw/nk_sekai.htm
こちらのサイトはかなり詳細に書かれています。
何事もそうですが、実行に移す前には実験が必要です。
実験をして、性能を確認すると共に、
改良しなければならない点が見つかるかもしれません。
もちろん理論値はあるでしょうが、
その通り行くとは限りませんので。
また、下URLの中段~下段あたりに、
北朝鮮の核ミサイルの所持について書かれています。
前回日本海に発射されたスカッドミサイルやテポドン2などから考えても
北朝鮮が核ミサイルを持っている可能性は高いと思います。
それにしても地下核実験の動画を見ましたが、
核の開発なんてやめて欲しいものですね。
つまり質問の答えとしては、
「核兵器をもっているが、改良する必要があるから、開発をしている」ということなのですね。
http://www.gensuikin.org/news/north_u.htm
1.爆弾の目的は、敵国の破壊ですね。とすれば、時刻が開発した爆弾がどの程度の破壊力かを確認し、1発で敵国が壊滅状態になるような爆弾を開発したいというのが、開発の目的でしょう。
2.当然保有国ですね。
分かりやすい説明をありがとうございました。
答えは「2」と一緒ということですね。
Q1:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%B8%E5%85%B5%E5%99%A8
アメリカも核開発当時、3つの核爆弾を完成していました。ひとつが広島に投下されたリトルボーイ、そして長崎に投下されたファットマン、そして核実験をしたガシェットです。
リトルボーイはガンバレル方式を用いたウランの原爆でした。それに対して、残りの二つはインプロージョン方式を用いたプルトニウムの原爆でした。なぜインプロージョン方式のほうは核実験を行ったのか。その理由としては、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8E%9F%E5%AD%90%E7%88%86%E5%BC%B...
プルトニウムは自発核分裂の確率が高いため、自発核分裂によって爆発が不完全に終わるのを防ぐためにこの方式が考案された。爆薬の衝撃波を集中させる仕組みを特に爆縮レンズと呼ぶ。しかしこの方式は衝撃波の調整や爆縮レンズの設計が非常に難しく、数学者ジョン・フォン・ノイマンの10ヶ月にも及ぶ衝撃計算がなければ実現し得なかったと言われている
というようなことです。
そしていまではプルトニウムを用いたインプロージョン方式が主流になっているようです。その理由としては
・核分裂反応の効率が良い
・小型化が可能である
プルトニウムはウランより兵器化に必要な量が少ないため、兵器の小型化に適すると言われている。
http://jda-clearing.jda.go.jp/hakusho_data/2003/2003/html/1513c1...
インプロージョン方式のほうが小型化・軽量化ができる。ガンバレル方式は困難。
ということです
以上のことから、北朝鮮はプルトニウム型の原爆をすでに持っており、性能を高めるために、地下実験を行っている、という解釈ができるのではないでしょうか。
Q2: 分析を行ったうえで、発表したと思うので、持っている可能性は高いと思います。ただ、北朝鮮は軍事大国を目指していることと、核兵器が今現在最も威力のある兵器ということから考えると、北朝鮮の発表はあまり当てにできない部分もあると思います。
非常に丁寧で、分かりやすい説明をありがとうございました。
すいません。
根拠のある回答をいただければと存じます。
Q1:戦争になったらいくらあっても足りないと思うのでは・・・
Q2:もっている・・・と思うと、怖いが、もっていないような気もする・・・
おそらく、そんな能力はない、もっていないと見せかけて、実はもっているのでは、と思います。
満足に食事もとれない、海外に頼らなければ生活できないような国が
核なんて持てるとは思えません。
発射したのも、ただの見せしめで目的地まで届かなかったのも
計算という声もありますが、技術不足なだけ。。
けれど、発射された6発?が同じような地域に落ちたというのも、
気になるのは事実・・・
書かれているように、よくわからないというのが、一般的な見方でしょうか。
こんなに近い国なのに、わからないってのが、いやな感じですね。
8月25日の件なら、地下の発破作業ということになっています。実際、TNT火薬1~3トンというのならまぁ核爆発の可能性は薄いでしょう。
1.実験の必要性
2つあります。
①核爆弾の起爆装置となる「高性能火薬」の実験です。よく弾頭の小型化のためと書かれていますが、高性能火薬の使用目的の一つでしかありません。北鮮の核実験報道:軍事情報
②他国に持っていることを知らしめる。核爆弾を持っていますと発言するのは馬鹿でもできます。まぁ馬鹿だからそんな発表をするのでしょうが。しかし、核実験を行うことは確実に持っている証明です。
2.北朝鮮は核ミサイルを持っているか
持っていないと考えています。2つに分けます。
まず、核弾頭を持っているかとの議論については、核兵器を持っていると公表した時点で写真くらいは公表したはずです。その方が真実味がありますから。それさえしなかったのは確実に、少なくともミサイルで運べるような代物ではないことの証明です。
テポドンⅡは確かにアラスカあたりまで飛ばすことは可能ですが、核兵器を積んでアラスカまで飛ばせるかとなると疑問が持たれます。ベイロードという言い方がありますが、重い核兵器を積んだらアラスカまで届かないということです。
戦車の部品として日本の駅前に放置された自転車を分解してベアリングを流用しなければならない国にそこまでの技術はありません。
理解しやすい回答ありがとうございます。
つまり、
「核弾頭をもっていること」=「核ミサイルをもっている」ではない。
装着できる技術をもっているか、が重要。
でもって、それはない、という結論でよろしいでしょうか。
アジアの真実:北朝鮮・核、ミサイル問題 - livedoor Blog(ブログ)
#A7で回答した者です。私宛コメントに回答致します。
前回の回答の主旨は、
前提条件:北朝鮮は自国で戦車のベアリングすらまともに作れない程工業技術水準の低い国である。
(一説によると、日本の駅前放置自転車を輸入し、そのベアリングを使っていると言われています)
①北朝鮮は核保有宣言をした。しかし、その内容は持っていると言っているだけで、威力を数字で示していない、写真が公表されないなど具体的な内容は乏しい。
②仮に持っているとしても、現有ミサイルなど運搬手段との組み合わせで有効な核抑止力とは思えない。
先日試射したテポドンⅡの場合、日本国内に核攻撃ができたとしても、(重量の重い)核弾頭を搭載すればアメリカ本土に到達するのは難しいと考えられる。
以上のことから、少なくとも「使える」核兵器を有していない。ここで使えると書いたのは北朝鮮が核爆弾を運ぶ手段がないので結局集団無理心中にしか使えないという意味です。
さらに丁寧な解説をありがとうございました。
核爆弾をすでに持っているかは不明ですが、仮に持っているのに核開発を行うのは単純に爆弾の小型化(輸送と運用を楽にするため)と信頼性の向上(いざという時に爆発しなかったり、誤作動を起こしたりしないように)ですね。
短距離・中距離の核ミサイルはすでに持っています。冷戦時代にソ連が同盟各国にスカッドミサイルをばら撒いてましたから、実際、最近テポドンが発射されたとき時にスカッドミサイルも発射されたようですし。
理解しやすい回答ありがとうございます。
つまり、
「核弾頭をもっていること」=「核ミサイルをもっている」ではない。
装着できる技術をもっているか、が重要。
でもって、それはない、という結論でよろしいでしょうか。